ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムで感じた日本の胡散臭い政治家

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河井前法相が逮捕されて、スタッフに対するパワハラ発言など色々取り上げられているようです。ベトナムにいるので日本の政治家事情にはちょっと疎くなっているのですが、今日は私が数年前にベトナムで接した日本の政治畑の人について感じたことを書きます。

 

私の知り合いがその政治畑の人と懇意にあったことで、一緒に食事をする機会があったんですが、かなり高齢の人です。一応元首相の脇役を務めたこともあったようで、自称裏方として日本を支えてきたんだそうな。

 

ネットとかでその人のことを調べると名前もちょいちょい上がってきているので、経歴に嘘偽りはないんですが私が会った印象としては、

 

どうにも胡散臭い

 

部下への態度や私に対する発言など、いかにも政治畑で育ってきたんだろうな思わせる要素がてんこ盛りでした。以下にその一部を載せます。

 

・ベトナムに会社を数万社作る

この時点で既に意味不明なんですが、要は日越交流の象徴として自分主導で会社を作っていくとのこと。でもってその経営の役割を日本に多い技能実習生や留学生に負わせるとのこと。業界問わずで何でもありですが、ビジネス的な戦力が全くなく子どもの夢物語かと思ってしまいました。てか数万社って、せめて十社ぐらいにしとけと思ったものです。でもってその発言から数年が経ちましたが、特に会社設立などは聞いてません。

 

・俺がお前を大物にしてやる

当時話しているときに所謂スカウト的なことをされました。もちろん私は即行拒否。てか大物の意味が分からない。要はベトナムサイドで機敏に動き回れる存在が欲しかったのでしょう。その時の口説き文句で「お前を大物」という何の大物なのかよく分からんフレーズを使ったのだと思います。

 

・これは運命だ

何か熱心な神道信者だったかと思います。知り合って、自分の元で学んで一緒にやっていく、これは全て運命で人間はそうやって生きていくのだと語り始めました。ここで私がその組織に深入りしないのは運命だったと今でも感じています。

 

またその人の下に付いている部下たちも妄信的にその人のことを信じているような感じだったのが異様でした。自分が応援する政治家を担ぎ上げているような感じと言いますか、普通ではないように感じたのを覚えています。メンツも社会からドロップアウトしたような連中で構成されていたわけですが、何かまともな判断力が無くなってしまってるんでしょうかね?

 

私の中での典型的な胡散臭い政治家というのは、「下に付く人間には偉そうに、外に向けては壮大な理想を発言するも具体的なプロセスを語らず、その結果にも責任を持たない」ところです。数年前に接したその人はまさしくそれ通りだったのをはっきり覚えています。

 

因みにその後、その組織がベトナムで何の活躍もしていないのは言うまでもありません。