ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムのサスケ

f:id:dtbh:20200423120019j:plainもう10年以上前になりますかね、日本のテレビ番組で「サスケ」という番組がありました。体力自慢の若者が番組制作のアスレチックにチャレンジするというやつです。確か筋肉番付の系列だったような気がしますが、ケガ人が出たことなどの理由もあり現在は番組としては終了しています。

 

一方ベトナムでは現在も「SASUKE」の名前で放送されており、ベトナム全土で人気の番組になっています。世界各国から挑戦者が参加しており、時々日本人の挑戦者を目にすることもあります。そんなベトナム人に人気の「SASUKE」ですが、それが日本の忍者名に由来するというのを知っているベトナム人は一体どのぐらいいるのでしょうか?「ナルト」を読んでいるベトナム人なら分かるかもしれませんが、白土三平のサスケを知ってるベトナム人はまずいないかな。。。

 

この番組を見ているとベトナム人挑戦者よりも外国人挑戦者のほうが成功率が高いように思います。根本的な体力の差もあるのかもしれませんが、幼い頃から養われる運動神経の差のようなものもあるのかなと思ったりしています。

 

諸外国(例えば日本)はベトナムと比べて、子どもの頃からアスレチックなど比較的凝った遊具で遊ぶ経験は多いでしょうし、体育の授業もより高度です。ベトナムの学校体育はかなり浅く、そもそも運動場や体育館の類だけを見ても日本のそれとは圧倒的な差があります。

番組のコースで跳び箱の踏切台を利用して高いところを掴む場面がありますが、なぜか体力自慢のベトナム人でもそこで高さが足りずに池に落ちる人が続出していました。見ていると踏切台の使い方をちゃんと分かっていないのじゃ?と思うような人もおり、子どものころに学校の授業で跳び箱などが無かったのではと推測されます。

 

大人になってからも体を鍛えることはできますが、子どもの頃から養う運動神経は大人になってから得るには難しいのかなぁと番組を見ながら考えていました。