ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムの家電の値段から思うこと

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初めて一人暮らしをしたのはベトナムなので、それまで一人暮らしの生活費なんて意識することはなかったのですが、ベトナムに渡ってからはそういった生活費についてよく考えるようになりました。とは言っても独身の時は家賃、光熱費は会社負担でしたので、意識するのはせいぜい食費と消耗品費ぐらいだったんですが。。。

 

で、3年前に結婚して自分のマンションも持つとなると全ての生活費を自分の給与で賄う必要が出てきました。新居を構えるにあたって家具、家電も一からそろえる必要があるので、家電量販店に足を運ぶという具合になります。もともと日本にいたときから家電量販店に行くことはよくありましたので、大よその値段は把握していたものですが、ベトナムの家電量販店に行って感じたのは、

 

「こんなに安かったっけ?」

 

ということ。ベトナムの地場メーカーが作っている製品というわけではなく、ソニーやパナソニックなど日系のメーカーでも半額ぐらいの値段です。今は日本製と言えど製造拠点は中国、東南アジアを含む海外がほとんどなので、品質についても特別差があるわけではなさそうです。

 

同じ製品でこの差は消費者の手に渡るまでの人件費がいかに上乗せされているかがよく分かる例かと思います。当時日本で買うのと同じぐらいの感覚で家電の見積もりを立てていましたので、予算がかなり浮いたのは嬉しい誤算でした。

 

考えてみればベトナムはパソコンの修理にしても、専門の会社のようなものがあり、パソコンそのものを持っていけばその場でチェックして修理してくれます。故障の内容にもよりますが早ければ数時間で直してくれますし、料金も5000円以下で直してくれるケースがほとんどです。これはメーカに属している会社というわけではなく、パソコンの個人技術者が集まって成り立っているような会社でして、ほとんどの故障に対して何かしらの解決策を提案してくれます。

 

一方日本だと、家電量販店なりに相談したところで保証期間が過ぎている場合は買い替えを考えるぐらいの金額を提示されることがほとんどではないでしょうか。以前祖母から、

 

「昔は電化製品が壊れても修理してもらって使い続けたものだけどね。」

 

と言われたことがありましたが、ベトナムでは今もそんな感じです。