ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

振り返り、今後の投稿について

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約3年半にわたってはてなブログを書いてきましたが、数週間前より告知していた通り来年からはワードプレスの方へブログ掲載を移行いたします。プライベートと仕事が来年から忙しくなることなどから、両方のブログ更新は無理だという結論に至りました。新しいブログは比較的内容的にマイルドなので、過激な内容を書きたいときはこちらのブログで時々更新するかもしれません。(移行したブログは公私両方で使用するので身バレする可能性があり、政治&エロネタは記事にしにくい)

 

日記形式で思ったことを書いていくブログでしたが、意外とプライベートな質問なども来ることから、より対応しやすいワードプレスのほうへ移行した次第です。また暇があれば時々新サイトのほうを覗いて頂ければ幸いです。

 

またこれまで愛読してきた他の方のブログについては引き続き読みたいと思ってますので陰ながら応援しています。今年は寒い年末年始となりそうですが、良いお年をお過ごしください!

 

移転先のブログ

Thư Viện Việt Nam-ベトナム図書館 (vntoshokan.com)

 

 

ベトナム人と結婚するメリットについて考える

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ベトナム人と結婚して良かったことある?

 

ベトナム人と結婚する人が増えている中で、こう聞かれると何と返していいか困ります。それは今の嫁と結婚して良かったというのではなく、ベトナム人全般に当てはまるメリットを聞かれているからです。巷でも国際結婚のメリット、デメリットについて書かれているものはたくさんありますが、私なりに考えてみます。

 

・誰にでも当てはまる共通のメリット:特にない

いきなりつれない結論ですが、私は他のブログで書かれているような、「ベトナム人と結婚したらこんないいことがあるよ~」という考えは持ち合わせていません。巷で語られていることはどの国籍の人と結婚してもありえることだと思っているからです。

 

この観点でいくと日本人と結婚するメリットも特にないと思っています。敢えて言えば言葉の壁がないことや同じ文化という点が考えられますが、だからこそ衝突することもあります。国際結婚は互いの理解さえあれば、本来は衝突するポイントだけど相手が外国人だからスルーできる部分もあります。要は考え方次第です。

 

・なぜベトナム人と結婚したのかという質問

なんてことはありません。たまたま結婚しようと思った相手がベトナム人だった、これに尽きます。一応結婚前に交際段階で嫁の性格や家族構成、自分に対する態度など色々見極めてきたつもりです。同じベトナム人でも性格的に絶対無理な女もいますし、その辺りを言い出すと日本人の女でも同じことが言えます。私がこんなスタンスなんで、これからも「~人と結婚したらいい」とか「~人はやめておけ」ということを言うことはきっとないでしょう。今の嫁がどうという話でなく、「~人と結婚したらどんな面白さや苦労があるかな?」と勝手に妄想しています。

 

こう言うと全て私の選択で今の嫁と結婚したみたいになりますが、嫁は嫁なりに私のことを見極めて夫にしてもいいと思ったんでしょう。多分タイミングや勢いみたいなところもあったんだと思います。

 

 

【ブログ移転のお知らせ】

現在Wordpressのほうへブログを移転しており、はてなブログの定期更新を今年度いっぱいで一旦ストップする予定です。移転先のブログは

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といい、当ブログ「ベトナムってどうなん」と同じ要素を含んだサイトとなっています。是非暇なときに訪れてもらえれば嬉しく思います。

新しいブログは半分プライベート、半分仕事的な要素がありますので、大人の事情で書けない、でも書きたい!みたいな投稿は、時々はてなブログのほうへ投稿するかもしれません。また私が現在愛読しているブログに関しては引き続き拝読させていただく予定ですので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

 

白人男性と結婚するベトナム人女性を見て思うこと

一部で白人男性と結婚する日本人女性はブサイクが多いと言われているそうな。私がこれまで知り合った白人男性×日本人女性の夫婦を見ていると、必ずしもそういうものではないといった感じです。そもそも相手の白人男性もその国基準で言うどれぐらいのレベルなのか分かりませんので、見た目の釣り合いという意味では、見る基準によって評価は変わってくると思います。

 

で、ベトナム人女性と結婚する白人男性も街中でよく見かけます。そんなに数を知っているわけではありませんが、キレイな奥さんだなぁと思った人に会ったことはまだありません、今のところ。基本的には地味な感じの女性が多い気がします。

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アジア人差別と言われるジェスチャー。MLBでダルビッシュに向けて問題となった。

ところでベトナムで白人男性が連れているベトナム人女性を見ていると、切れ長一重の女性が多いような気がします。これは白人から見るアジア人のイメージにもつながっているのかもしれませんが、ベトナムではむしろこんな目をしている人のほうが少ないですし、この系統の目はベトナムでは可愛くない目という位置づけです。ただそんな切れ長な目も白人から見ると所謂「アジア人女性らしさ」を感じて、人によっては魅力的に映るのかもしれません。

