ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

技能実習生のためにベトナム語を学ぶ日本人

f:id:dtbh:20181223140658j:plain
日本でベトナム人実習生と関わりのある人で、彼ら彼女らとコミュニケーションを取るためにベトナム語を学ぼうとしている人にときどき出会います。大概の人は「実習に来ているんだから君たちが日本語を学べ」というスタンスなので、敢えて自分から実習生の母国語へすり寄る姿勢を出しているのは素晴らしいことかと思います。実習とは違いますがベトナムに来て働いている日本人でも一切ベトナム語を学ぼうとしない人はたくさんいるわけですしね。

 

そこの会社が継続的に実習生を雇っていたり、或いは常にベトナム人と関わりのあるような立場で仕事をするのなら学ぶ価値は十分にあると言えるでしょう。少し単純な話ですが、ベトナム人はベトナム語を話す外国人に対して物凄く心を開きやすくなります。例えばこちら側が仮に簡単なベトナム語しか分からないとしても、「この人にはベトナム語を話せる」と思っただけで一気に会話の量が増えます。外国人に対する精神的なハードルが下がるとでもいいましょうか。まだ外国語(日本語)が拙い実習生などは特にそうかと思います。

 

なので現場で実習生を管理する人が少しでもベトナム語を解する場合、それだけ実習生たちからの信頼を得やすくなると思います。彼ら彼女らのちょっとした悩みや異常を事前に察知できるきっかけにもなりえますし、後々の大きな問題発生の予防にもなるでしょう。

「そうは言っても流暢に話せるまで勉強できる自信がない」という声も聞こえてきますが、安心してください。中一レベルの文法とちょっとした単語が分かるだけで充分です。その気になれば3か月程度の学習で十分賄える量です。外国人のベトナム語話者が少ない現代では、それだけで「ベトナム語が上手な人」扱いになります。