ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムの家電の値段から思うこと

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初めて一人暮らしをしたのはベトナムなので、それまで一人暮らしの生活費なんて意識することはなかったのですが、ベトナムに渡ってからはそういった生活費についてよく考えるようになりました。とは言っても独身の時は家賃、光熱費は会社負担でしたので、意識するのはせいぜい食費と消耗品費ぐらいだったんですが。。。

 

で、3年前に結婚して自分のマンションも持つとなると全ての生活費を自分の給与で賄う必要が出てきました。新居を構えるにあたって家具、家電も一からそろえる必要があるので、家電量販店に足を運ぶという具合になります。もともと日本にいたときから家電量販店に行くことはよくありましたので、大よその値段は把握していたものですが、ベトナムの家電量販店に行って感じたのは、

 

「こんなに安かったっけ?」

 

ということ。ベトナムの地場メーカーが作っている製品というわけではなく、ソニーやパナソニックなど日系のメーカーでも半額ぐらいの値段です。今は日本製と言えど製造拠点は中国、東南アジアを含む海外がほとんどなので、品質についても特別差があるわけではなさそうです。

 

同じ製品でこの差は消費者の手に渡るまでの人件費がいかに上乗せされているかがよく分かる例かと思います。当時日本で買うのと同じぐらいの感覚で家電の見積もりを立てていましたので、予算がかなり浮いたのは嬉しい誤算でした。

 

考えてみればベトナムはパソコンの修理にしても、専門の会社のようなものがあり、パソコンそのものを持っていけばその場でチェックして修理してくれます。故障の内容にもよりますが早ければ数時間で直してくれますし、料金も5000円以下で直してくれるケースがほとんどです。これはメーカに属している会社というわけではなく、パソコンの個人技術者が集まって成り立っているような会社でして、ほとんどの故障に対して何かしらの解決策を提案してくれます。

 

一方日本だと、家電量販店なりに相談したところで保証期間が過ぎている場合は買い替えを考えるぐらいの金額を提示されることがほとんどではないでしょうか。以前祖母から、

 

「昔は電化製品が壊れても修理してもらって使い続けたものだけどね。」

 

と言われたことがありましたが、ベトナムでは今もそんな感じです。

 

 

対岸のコロナ

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日本のコロナ感染者が増えると「あーあー」という気持ちになるベトナムの日本人は多いです。今現在もベトナムから日本へ一時帰国ができずに予定を見合わせている人は大勢おりますが、とりあえず直近のお盆休みで帰国を考えていた人達は結構前から諦めモードに入ってます。

 

かく言う私は当初6月に一時帰国予定でしたが、この状況下で秋へ延期。しかしいよいよ秋も無理かなという気持ちになっています。日本で処理しないといけない公私にわたる用事が結構あるんですが、いつできるのやら。。。

 

現在日越ではビジネスの入国目的で定期便を飛ばしていますが、ベトナムに入ってから2週間ホテルで隔離されます。でもって隔離代は自費。飛行機もチャーター便なので普通運賃扱い。というわけでベトナムに入国すると40万円ぐらいの費用がかかるんだそうな。よほど資金のある企業、または入国しなければそれ以上の損害が出るとか、収益を逃すことになるとかじゃない限り会社経費で出さないでしょうね。実際本当は行きたいけど、そういった理由で入国を見合わせているビジネス関係者は今も日本にたくさんいます。

 

ベトナムでは海外からの観光客入国受け入れを始めるにあたって、まずは直近1か月で感染者の出ていない国を対象にリストアップを開始しているようです。これに照らし合わせると日本は今年中は無理なのかなーと。というかワクチンとかが開発されるまでずっとこのままなんじゃ?とも思っています。(実際次の旧正月も帰れないかもと半分冗談で思ってましたが、何か現実味を帯びてきた)

 

日本もコロナが発生した時点でベトナムみたいに徹底的に封鎖、隔離とかをやってたら今頃終息していたのでしょうか?何か外から見ていると緊急事態宣言ってあんま意味なかったような。。。感染者に罪はないですが、

 

「おい、頼むぜニッポン!!」

 

と思っているベトナムの日本人は多いはず。

 

ベトナム人が考えるハーフの子ども

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日本ではハーフ(ダブルとも)の子どもが可愛いと言われるのは、大体配偶者が白人を想定しているように思います。ハーフだからといって誰でも容姿が良いわけじゃないと反論している書籍が出ていましたが、白人とのハーフに関するルックス神話は未だに根強い気がします。

一方アジア人同士のハーフについては特にそういうことを言われる気配がありません。というか本人が黙っていればハーフと気付かれないような見た目になることも多いので、あまり意識される機会も少ないといったところかと思います。

 

さてさて、このハーフの子ども、ベトナムではどういった評判なのでしょうか?

