ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムの軽井沢「ダラット」

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ホーチミン市からその気になれば日帰りでも行けるダラットに泊りで行ってきました。ベトナムの軽井沢と呼ばれる高原地帯は一年を通じて涼しく、避暑地としてよく利用されているようです。シーズンは夏場なので少しでも暑さから逃れたい観光客で賑わっています。

 

ベトナムでは1番多い韓国人もここではそれほど多い気がしないのが第一印象。というか外国人よりベトナム人の旅行者向けの避暑地かもしれません。もともとフランスの植民地時代に開発されたところですので今でもフランス様式の建物が多く、何というかベトナムらしさの薄い街並みです。在住の日本人からしたらその辺りが日常から少し離れる気分を味わえるので好評な模様。

 

主要な観光地としては高原植物のある公園や教会、バオダイの宮殿といったところでしょうか。あまりこれを見ようというほどのインパクトがあるものはなく、どちらかと言えば何もせずにのんびりしたいという人向けです。都会の喧騒から逃れて自然の中で気を休めるにはいいかと思います。

 

ただ海外からベトナムへ旅行に来た人が、このダラットを目指して訪れる価値があるかというと正直微妙です。まあベトナム縦断みたいに主要都市を巡るような旅をする人は立寄ってもいいぐらいのものかと思います。

 

さて、ここダラットではワインが有名でワイン好きにはどんなワインがあるか気になるらしいです。しかし悲しいかな、ベトナムのほとんどのワインはこのダラット産であるためハノイやホーチミンなどの都会には間違いなく流通しており、ダラットへわざわざ行かないと飲めないような希少価値のあるものと出会うことはありません。値段は若干安くはありますが、往復の手間や費用を考えると現地に行ってまで調達するという選択はないと思います。

 

とりあえず1回行ってみてもいいかと思いますが、リピーターになるかと言うと正直ならないかなという感想です。