いい加減なサービスに怒るベトナム人嫁
ほしいものがあったので通販で注文しました。店の人が言うには次の日の午前中に届けるとのこと。その日の午前中は予定がありましたが、その予定を午後にずらして自宅で商品が届くまで待機します。しかし待てど暮らせど商品は届きません。しびれを切らした嫁が店に電話をすると、
「今日の午前中は配達数が多くて忘れてました。午後に持っていってもいいですか?」
とのこと。忘れた言い訳が「配達数が多かったから」という稚拙さはここでは触れないでおきましょう。嫁は怒って注文をキャンセル。
「キャンセルしたから他の店で買って!!」
と私に言います。私はキャンセルまでしなくてもと思いましたが、予定をずらしてまで待ったにも関わらず忘れられた嫁の怒りも理解できなくはないです。しかし数年のベトナム生活を通じて身につけた私の考え方ではもはや怒りを感じません。
・始めから次の日の午前中に持ってくるとは思っていない
基本的にベトナムのサービスはあてにしていませんので、次の日、または2日後ぐらいまでに届けばそれでいいという感覚でいます。なので午前中に持ってこなかったとしても私の中では普通ですし、午前中に持ってくるつもりで段取りを組んでません。実際自分が注文した商品が要りようになるのは1週間後です。仮にちゃんと午前中に持ってきたら、「君は何て優秀なんだ!」ぐらいのノリです。
似たような感覚でベトナムのサービスを受け入れると腹を立てることもなくなり、かなり気分が楽になっています。考え方を変えればいいと言えばいいでしょうか、例えば、
・レストランで呼んでも店員が来ない→店員は暇なときだけ来るもの
・メニューがよく売り切れ→そもそも売り切れが普通、あればラッキー
・会計の水増し請求→こちらから指摘するばきちんと訂正してくれる誠実なスタッフ
などなど。
つまりハナから期待しないほうが期待を上回ったサービスで満足できる可能性が高くなるわけです。とはいえ私の嫁しかりベトナム人もベトナムのサービスにはよく怒っているわけでして、最近では「お前たちもっと達観しろよ」と悟りの境地に入りつつあります(笑)