 

結論から言いますとベトナムでも同じような評判です。やはり白人との子どもは可愛いという評価で、ハーフの子どもを持ちたいと考える人(特に女性)は一定数います。しかし日本のそれと少し違うのはアジア人とのハーフでも比較的肌の色が白い国(日本、韓国など)は、同じく可愛いと言われやすいようです。

 

娘は私に似ているので、日本にいれば誰もハーフとは分かりません。しかしベトナムでも何も言わなければ大して違和感はありません。ベトナム人のルックスがそこまで日本人とかけ離れているわけではないという事情もあります。しかし人によっては「なんかベトナム人って感じでもないな?」と感じる人もいるようで、ハーフだと知ると、「やっぱりそうか!」といったやり取りも時々あります。

 

たまたまかもしれませんが、日越夫婦の子どもを見ていると日本人寄りの顔の子どもが多いような気がします。「日本人のほうが優先遺伝なのかな?」と個人的に思ったりしていますが、実際のところはよく分かりません。

 

お金を借りるベトナム人の心理とは

ベトナム人と深くかかわるとお金の貸し借りについて、ある程度は向き合う必要があるのかなと思い、記事にします。自分自身が実際にお金の貸し借りをするかはともかく、そういったベトナム人の感覚を理解しておく必要はありそうです。とりあえずここで言う「貸し借り」ですが、日常的な出費での少額ではない前提で話していこうと思います。また「貸し借り」と言ってますが、「あげる、もらう」に近い感覚ということも付け加えておきます。

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・どんなベトナム人がお金を借りる傾向があるか

お金に困っている人。と言えばそこまでですが、地方や田舎に住んでいる(または出身)人ほど気軽に借りる人が多い気がします。そこには昔から根付いた風習や習慣も関わってきますが、田舎では固定給で生活をしている人が少ないので、金銭管理の計算が立ちにくいという事情もあるのかもしれません。

 

・誰にお金を無心するか

身内に限らず友人にもそこそこの金を借りる人もいます。ベトナム人の友人は別の友人から結婚式の費用の一部を借りられていました。金額は10万円ほどですが、ベトナム人にとっては平均的な給料2~3か月分ぐらいの額です。それを気前よく出しているその友人もある意味凄い。月収5万円ぐらいの奴なんですがね。。。

 

・お金を借りる感覚とは?

日本であれば金を借りること自体に良くない印象がありますが、ベトナムではそうでもない人も多いです。貸す方も借りる方もかなり曖昧で、「いつまでに耳を揃えて・・・」なんて感覚はありません。返済計画もなければ返すあてが無くても平気で借りようとする人も多いでしょう。借用書なんてものももちろん作りませんし、どちらかというと返済は期待しない代わりに、自分が困ったときは快く貸してねみたいな意識で回ってたりします。まあ「貸す側と借りる側」が均等にローテンションすることはまず無いんですけどね。

 

普通は日本人がベトナム人にお金を借りるということはないので、一方的に無心をされる可能性が高いです。それについて不快な思いをする日本人も多いかと思います。ただし前回の記事でも書きましたが、嫌な場合は絶対貸さないスタンスを貫くことが重要で、「こいつに言っても無駄だな」と理解させるにつきます。そこで「ケチな奴だ」とか「冷たい奴だ」と思われても気にする必要はありませんし、その感覚は日本人には受け入れられないと外国人アピールすればいいかと思います。それで離れていくようならそれまでの関係と割り切るぐらいで丁度いいでしょう。

 

私はこれまで運がいいのか身内や友人から無心を受けたことはありません。

ただ新婚の頃に私も知っている嫁の友人が嫁にお金を借りにきたことがありました。嫁の小遣いの範囲内なので何も言いませんでしたが、それこそ家計に影響を与えるぐらいの金額を要求してきてたら、、、やっぱり叱り飛ばすでしょうねえ。

 

 

ベトナム人が言う「家族が病気」とは?