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「キレイな白人=金髪青目」というステレオタイプ。こういう人種は少数派

 日本人男性で東南アジア系の女性を可愛いと思う場合、二パターンに分かれます。

①日本人に近い顔立ちの女性を可愛いと思う人

このタイプの人は基本的に日本人寄りな顔立ちを好みますので、必然的に中華系の顔立ちの女性を可愛いと言います。普通に日本国内を歩いていても外国人と気付かれにくいような顔といいましょうか。マレーシアやシンガポールなど多民族国家でも、華僑系を好みますし、そういう意味でベトナム人の中では好みの顔が多くなります。あくまで日本人の顔ベースで好みの顔を判断している感じです。

 

②日本人にはない顔立ちの女性を可愛いと思う

日本人とは明らかに違うエキゾチックな顔立ちを可愛いと思います。東南アジアという点で言うと比較的濃い顔寄りになるでしょうか。

 

現地の日本人男性同士でどんなベトナム人女性が可愛いかと言う話になることがありますが、そこで出てくる顔で好みの傾向をある程度窺い知ることができて面白いものです。

 

 

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ベトナム人の精神年齢は低いと言われている?

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日本人との間の話題でベトナム人は精神年齢が低いという話があります。日本人との比較でよく言われるのが若い大人(20歳~30歳)の場合、日本人のマイナス5歳ぐらいの感覚で接するのがちょうどいいなんて言われたりもしています。

この手の話は恋愛や仕事上での対応に持ち出されるわけですが、言われたベトナム人からすると「何言ってんの?」みたいなリアクションでして、それもそのはず、精神年齢とは言っても日本人が考える年齢相当の精神年齢なわけですから。

 

日本人から見て

「この年齢だったらこれぐらいの論理的な行動、発言が期待できるだろう」

という期待値に5歳ほど足りていないということでして、これはビジネスの場でも度々問題として上がってくる事象です。

 

恋愛でも似たような感じで、例えば大人の恋愛というと互いの状況を慮って我儘を控えたりするものですが、ベトナムの場合特に女性はストレートに感情をぶつけてきます。良し悪しはあると思いますが、一般的な日本人からすると「いい大人が聞き分けの無いガキみたいなこと言うな!」と頭を抱えたりすることもあるわけです。

 

こういうときにベトナム人男性であれば、あらゆる犠牲を払ってでも彼女優先に動く人が多い一方、日本人男性は「こんな我儘な女と付き合えるか!」と言って関係を断ってしまうケースも少なくありません。こんな目に遭った女性からすると「日本人男性は冷たい」という結論になり、恋愛相手にはならないと考えるようになるそうな。。。

 

私の嫁はそれほど酷くはなかったですが、やっぱり昔は感情優先な部分が強かったように思います。今となっては結婚していますし、私といる期間もそれなりになりましたから、感情優先の行動を取ることは昔より少なくなったように思います。

 

かつて夫婦喧嘩のときは、嫁は感情優先に怒ってくる感じでしたが、今ではそのあたりが大分理論先行になってきました。こういう形でこられるほうが私としてはやりやすいと思っています。

 

 

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就業後に学ぶベトナム人

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私の会社のスタッフで仕事が終わってから、スクールなどに通って各々勉強している人たちがいます。例えば職種は総務ですが、専門の経理担当者がいないので少しでも経理のことが分かるようにと経理の学校に通う人。社内公用語は英語だが日本の会社なので日本語を知っている方が何かと便利だろうと日本語学校に通う人、などなど。どちらかというと独身とか、まだ子どもがいない女性でそういう人が多いです。

 

スタッフを見ても外資で働くベトナム人は高学歴が多いですし、元々学ぶ素養が備わっているような人も多く見られます。また良くも悪くもベトナム人は右にならえ思考が強いので、周りがそういうことをしていると「自分もやらなきゃ」みたいな気持ちになりやすいのかと思います。

   

ところで就業後にベトナム人部下が学びに精を費やす傍ら、上司の日本人は現地での生活を謳歌すべく、スパに行ったり飲み屋へ行ったり、キャバクラで鼻の下を伸ばしているなんてことは普通にあります。

 

日本人のベトナム在住者では顕著ですが、日頃から何かしら学んでいる人とそうでない人との差は在住年数で見事に差が出ます。恐らくそれは日本にいてるときよりも目立つのではないかと。在住年数が長いということをやたら鼻にかけている人もいますが、日頃から常に新しいことを取り入れている人そうでない人の差をよく感じます。

 

50歳以上ぐらいの日本人と話をしていて感じますが、何かを学び続けている人の会話は明朗で喋り方もシャキシャキしています。元々トークが上手いとかそういうものとは違い、何というか頭が活性しているような印象です。脳も筋肉と考えると使っていなければ、年齢と共に機能がどんどん下がるわけですから、何となくそういうものかなと思っています。

