ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムで脚を組んで座るとは

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先日取引先へベトナム人の女性スタッフと一緒に訪問。先方と話をする際に脚を組もうとするスタッフに「コラコラ・・・」となり、組ませるのをやめさせました。後でそれは相手によって失礼になると説明すると、「すみません、それは知りませんでした」という一幕がありました。

 

こちらでは接客を受ける際でも相手の店員が脚を組んでいるということは普通にあります。それに違和感を感じるのは私が日本人だからでしょう。なんとなく偉そうだなと感じてしまいます。

 

脚を組んでの応対は失礼。これは日本人の感覚と言ってもいいでしょうか。アメリカでは失礼に当たるどころか相手に心を開いているという解釈にも成りえるようですし、世界的に見て脚を組むことが失礼だという認識は少ないのかもしれません。

もともと床に座る文化がある日本というのも関係があるのかもしれません(そう言うとベトナムも床に座る文化もあるのですが)。ベトナムで脚を組むことを良くないというのは健康面、つまり脚に負担をかけるという観点から言われる程度です。

 

というわけで日本人がベトナムで脚を組むとしても、よほどの場面でない限りそれほど気にする必要はないかと。

 

そういえばトランプ夫妻が天皇陛下と対談した時、メラニア夫人が脚を組んでいたことに物議を醸したそうな。

「相手はアメリカ人だしそんなに目くじらたてる必要もなかろう」

という意見と

「天皇陛下に対する尊重が欠けている」

という意見で分かれたそうです。

 

因みにイギリスの王室では基本、股を開けず足首の部分だけを組んで座るのが良いとされてるそうで、座り方一つとっても色々な文化性が見えてきます。