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日本人にお金を無心するときに「家族が病気で・・・」という話はよく聞きます。ネット上でもその手の話を目にしますし、私の知り合いからもそういった類の話を何回か聞いたことがあります。今日はその部分について話します。

 

身内の事情を理由にお金を無心するのは、恋人とか夫婦といった関係になってからが多いと思いますが、最近聞く話では日本人の男性だけでなく日本人の女性もこういった目に遭うようです。カラオケなどの女に言われてお金をあげる。。。なんていうのは論外ですが、自分の恋人や配偶者に言われると中々ドライな対応は難しいものです。しかし敢えて私の感覚から言わせると、

 

「そんなに都合よく病気になるか?」

 

ということ。この手の話を聞いたときに、その日本人にもう少し突っ込んで聞いてみます。例えば、「具体的な金額は?どんな病気なのか?どういったところに入院するのか?現在の病状は?その家族は何親等ぐらいなの?」などなど。しかしきっちりした答えが返ってくるケースは少ないです。人によっては病気になっている人も実際のところ会ったことがなく、よく知らない人ということもあります。そこで私は思います。

 

「あーこんなんやからお金を渡してしまうのか。。。」

 

始めに断っておきますが、ベトナムで身内が病気や災難に見舞われたときに日本人に無心することは当然ではありません。これについてはお金の有無に関係がなく、相手の考え方やこれまでの付き合い方に依存します。自分の懐に余裕があって、本当に助けたいという思いからお金をあげるのであればそれもいいでしょう。しかしそういった無心が続いて不本意であるというのであれば、これまでの自分の振る舞いや現在の関係性について冷静に考えるべきだと思います。

 

その援助は本当にその人を助けたいという思いからなのか、断ったら今のパートナーとの関係が悪化するのが恐いからなのか。外国人と付き合う際にはお互いの金銭感覚を一致させることはテッパンです。

 

 

春麗のステージを見てベトナムを考える

私が小学生の頃は格闘ゲーム(所謂格ゲー)の最盛期で、ゲーセンや家などでこの手のゲームをやりまくってました。ブームのきっかけとなった「ストリートファイターⅡ」。世界各国からのキャラクターが使え、当時はそのステージを見ながら国の場所や雰囲気を学んだものです。

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その中に中国の春麗という女性キャラがいますが、上の写真のように彼女のステージを見ながら

「中国ってこんなんなのか~」

と幼心ながら感じてました。店先で鶏を絞めているところが何かそれっぽさを感じていたと記憶していますが、90年代初頭ぐらいの話です。

 

で、それから30年ほど経過しましたが、改めてこのステージを見て感じるのは

 

「今のベトナムと大して変わらんな」

 

ということ。ハノイのような都市部でもちょっと小さい通りに入ればこんな光景が広がっています。写真の右から順番に

・散髪屋(店)の前の水道で何かを洗っている人

・自転車に商品を乗っけてる物売り

・通りに面した食肉加工屋(鶏)

・雑貨店から通りを見ている家族

などなど。

 

ベトナムも車が増えたり、みんながスマホを持っていたりとどんどん現代化が進んでいますが、この新旧の共存度合いがある意味すごいと感じます。このゲームに熱中していた当時の私に、まさかこの光景の世界に住むなんて思いもしていないだろうと言いたい。

 

 

いい加減なサービスに怒るベトナム人嫁

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ほしいものがあったので通販で注文しました。店の人が言うには次の日の午前中に届けるとのこと。その日の午前中は予定がありましたが、その予定を午後にずらして自宅で商品が届くまで待機します。しかし待てど暮らせど商品は届きません。しびれを切らした嫁が店に電話をすると、

 

「今日の午前中は配達数が多くて忘れてました。午後に持っていってもいいですか?」

 

とのこと。忘れた言い訳が「配達数が多かったから」という稚拙さはここでは触れないでおきましょう。嫁は怒って注文をキャンセル。

 

「キャンセルしたから他の店で買って!!」

 

と私に言います。私はキャンセルまでしなくてもと思いましたが、予定をずらしてまで待ったにも関わらず忘れられた嫁の怒りも理解できなくはないです。しかし数年のベトナム生活を通じて身につけた私の考え方ではもはや怒りを感じません。