 

年を取るとどうしても体の衰えを気にしていしまいますが、頭の部分も気をつけて年を重ねていきたいと思います。

 

日本のコロナ対策を振り返って

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ベトナムに住んでいますと日本のコロナの状況はほとんどニュースのみで知るという感じですが、第3波到来など相変わらず収まる気配がありませんね。というか効果的なワクチンが普及するまでマスク生活継続といったところでしょうか。この1年のニュースやそれに関するネット上のコメントなどを見て、個人的に感じたことを書き連ねます。

 

・第3波到来

なんて言ってますが、「気温が下がって空気が乾燥してきたら感染が広がるだろうから、それまでに抑え込まないと大変なことになる!」みたいなことは夏ぐらいから言われてました。なので特に驚くことではなく、天気予報通りの結果みたいな感覚で見ています。多分他の人もそうじゃないでしょうか?

 

・緊急事態宣言

今年の5月でしたっけ、緊急事態宣言が出ましたが今となってはあれは何だったんでしょうね。緊急事態宣言、名前だけ聞くと結構な響きなんですけど。

 

・時短営業

都内の飲食店の営業が22:00までの要請。22:00以降営業するかしないかで感染がそこまで変わる?だったら全面休業のほうが効果的なのは言うまでもないですが、休業補償を言われたり強制はできないなどの問題がある今の日本。

 

・GO TO~

海外在住の身からするとどうでもいいと言いますか、関係のないキャンペーンです。これってコロナが完全に終息してから打撃を受けた業界を救済するためにやればいいのでは?そりゃ値段が結構下がるみたいなんで、多くの国民は利用したがるんでしょうけど、国を挙げて無症状感染者の移動を奨励してるようなものかと。他にも「~錬金術」みたいなモラルを捨てた輩も現れてるようですね。

 

・10万円給付

これも今となってはどの程度機能したのか疑問。スピード重視で全員に給付ということでしたが、結局収入が変わらない人と失業者の差があまりにも大きいというか。収入が変わらない4人家族の40万円と失業して収入が無くなった4人家族の40万円は意味合いが全然違いますからね。スピード重視で一旦全員に給付、でもって昨年度と比べて今年度の年収比較で次年度に源泉徴収にて再回収みたいにできなかったのかな?まあ返さないよう屁理屈こねる連中はいっぱいいると予想できますが。

 

・留学生支援

留学生などにも給付をするのかというので話題になってましたね。成績が優秀な人にだけ給付するのは差別だみたいな声も出てました。個人的には気の毒ではあれど仕方がないと思ってます。留学生といっても色々な実態があるわけですし、やっぱり何かあったら自国民優先にはなるでしょう。因みにベトナムに留学に来ていた知り合いの日本人もコロナの関係で中途半端に帰国することになりました。本来受ける授業も消化できず無念の帰国、もちろん一部返金などの対応はなし。まあこんなものかと思います。

 

・コロナはただの風邪論

風邪みたいなものだから自粛して経済傾かせるなんて馬鹿げているみたいな感じですか。コロナがただの風邪みたいなものなのか私は知りませんが、一つだけ言えるのは世界的にはまだそう思われていないといったところです。早い話がそれでいつまでもダラダラ感染してますと、コロナを抑え込んでいる国とのやり取りも再開しませんし、経済にも影響があります。

 

・世界の感染者数に関する意見

毎日感染者のニュースが報道されてますがそれに関する意見も様々なようで、上を見る人は「欧米諸国と比べたら全然大したことない」、下を見る人は「陽性の基準が国によって違う、国が数を隠蔽している」といった意見。現に自分の国でそれだけ感染者が出ているんだから、そこだけ注目しとけば?と思うんですが。。。

 

今までと今後のコロナに費やした税金って総額いくらぐらいになるんでしょうね。春先の段階で海外から入国をシャットアウトして、国民に1か月分の生活費渡すから外出禁止みたいなことをやってれば、今頃普通に収まってんのかな?

 

ベトナム語のセックスとは?

内容的に書こうかどうか迷ったんですけどね、そこそこ真面目に聞かれることがあるので記事にします。(下ネタ記事ではないです)

真面目に聞かれるってなんだ?と思う人もいるかもしれませんが、要は真面目に恋愛してるカップルや夫婦から聞かれるという意味です。大人同士の仲ならセックスは避けて通れないですし、少しでもベトナム語でやり取りをしたいと考える人なら気になる言葉かと思います。これがセクハラとか水商売の女相手の下ネタのためとかなら自分で調べれば?となるんですけど。

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さて、本題。セックスと言う言葉も色々な言い方がありまして、身近な辞書を引っ張りますと「quan hệ tình dục」という言葉によく行きあたります。(読み方についてはベトナム語学習者前提ということで割愛します)

