ベトナム人にとっての薬局とは
ベトナムには至るところに個人経営の薬局がありまして、大体白衣を着た女性がその店で薬の販売をやっています。しかしこの女性たち、正式な薬剤師の免許を持っているかはその店次第。いかにも薬の専門的な知識がありそうな格好だけで、中身は普通の素人なんてこともあるようですから店選びは慎重にいきたいところです。
こちらでは病気やケガの状態を伝えて適切な薬を処方してもらいます。また薬も一箱ではなく、何回分といったバラ売りも可能です。出先でたまたまバンドエイドが必要になったことがあったんですが、バンドエイドも一枚から売ってくれました。値段は3000ドン(15円ぐらい)だったんで箱で買うより若干割高ですが便利。
日本ではちょっとした薬を買うときはドラッグストアを利用する人が多いと思います。私が子どもの頃は近所に個人経営の「薬局」があったものですが、時代の流れかそういった店はどんどん少なくなっていますね。
この日本のドラッグストアはベトナム人にとって驚きな店でして、薬の他に化粧品、日用品など色々なものが売られているのは中々カルチャーショックだそうな。ベトナムで薬を手に入れるためには病院か上で書いたような薬局なので、薬と一緒に他のものも調達できる店というのは新鮮とのこと。そんなベトナム人曰く、
「大きなコンビニみたい」
まあ間違ってはないかなぁ。妻が初めてドラッグストアにいったときもベトナムの「薬局」と思い込んでいましたが、店についてから日本のドラッグストアが何たるかを思い知ったとのことです。妻が日本へ行ったとき、ベトナム人向けのおみやげはもっぱらドラッグストアかドンキホーテでほぼ完結している気がします。