 

・始めから次の日の午前中に持ってくるとは思っていない

基本的にベトナムのサービスはあてにしていませんので、次の日、または2日後ぐらいまでに届けばそれでいいという感覚でいます。なので午前中に持ってこなかったとしても私の中では普通ですし、午前中に持ってくるつもりで段取りを組んでません。実際自分が注文した商品が要りようになるのは1週間後です。仮にちゃんと午前中に持ってきたら、「君は何て優秀なんだ!」ぐらいのノリです。

 

似たような感覚でベトナムのサービスを受け入れると腹を立てることもなくなり、かなり気分が楽になっています。考え方を変えればいいと言えばいいでしょうか、例えば、

 

・レストランで呼んでも店員が来ない→店員は暇なときだけ来るもの

・メニューがよく売り切れ→そもそも売り切れが普通、あればラッキー

・会計の水増し請求→こちらから指摘するばきちんと訂正してくれる誠実なスタッフ

などなど。

 

つまりハナから期待しないほうが期待を上回ったサービスで満足できる可能性が高くなるわけです。とはいえ私の嫁しかりベトナム人もベトナムのサービスにはよく怒っているわけでして、最近では「お前たちもっと達観しろよ」と悟りの境地に入りつつあります(笑)

 

 

ニンニク臭いベトナム人に遭ったときの話

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ベトナム人と近くで接したときにニンニク臭いことがあります。ベトナム料理にはよくニンニクが使われますし、日本人ほど相手に感じさせるニンニク臭さを気にしないのが原因です。

 

以前美容院に行ったとき、髪の毛を洗ってくれた女性スタッフがニンニク臭かったんです。「お湯加減いかがですか~?」とか「洗い足りないところありますか~?」とか聞かれるたびに、

 

「臭っ!!!(+o+)」

 

となりました。最後に「気持ち悪いところありませんか~?」と聞かれたときには、

 

「あんたの口臭だ!( `ー´)ノ」

 

と言いそうになるぐらいでした。その子も悪気はないですし、ベトナム的にはそんなにNGではないですが、日系の美容室なので注意してほしいものです。日本人のスタイリストにそのことを言おうかと思いましたが、たまたまかもしれませんし、スタイリストも気づいて注意してるかもしれないので今回はスルー。また同じことがあったら絶対言うからね。

 

ハノイで青空を見る葛藤

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ベトナムって南国かと言われると、北部は南国ではありません。特に比較的過ごしやすいとされる気温の時期はどんより曇っている日が多く、青空を拝める日はめったにないです。海の色は空の色も関係してくるので北部の海は汚く見えます(てか実際汚い)。

 

で、今は北部も真夏なので青空を見ることができます。北部に住んでいると何というか青空に対して無性に価値を感じるというか、気分も明るくなりますし、ずっと見ていたい気にも、、、、、、、、、、なりません。はっきり言って暑すぎます!

 

ハノイでは今が一年の中で一番暑い時期ではあるのですが、今年はその暑さが非常に厳しいとのこと(毎年そう言ってるような?)。連日40℃に迫る気温とアスファルト上では体感気温50℃といった灼熱です。ボケーっと青空鑑賞してたらマジで倒れます。

 

北部の場合、「空がきれい=酷暑」という公式がある程度成り立つわけで、日光浴などは身体に悪いことという認識です。こんな環境にいてるからこそ日本の青空で日差しを浴びるありがたみを感じますし、行楽シーズンの外出がなんと貴重な時間だったかと思われます。

 

以前の話でテレビの天気予報を見ると暑さが和らぎ翌日は33℃になると言っていました。嫁も「ようやく涼しくなるわ」と言ってましたが、33℃で何が涼しいのかと思う私。しかし悲しいかな、日中の気温が昨日より7℃も下がればそりゃ涼しいと感じてしまうんです(T_T)

 

ベトナムで感じた日本の胡散臭い政治家

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河井前法相が逮捕されて、スタッフに対するパワハラ発言など色々取り上げられているようです。ベトナムにいるので日本の政治家事情にはちょっと疎くなっているのですが、今日は私が数年前にベトナムで接した日本の政治畑の人について感じたことを書きます。