 

ただこれって直訳すると「性的関係をもつ」というような言葉になりますので、基本は書き言葉でして、恋人や配偶者を誘うには適切な言葉とは言えません。日本語で置き換えても分かるように、例えばパートナーに向かって

 

「今晩性的関係を持たない?」

 

なんて言ったら多分笑われてしまうでしょう。ベトナム人でも同じです。セックスという言葉自体はご存じ日本語でも色々な言い方がありまして、

 

「今晩性交しない?」

 

なんて日本語で言われても似たような反応かと思います。内容が内容なだけにあらたまった言葉で来られると違和感を感じてしまう単語の典型例かと思います。なので今どきのカップルならベトナム語の「寝る:ngủ」や「抱く:ôm」に当たる言葉で十分伝わるかと。

 

他にも「làm ABC」というスラングもあります。日本でもABCに準えた言い方がありますが、今となっては死語かもしれませんね。ベトナム人同士の会話で、

 

「最近レスだわ~ dạo nay không làm ABC~」

 

なんて会話も今どきの若者なら共通語です。

他にも「làm tình」と言ったりもしますが、こちらは人によっては少し不快に感じる場合もありますので使う場合には注意が必要。

 

そういえば以前日本語が分かるベトナム人と話していた時のこと。その人の身内が妊娠しましたが事情があっておろすことになったんだそうな。そのとき日本語で以下のように言ってました。

 

「お腹に赤ちゃんがいましたが、堕胎しました」

 

堕胎・・・意味は間違ってないですが、やっぱりふさわしい単語のチョイスとは言えませんね(汗)因みに日本語が分かるベトナム人は「生理」と言わずに「月経」と言う人が多いですが、これはベトナム語の「kinh nguyệt」から引っ張られているということはある程度ベトナムが分かる方なら想像に難くありません。

 

 

ベトナム人がうるさいというスレを見て考える文化性

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言うまでもなくベトナムは日本よりうるさいです。ベトナムに住んでいる日本人はそこに悩まされながらも、何とか上手く適応したり我慢しているということが多かれ少なかれあります。「ベトナムにいるから」というのが我慢できる(するしかない)モチベーションの一つにもなっていると思います。

 

一方日本に住んでいるベトナム人がうるさいというスレをこの前読みまして、これについて今日は考えます。マンションやアパートでベトナム人がうるさいということですが、容易に想像はつきます。どういう騒音かはそれぞれみたいですが、以下のようなものが多いようです。

 

①夜中まで仲間内で部屋で騒ぐ

②玄関口での仲間内での会話がうるさい

③深夜の洗濯機などの家電にまつわる騒音

④階下の部屋に響く足音など

 

まず①は論外でして、これはベトナム人でも思慮分別のない部類に入りますし、ベトナムでも非常識と言われても仕方がないです。日本でそれがまずいということを知らないということでしょうが、管理者なり警察なりに通報すればいいかと思います。しかし日本の場合はたとえ夜遅くなくとも、または昼でもマンション内の部屋で騒いでいると苦情のもとになりますので、そこは改めて理解する必要があるでしょう。ベトナムでは日中はどんなに騒いでもOKみたいな雰囲気がありますし。

 

 ➁は玄関の中か外かで違うと思いますが、いずれにしてもベトナム人の声量は日本人より大きいですし、公共の場で大声を出すことに抵抗がない人も多いです。私が住んでいるマンションでも子どもに向かって家の中から廊下で遊んでる子どもに大声で呼びかけている母親の声をよく聞きます。そういう環境なので子どももそうなりますし、ベトナム語が分からない日本人からしたら騒音&雑音でしかありませんので余計に耳障りかと思います。

 

③は日本文化の煩わしい部分でもあるかと。自室で洗濯などが自由にできない時間というのは理解しにくいかもしれません。というかそんな音すら気にする日本人のほうが異常だと思われるかもしれません。

 

④も日本では常識ですがベトナムではさほど気にされません。特に小さい子どもがいる家では普通にどんどんやってます。ベトナム人の感覚的には「小さい子がいるからそういう音が立つのは当然だろう」ということでスルーされます。ベトナムは子どもの迷惑行為について驚くほど寛容です。

 

私も騒音は嫌いな性質なので日本に一時帰国すると本当に静かで落ち着きます。そういう静かなのが私にとって普通なので、改めてベトナムで自分が騒音を立てることについて気を付けることはないわけです。(静かでベトナム人に迷惑をかけることは普通ありませんから。)

これは清潔面についても同じことが言えるわけで、日本の清潔具合が基準だと改めてベトナムで気を付けることはないわけです。(同じくベトナムで清潔にしていてベトナム人に怒られることはないです。)

 

私は文化に優劣はないというスタンスですが、前述のように騒音や清潔面などに関することはどちらのほうがいいかというのは明らかでして、ベトナム人が日本に行く方がマナーなどの面で学ぶべきことは多くなります。

