ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムの放送事故

f:id:dtbh:20191022131554p:plain

日本の生放送で映像に乱れが出たり、誤りがあったときなどは後で謝罪の言葉があります。特にニュース番組などではそういった光景をちょくちょく見るのではないでしょうか。

 

一方ベトナムの生放送でも同じようなことが起きます。頻度は日本のそれよりも圧倒的に多いのですが、例えば映像の切り替わりが上手くいかずにいつまでもアナウンサーが無言で映っているとか、VTR中にいきなりアナウンサーが談笑している場面が映されたりなどすることがあります。

 

しかし映像がもとに戻っても何食わぬ顔でしれ~と続けるのがこちらのやり方。特に謝罪もありませんし、何もなかったかのごとく放送が続きます。特別視聴者を不快にさせるほどのものでもないし、生放送だからそういうこともあるでしょ?ぐらいの感覚でしょうか。視聴者はむしろ油断しているアナウンサーがいきなり映されるハプニングなどを貴重な瞬間として楽しんでいるような様子さえ窺えます。

 

様々な場面で謝罪が全くないという状況はベトナムではよくあることです。「どう考えてもこれはきちんと謝罪すべきだろ」という場面に出くわして業を煮やす日本人も多いのですが、一方で日本人がちょっとしたことで謝りすぎという面もあります。これを良いとするか悪いとするかはともかく、私個人的にはちょうどその中間ぐらいがバランスがとれて良いと思っています。まあ中々双方が今からそうなるのは難しいようにも思いますけどね。