 

私の知り合いがその政治畑の人と懇意にあったことで、一緒に食事をする機会があったんですが、かなり高齢の人です。一応元首相の脇役を務めたこともあったようで、自称裏方として日本を支えてきたんだそうな。

 

ネットとかでその人のことを調べると名前もちょいちょい上がってきているので、経歴に嘘偽りはないんですが私が会った印象としては、

 

どうにも胡散臭い

 

部下への態度や私に対する発言など、いかにも政治畑で育ってきたんだろうな思わせる要素がてんこ盛りでした。以下にその一部を載せます。

 

・ベトナムに会社を数万社作る

この時点で既に意味不明なんですが、要は日越交流の象徴として自分主導で会社を作っていくとのこと。でもってその経営の役割を日本に多い技能実習生や留学生に負わせるとのこと。業界問わずで何でもありですが、ビジネス的な戦力が全くなく子どもの夢物語かと思ってしまいました。てか数万社って、せめて十社ぐらいにしとけと思ったものです。でもってその発言から数年が経ちましたが、特に会社設立などは聞いてません。

 

・俺がお前を大物にしてやる

当時話しているときに所謂スカウト的なことをされました。もちろん私は即行拒否。てか大物の意味が分からない。要はベトナムサイドで機敏に動き回れる存在が欲しかったのでしょう。その時の口説き文句で「お前を大物」という何の大物なのかよく分からんフレーズを使ったのだと思います。

 

・これは運命だ

何か熱心な神道信者だったかと思います。知り合って、自分の元で学んで一緒にやっていく、これは全て運命で人間はそうやって生きていくのだと語り始めました。ここで私がその組織に深入りしないのは運命だったと今でも感じています。

 

またその人の下に付いている部下たちも妄信的にその人のことを信じているような感じだったのが異様でした。自分が応援する政治家を担ぎ上げているような感じと言いますか、普通ではないように感じたのを覚えています。メンツも社会からドロップアウトしたような連中で構成されていたわけですが、何かまともな判断力が無くなってしまってるんでしょうかね?

 

私の中での典型的な胡散臭い政治家というのは、「下に付く人間には偉そうに、外に向けては壮大な理想を発言するも具体的なプロセスを語らず、その結果にも責任を持たない」ところです。数年前に接したその人はまさしくそれ通りだったのをはっきり覚えています。

 

因みにその後、その組織がベトナムで何の活躍もしていないのは言うまでもありません。

食べ方から見るベトナム人女性の育ち

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食べ方を見ると育ちが分かると言いますが、ベトナムでもそれは同じです。ベトナム女性の食べ方を見ていると日頃の生活習慣が窺えます。男性でも同じことが言えますが、私は異性の食べ方が結構気になる性質なので、ベトナム女性の食べ方のほうが気になります。今日はその辺りについて書いていきます。

 

鍋の直箸

身内とか親しい人同士ではあまり気にしない人も多いと思いますが、会社など不特定多数、それほど親しくない人もいる中で何の躊躇もなく直箸をする人は引かれます。よく「ベトナム人は直箸を気にしない」と思っている人もいますが、そんなことはありません。少なくともうちの会社の女子社員は全員直箸NGですし、私の嫁も身内以外の人(特に男)の直箸はキモイから嫌と言います。

 

テーブルの下にゴミを捨てる

ローカルの安食堂では使用後の紙ナプキンや爪楊枝、その他の食べかすなどを床に捨てる文化があります。各テーブルの下にゴミ箱があってもお構いなしに床に捨てます。同じことがビアホイなどの野外型居酒屋でもありますが、最近では都会を中心に「ゴミはちゃんとテーブル下のゴミ箱に捨てましょう」という機運があり、それを実行している若い人も少なくありません。それでも従来の習慣通り床にポイポイゴミを捨てている女性には個人的に魅力を感じないものです。以前隣のテーブルで30歳前後の女性4人がご飯を食べていました。席を立った後、4人のうち1人の女性が座っていた足元だけゴミが散乱していました。顔は覚えていませんが、「この女はないなぁ」と思ったものです。

 