 

ベトナムで日本人女性を求めるオヤジ

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ベトナムで生活する数人の日本人独身女性からタイトルのようなぼやきを聞きました。日本にいるより独身の女性と出会う機会が下がるので、仕事外で食事に誘われることも多々あるとのこと。今回はそのボヤキのいくつかを紹介します。

 

ケース①:いきなり食事に誘われる

取引先の担当者が変わったとのことで、後任の人に挨拶しようと訪問のアポを取ろうとしたら、

「仕事で忙しいから、夜一緒に食事に行かない?」

と言われたとのこと。恐らく前任者からどんな感じの子か予め聞かされていたんでしょう。面倒くさいと思いつつも今後の付き合いもあるからと渋々食事にいったようですが、割り勘だったことに更にムカついたとのこと。

 

ケース②:下の名前で呼ぼうとする

仕事上のフォーマルな付き合いに留めたいと思いつつも日頃からやり取りが多い間柄。あるときいきなり自分の下の名前を「~ちゃん」と呼ぶようになったのだとか。「やめてください」と咄嗟に返すこともできず、今に至っているようですが正直キモイとのこと。

 

ケース③:よく分からない愚痴を聞かされる

ラインを交換することになったが、いつの間にか仕事と直接関係のないメッセージが来ることになった。返信が面倒くさいので寝る前に一通返事してそこで終わらせるようですが、迷惑極まりないそうです。

 

上の3つのケースですが、全員共通して「うざい」とのこと。話を聞いていると製造業や建設業関係のオヤジにこんな人が多いようです、何となく想像はつきます。日頃男だらけの職場ということで若い日本人女性に癒しを求めているのでしょうか。どちらにしても迷惑な話です。

 

ベトナムで現地採用の営業職を募集する際に、敢えて若い女性限定で採用する企業もあります。理由は上記のようなオヤジがいる企業に入り込みやすいかららしいです。また仕事上、相手をイラつかせることが発生したとしても若い女性のほうが事態を収めやすいという事情もあるとのことです。元々そういう事情を承知の上で働いている人はともかく、そんなことをつゆ知らず送り込まれる女性はたまったもんじゃありません。

 

日本のベトナム人犯罪について思うこと

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家畜を盗んだとか違法薬物を販売したとかでベトナム人が逮捕されるニュースが続いていますね。組織的な犯罪は結構前からあったと思いますが、最近はその辺りが顕在化してきて、日本でベトナム人に対する良くない印象が強まってきている感じがあります。今日はその辺りについて思うことをつらつら書きます。

 

・犯罪の種類

今のところベトナム人が日本人に対して暴行や殺人の類はないように思います。このレベルにまで発展するといよいよ「本格的に国を挙げて何とかしないと」となるんでしょうが、現在の窃盗レベルではまだ様子を見ているような嫌いがあります。

一言に窃盗といっても二種類ありまして、自分の日常範囲で行う万引きと組織的な窃盗があります。ニュースで話題になるのは後者ですが、実際の数は前者のほうが圧倒的に多いです。万引きの事情は色々で、大きく「お金を稼ぐための窃盗」と「生活費を浮かすための窃盗」で大別されます。

 

・ベトナム人は悪いのか?という話

こういう事件が続くとベトナム人は国民的に悪い集団みたいな偏見が上がってきます。「どこの国でもいい人と悪い人がいるものだ」というのは自明ですが、敢えて言うと今の日本は悪いベトナム人が入り込みやすい環境ではあります。犯罪が起きるとベトナム現地のブローカの存在がよくやり玉に挙げられますが、犯罪に流されるかどうかは本人の資質も少なからず関係があります。

 

・同じベトナム人でも出身背景によって印象は異なる

ベトナム人でも比較的日本の常識的な考えに近い層とそうでない層がいます。言い方が難しいですが、都会的なベトナム人とそうでないベトナム人とも言えるかもしれません。今回の事件のように家畜を盗んで解体なんてことは都会的なベトナム人程、発想的にも技術的にもできないわけでして、そこから決定的な違いがあります。

今日本にいるベトナム人は技能実習生と留学生(交換留学生や一部の高学歴及び富裕層を除く)が中心なので、多くの日本人が抱いているベトナム人の印象は田舎的なベトナム人とも言えます。(田舎的なベトナム人が絶対的に悪いという意味ではない)

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・犯罪者予備軍が日本に来やすい背景

少し差別的な話になりますがベトナム国内でも「低学歴、低収入」の犯罪率はそうでない人より高いです。例えば高卒で特別なスキルが無いベトナム人は、たとえ会社勤めをしたとしても月収2~3万円が関の山でしょうから、「一発日本で稼いでやるか!」と思うのも頷けます。日本人の感覚でいくと月収15万円近辺の人が、ある国で働くと月収100万円ぐらいになるような感覚でしょうか。こういう成功体験の話を聞くとそこに期待を抱くわけですが、実際にはそんなに上手くいかない背景やリスクが潜んでいます。

