ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

お金を借りるベトナム人の心理とは

ベトナム人と深くかかわるとお金の貸し借りについて、ある程度は向き合う必要があるのかなと思い、記事にします。自分自身が実際にお金の貸し借りをするかはともかく、そういったベトナム人の感覚を理解しておく必要はありそうです。とりあえずここで言う「貸し借り」ですが、日常的な出費での少額ではない前提で話していこうと思います。また「貸し借り」と言ってますが、「あげる、もらう」に近い感覚ということも付け加えておきます。

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・どんなベトナム人がお金を借りる傾向があるか

お金に困っている人。と言えばそこまでですが、地方や田舎に住んでいる(または出身)人ほど気軽に借りる人が多い気がします。そこには昔から根付いた風習や習慣も関わってきますが、田舎では固定給で生活をしている人が少ないので、金銭管理の計算が立ちにくいという事情もあるのかもしれません。

 

・誰にお金を無心するか

身内に限らず友人にもそこそこの金を借りる人もいます。ベトナム人の友人は別の友人から結婚式の費用の一部を借りられていました。金額は10万円ほどですが、ベトナム人にとっては平均的な給料2~3か月分ぐらいの額です。それを気前よく出しているその友人もある意味凄い。月収5万円ぐらいの奴なんですがね。。。

 

・お金を借りる感覚とは?

日本であれば金を借りること自体に良くない印象がありますが、ベトナムではそうでもない人も多いです。貸す方も借りる方もかなり曖昧で、「いつまでに耳を揃えて・・・」なんて感覚はありません。返済計画もなければ返すあてが無くても平気で借りようとする人も多いでしょう。借用書なんてものももちろん作りませんし、どちらかというと返済は期待しない代わりに、自分が困ったときは快く貸してねみたいな意識で回ってたりします。まあ「貸す側と借りる側」が均等にローテンションすることはまず無いんですけどね。

 

普通は日本人がベトナム人にお金を借りるということはないので、一方的に無心をされる可能性が高いです。それについて不快な思いをする日本人も多いかと思います。ただし前回の記事でも書きましたが、嫌な場合は絶対貸さないスタンスを貫くことが重要で、「こいつに言っても無駄だな」と理解させるにつきます。そこで「ケチな奴だ」とか「冷たい奴だ」と思われても気にする必要はありませんし、その感覚は日本人には受け入れられないと外国人アピールすればいいかと思います。それで離れていくようならそれまでの関係と割り切るぐらいで丁度いいでしょう。

 

私はこれまで運がいいのか身内や友人から無心を受けたことはありません。

ただ新婚の頃に私も知っている嫁の友人が嫁にお金を借りにきたことがありました。嫁の小遣いの範囲内なので何も言いませんでしたが、それこそ家計に影響を与えるぐらいの金額を要求してきてたら、、、やっぱり叱り飛ばすでしょうねえ。