汚れた手の扱い方

骨付きの肉や、春巻きなどベトナム料理では手を使って直接食べる料理もあります。なのでその料理を食べた後は手に油がついたり、いくらか汚れるわけですが、その手の扱いについても育ちが出ます。さすがにいちいち洗いに行く人は稀ですが、テーブルの紙ナプキンで拭き取ったり、ウェットティッシュで拭いたりする女性も多いです。一方そのまま油まみれの手でお構いなしにコップを握ったりと他のものに汚れを移す女性もチラホラ。ひどいのはレストランのテーブルクロスでしれ~と拭き取っているのもいます。指をしゃぶったりしてたらもう最悪です。

 

くちゃくちゃ音を立てて食べる

最近ではこれを恥ずかしいと感じる人も増えてはいるようです。しかしお構いなしに音を立てる女も多いいますので、やられるとやはり不快。

 

パッと思いつくのはこんな感じでしょうか。全てのベトナム人女性が上のことをするわけではありません。むしろ現代では二極化が進んでいるので、この手のことを気にしない女性は私の中でのNG女性です。

 

出社後に髪形をセットするベトナム人男性

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オフィスが入っているビルのトイレは基本共用なんですが、出社して始業前にトイレに行くと鏡の前でワックスをつけて髪形のセットをしているベトナム人男性に出くわすことがあります。

 

「家でセットしてこいよ」

 

と思うかもしれませんが、ベトナムの事情を考えれば分からんでもありません。というのもベトナム人はバイク通勤が普通なので、家で整髪料を使ってセットしたところで、通勤中にヘルメットと風で髪形が崩れてしまいます。というかヘルメットの型に髪形が固まってしまう可能性もありますし、ヘルメットの内側に整髪料がつくなど良いことがありません。バイカーでなくても容易に想像つくでしょう。

 

こういった事情からオフィスに出社してから髪形をセットするベトナム人男性もチラホラいるわけです。

 

バイク通勤は女性のメイクの観点からも色々難儀があります。砂埃の防止にマスクをつけますが、それが理由で化粧崩れが起きやすくなります。夏場であれば少なからず通勤で汗をかくので、必然的に過度なメイクは避けられるようになります。ベトナム人のOLがすっぴんまたは薄化粧なのはこういった通勤事情も関係があるといえます。

 

毎日タクシー通勤や送迎のある日本人にとっては気付きにくい部分ではありますが、殆どのベトナム人はそんなことをものともせずに日々生きています。

 

セックスレスに悩むベトナム人女性

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今日はベトナム人のセックスレスについて。先日日本人夫を持つベトナム人女性が夫とのセックスレスについてぼやいていました。

 

「もう1年以上レスだわ。。。」

 

その人はまだ20代中盤ぐらいの齢なので、欲求不満や旦那が自分に興味をなくしたのかという喪失感からがっかりしているようです。

 

もともと性生活に淡泊と言われる日本人ですが、ベトナム人と比べるとどうでしょうか?以前書きましたがアジアの中でもセックスの回数が最下位の日本人に対し、ベトナムはアジアで3位に位置していたように思います。(因みに上位はインドと中国ですが、その調査がどこまで正確なものなのかよく分かりません)

 

www.indtbh.com

基本その旦那は疲れているからと言って応じないらしいですが、「1年以上ずっと疲れているってどうなのよ!?」と怒ってらっしゃる。仰る通りで、ただ単純に抱きたいと思わないんでしょう。旦那は30歳そこそこなんで病気でもない限り性欲が無くなったということは考えにくいです。女性から求めて拒絶されるのは中々悲しいものがあると思います。

 

一方でベトナム人同士の夫婦では旦那が求めすぎて鬱陶しいとぼやいている女性もいます。ベトナム人同士に限って言えばこのパターンのほうが多いようでして、女性がレスに悩む場合は旦那の浮気などを疑うことも多いのだとか。

 

なので一般的なベトナム人から言わせれば、

 

「まだ若いのに外での浮気も全くない。でも家でセックスしたくないということは奥さんの容姿が相当変わってしまったんじゃない???」

 

と思われることもあります。上の奥さんに限ってはそんなことはありませんが、単純に飽きられたということかもしれません。日本人夫婦でもそういうことは相応にあるものです。

国際結婚の夜の営みについては色々なところで語られています。日本人が男性か女性かで立場が違ってきますが、個人的にはアジア人同士の国際結婚である場合、回数や方法、その他のことについて日本人同士の場合とそれほど変わらないと思っていいかと。