日本に来てから「思い描いたほど稼げない」となったときに「こんな儲け話がある」と同郷のベトナム人に囁かれると。。。そっちに流れてしまう人も多いでしょう。

 

・そもそも日本で働きたくないベトナム人とは

旅行などで興味はあれど、日本で働きたいとは思わないベトナム人は大勢います。大体はそこそこの収入を得ている層です(大体月収800USD~辺りぐらい)。もう少し言うとそれなりに学歴と収入がある層は日本で働いても3Kの仕事が中心なのは分かっていますし、日本、ベトナムのそれぞれの給与を考えたときに可処分所得がどの程度かということも認識しています。それを考えたときに今の収入のほうが先々を考えてもベトナムで働き続けたほうがいいだろうという考えに至ります。

 

・日本で犯罪を犯してもベトナムでは問題ない

日本で捕まったら「さっさと強制帰国させろ」というコメントがよく見られますが、彼らもそれを望んでいるわけです。こういった犯罪を犯す層はたとえ日本で犯罪を犯したとしても、帰ってしまえば普段通りの日常を送れます。言わなければその後のベトナム国内で不利になることはありませんし、地元で後ろ指をさされることもありません。要は「捕まるまでいくら稼げるか?ゲーム」です。

仮に軽度の犯罪でも犯罪を犯したら日本の刑務所に数年ぶち込まれるとか、ベトナムに帰国後も刑務所にぶち込まれるとかであれば、若干情勢が変わってくるかもしれませんね。まあそれを実践しようとすると外国人専用の刑務所とか、国際的な人権問題とか色々面倒くさい話がつきまとってくるんでしょうけど。

 

 

 

昨今は外国人差別という言葉に敏感ですので、日本人と外国人の区別はタブー視されていますが、こういった外国人犯罪について何かしらテコ入れしなければならない時期にきているのではないでしょうか。

 

 

ベトナム語の「酔う」とは?

先日親族の集まりで結構な量を飲みましたが、今日はベトナム語の酔うにあたる「say」について。今日はこれについて日頃のやり取りから思うことを書きます。ベトナム語に興味の無い人にとってはかなりどうでもいい記事ですがあしからず。

 

具体的な使用例はこんな感じ:

・Tôi bị say rồi.  「酔っぱらった」

・bị say xe 「乗り物酔い」

 

ちょっと細かい話になりますが、「say」の前にある「bị」は主語にとって好ましくない事を指します。なのでこの文章でいけば、酔って気分が悪いというのを暗に示しているわけですが、他にも酔っぱらって理性を無くしているような人にも「bị say」を使います。

 

ではほろ酔いはどうなるのか?という疑問が出るわけでして、これまで私は「酔う=say」の感覚で使っていましたが、ベトナム人とちぐはぐなやり取りが起きることがあります。ベトナム人から

 

「Bạn không bao giờ bị say rượu nhỉ.(君は決して酔わないね)」

 

と言われることがあります。しかし酔わないということなどはなく、それなりの量を飲めばそりゃ私でも酔います。

 

しかしこんなやり取りから「bị say」は日本語のただ「酔う」という意味ではなく、どちらかと言うと「泥酔」の意味合いであることが想像できます。飲んで吐いたりとか、人に迷惑をかけるような振舞いをするという意味なのでしょう。これでいけば確かに私は「không bao giờ(決してない)」です。

 

一方ほろ酔いに当たる言葉ですが、これが一語で言い表せそうなのはなく、少し回りくどく、「酒を飲んで気分がいい」みたいな感じでいう必要がありそうです(実際そんなことをいちいち言う機会も中々ないんですが)。「ngà ngà say」という言い方もあるようですが、意味は分かれどあまり普段使いされるようなフレーズでもないようです。

 

ベトナム語を学ぶにあたり、初級であれば大概は教材や辞書のみで事足りますが、中級以降になると語彙や文法について詳しく解説している書籍が一気に少なくなります。実生活を通して学んでいくことが多くなるので、どうしても学習効率が下がってしまいますね。

 

ベトナム人が日本人と結婚して考えること

ベトナム人と結婚するメリットは?と聞かれると何と答えればいいか困ります。何といいますか、大阪人と結婚するメリットは?と聞かれているような感じと言いますか、、、メリットはその人次第と言えば楽なんですが、その質問の裏には「日本人と結婚するのと比べてメリットは?」という意図が含まれます。例えば日本人と結婚することにデメリットが多いのであれば、そのメリットを伝えることは簡単なのでしょうが、そういうものでもないので返答に困るわけです。まあナンセンスな質問といったところでしょうか。

 