 

異人種のほうがその辺りに色々苦労と言いますか、努力しなければならない部分が多いように思います。

 

お隣のベトナム人一家

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ローカルのマンション暮らしなので周りはベトナム人ばかりです。今日は何かと自分の中でネタになるお隣さんについて話します。家族構成は夫婦に子ども2人(娘6歳、息子1歳)と下宿の大学生。

 

①明日結婚する

嫁「お隣さん明日結婚するらしいよ」

私「?????」

どうやらそれぞれの両親が反対していたらしく、正式な夫婦ではなかったようです。要は駆け落ちの事実婚だったらしい。ベトナムでは両親から結婚を反対されても、妊娠して認めさせる強硬策もよくあります。しかし上の子どもが6歳なのに随分長い間認められなかったもんだなと思いつつ、どうやら二人目が男の子ということで、遂に双方の両親が結婚を折れたとのこと。二人目も娘だったら認めてなかったのかね?

 

②急に一世帯増えた

最近やけに見知らぬ人が出入りしてるなと思いつつ、どう見ても「夫婦と赤ちゃん」の一世帯です。聞けはその家の奥さんの妹家族とのこと。出身がベトナム中部のほうなので、地方から遊びに来ているのかと勝手に自分の中で解釈しておりました。ところがその1か月後も変わらず滞在しています。

 

「いつまでいてるんだ???」

 

人様の家庭のことなど放っておけというものですが、広くはない部屋に二世帯(計8名)が長期で住むのは普通ではないだろうと考えてしまいます。そこで嫁に聞きます。

私「あの妹家族って同居することになったの?」

嫁「何か地元で借金取りに追われて、お隣さんが匿ってるらしいよ。」

私「?????」

 

③旦那の収入駄々洩れ

同じフロアの住民同士の井戸端会議は日本でもあると思います。しかしベトナムはその井戸端で話される内容がプライバシーに入りまくりです。お隣の旦那が失業した際には、そのことがすぐに話として入ってきましたし、新しい会社に就職した時には次の会社の給料がいくらかといった情報も耳に入ってきます。まるで同じフロアに住む世帯収入がいくらなのかを皆で共有しているかのような。。。奥様同士でお金の話になったとき、旦那の収入を隠すことなく話すのはこちらではよくある話です。私は日本人ということで、単純な興味本位で収入を聞かれることがよくありますが、嫁がそれを聞かれたときは何と答えているのだろうか?

 

ローカルマンションに住むと嫌でも近所の家庭事情の話が耳に入ってくるものです。

ベトナムで脚を組んで座るとは

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先日取引先へベトナム人の女性スタッフと一緒に訪問。先方と話をする際に脚を組もうとするスタッフに「コラコラ・・・」となり、組ませるのをやめさせました。後でそれは相手によって失礼になると説明すると、「すみません、それは知りませんでした」という一幕がありました。

 

こちらでは接客を受ける際でも相手の店員が脚を組んでいるということは普通にあります。それに違和感を感じるのは私が日本人だからでしょう。なんとなく偉そうだなと感じてしまいます。

 

脚を組んでの応対は失礼。これは日本人の感覚と言ってもいいでしょうか。アメリカでは失礼に当たるどころか相手に心を開いているという解釈にも成りえるようですし、世界的に見て脚を組むことが失礼だという認識は少ないのかもしれません。

もともと床に座る文化がある日本というのも関係があるのかもしれません(そう言うとベトナムも床に座る文化もあるのですが)。ベトナムで脚を組むことを良くないというのは健康面、つまり脚に負担をかけるという観点から言われる程度です。

 

というわけで日本人がベトナムで脚を組むとしても、よほどの場面でない限りそれほど気にする必要はないかと。

 

そういえばトランプ夫妻が天皇陛下と対談した時、メラニア夫人が脚を組んでいたことに物議を醸したそうな。

「相手はアメリカ人だしそんなに目くじらたてる必要もなかろう」

という意見と

「天皇陛下に対する尊重が欠けている」

という意見で分かれたそうです。

 

因みにイギリスの王室では基本、股を開けず足首の部分だけを組んで座るのが良いとされてるそうで、座り方一つとっても色々な文化性が見えてきます。