一方ベトナム人が日本人と結婚するときには一体どんなデメリットがあると考えられているのでしょうか?今日はその辺りについて聞いた話などを紹介します。(日本人が男、ベトナム人が女というパターンに限定します)

 

①他人行儀

結婚しても身内とは一定の距離をとって付き合う。これはよく言われることで、結婚したからもう同じ家族だという考えはどうも馴染みません。日本の場合は結婚相手と新しい家庭を築くという独立した形を望む人が多いですが、ベトナムでは元の家族(親元)に引っ付きながら発展させていくという概念があるように思えます。因みにベトナム人の家族イメージとしては、親元と自分たちの独立した二つの家庭ができるのではなく、合併してより大きく強固な一つの家族に発展させるといった感じです。娘は親元から離れて男側の家族につくので、家族繁栄という意味で男児が好まれるのは分かります。

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冠婚葬祭などでは親族だけでこれだけ集まるということもあります

 

②会社の付き合い

浮気などを疑うなどでなく、単純に飲みにいくだけでも帰るのが遅いということ。ベトナムでは同僚と飲みにいっても2時間ぐらいで切り上げて帰るのが多いですが、日本人同士の飲み会はとにかく長いとのこと。マラソン飲み会なんて揶揄されてますが、ベトナムの日系居酒屋なども営業時間が深夜までとローカルと比べて遅くまで店を開けています。

 

③料理が面倒

人にも依りますが日本人でベトナム料理をあまり受け付けない人もいます。そのたびに食べられないものを考えながら食事の準備をするのは面倒とのこと。どこに住んでいるかにもよりますが、ベトナムにいて日本人好みの料理を作るには材料の調達の問題などもありますので確かに面倒かと思います。

 

④言葉の問題

 たいてい奥さんが日本語を話すことが多いですが、常に日本語でやり取りをすることについてストレスを感じることもあります。本当に伝えたいニュアンスを日本語でいえなかったりなど、それが原因でケンカになることもしばしば。また夫婦の共通語が英語などであれば双方母国語ではないので、その大変さはさらに増します。

 

日本人と結婚した奥さんと話をしていると、この手の愚痴はよく聞きます。逆に言えばこれを上手くやっている家庭は円満なところが多いようにも思います。

 

 

 

ベトナムの現地採用:給料の相場上がってる?

ベトナムの人件費は毎年上がっていますが、それに伴い日本人現地採用の給与相場も上がってきているように思います。一般に現地採用は2000USD前後の給与からスタートする人が多いのですが、その給与設定について少し疑問に感じることがあるんで、今日はその辺りを記事にします。

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日本人の現地採用は駐在員と比べれば給料が安いわけですが、特に経験などがなくても採用の口があるという点で、単純に海外(ベトナム)で働いてみたいという人に対しても門戸を広く開けています。さらにベトナムは日本語が堪能なベトナム人が多いということで、外国語のスキルが一切不要という求人も珍しくなく、語学が苦手だけど海外で働きたいと思っている人にとっては非常に入り込みやすい国かと思います。

 

しかし未経験かつ語学も全くできない人の市場価値はと言われるともちろん高くはありません。そういう類の人は「とりあえず日本人」という枠で採用されることになります。まあ中には未経験から自分の努力によってその会社になくてはならない存在までのし上がった人もいますので、その辺りは自分が入った会社の環境と本人の努力に左右されるものと思います。

 

ところでそんな現地採用の給与相場ですが、その相場を勘違いしている人が時々います。単純に情報が少なくてよく分かっていないだけなのか、あるいは自分を過大評価しているだけなのか知りませんが、

「あんたなんかにどこの会社がそんな給料を出して雇うんだ?」

という人に出会うことがあります。大概の人はその希望給与で雇ってもらえるところがどこもなく、最終的に妥当な価格で落ち着くことになりますが、若い子で経験もなく語学もできないけど「2000USDはほしいです」なんて希望給与を言われると、「顔洗って出直してきなさい」とも思うわけです。

 

一方でそれなりに長期間現地採用として勤めていて、相応の経験スキルをもっているにもかかわらず、

「この人でこんなに給与が安いの!?」

と思う人もいます。確かに現地採用の給与もこの10年間で結構上がってはいますが、10年前に入社した会社で昇給ベースが日本並だとすれば、そのスタートアップの給与の低さが現在まで響いているということでしょう。その人のスキルなどを考慮しても給与だけを見れば確実に転職をするべき人なのでは?と感じさせられます。

 

ベトナム人にとっての薬局とは

ベトナムには至るところに個人経営の薬局がありまして、大体白衣を着た女性がその店で薬の販売をやっています。しかしこの女性たち、正式な薬剤師の免許を持っているかはその店次第。いかにも薬の専門的な知識がありそうな格好だけで、中身は普通の素人なんてこともあるようですから店選びは慎重にいきたいところです。

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バイクで乗り付けてさっと買って帰る。小さな雑貨店と似たようなものです。

こちらでは病気やケガの状態を伝えて適切な薬を処方してもらいます。また薬も一箱ではなく、何回分といったバラ売りも可能です。出先でたまたまバンドエイドが必要になったことがあったんですが、バンドエイドも一枚から売ってくれました。値段は3000ドン(15円ぐらい)だったんで箱で買うより若干割高ですが便利。

 

日本ではちょっとした薬を買うときはドラッグストアを利用する人が多いと思います。私が子どもの頃は近所に個人経営の「薬局」があったものですが、時代の流れかそういった店はどんどん少なくなっていますね。

 

この日本のドラッグストアはベトナム人にとって驚きな店でして、薬の他に化粧品、日用品など色々なものが売られているのは中々カルチャーショックだそうな。ベトナムで薬を手に入れるためには病院か上で書いたような薬局なので、薬と一緒に他のものも調達できる店というのは新鮮とのこと。そんなベトナム人曰く、

 

「大きなコンビニみたい」

 

まあ間違ってはないかなぁ。妻が初めてドラッグストアにいったときもベトナムの「薬局」と思い込んでいましたが、店についてから日本のドラッグストアが何たるかを思い知ったとのことです。妻が日本へ行ったとき、ベトナム人向けのおみやげはもっぱらドラッグストアかドンキホーテでほぼ完結している気がします。

 

日越の老人

ベトナムのおじいさん、おばあさんは周りからよく敬われています。ここだけ切り取るとベトナムは老人を大切にする国となりますが、少し日本のそれと比較しながら考えてみます。(*老人の年齢はここでは70歳ぐらいからとします。因みに老人という言葉に嫌悪感を持つ方は「高齢者」に置き換えてください)

 

【ベトナムの場合】

①老人が少ない

国民の平均年齢の関係もありますが、老人の数が比較的少なく、そんなに都会の街中で見かけることがありません。絶対数が少ないので、やっぱり公共の場で見かけると席を譲るなど他の世代より優先という意識は働きやすいかと思います。

 

②基本は家にいる

年齢も70を超えるような歳になると家にいることが多いです。それで近所の人が様子を訪ねにかわるがわる家に来て、お話を楽しみ一日を終える。これがベトナムの老人に多いライフスタイルでしょうか。慎ましく暮らしている人が多いように思いますし、所謂日本のようなアクティブな老人は少ないです。

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③戦争体験者

直近のベトナム戦争終了が1975年なので、老人はモロに戦争体験者です。ベトナムは男女共々戦ってますので、正に生きる戦争体験者。この時期に若い世代がかなり無くなったので現在の老人数が少ないということもあります。ベトナム人は愛国心と相まって、この戦争経験者に対して敬意を示しています。

 

【日本の場合】

①老人の数が多すぎる

ベトナムで暮らすと本当に日本は老人が多いなぁと感じます。住宅街の平日昼などはファミレスやカフェなど老人で占拠されることもありますし、客の少ない時間帯は積極的に老人を呼び込むカフェも多いと聞きます。そして高齢者でも働いているのが日本の特徴。老人の就労に就いては色々議論の余地があると思っています。

 

②老人がアクティブ

色々な所に繰り出す老人をよく見かけます。元気なのはいいことかもしれませんが、それゆえにとち狂ったトラブルもよく起きています。

 

③老人世代は戦争非経験者が多くなってきた

当時それなりの年齢で太平洋戦争経験者となると年齢にして90歳以上ぐらいになると思いますので、数はかなり減っています。今のメイン老人層は団塊世代でしょうか。ちょうど戦後で経済成長、バブリーな時期を若い時に経験した世代かと思います。

 

今のベトナムの老人は私の曽祖父母ぐらいの感覚ですかね。今後ベトナムも高齢化社会になるのは確定しているので日本と同じ道を辿るのかな。。。

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昔の老人は数も多くないし、長く生きていれば生きた年数に見合った知識と経験があるのでそれなりに敬われたように思います。ゲームや漫画の世界の「物知り爺さん」や実世界の「おばあちゃんの知恵袋」なんてのが通用した良き時代でした。「村の長老」なんていうのは今では死語かな。

情報化社会になると知識面ではすぐに若年層に追い抜かされますし、「ただ生きている」だけでは、その数も相まって煙たがれやすくなったように思います。更に老害と呼ばれるような老人になれば罵声を浴びせられることもあります。

 

「若い時は自分たちが日本経済を引っ張ってきたんだ!」という自負があるかもしれませんが、それを理由に敬えというのは最早無理な時代に入っています。

「若い時は経済を引っ張り、年を取って第一線から身を引いた後は人の迷惑にならないよう余生を謳歌する」

 

これからの老人はこんな感じの方が尊敬の対象になるのかなぁと思います。