ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムにいる日本語教師の存在

日本語教師は日本で働いても海外で働いても薄給の人が多いので、生活も海外の場合は現地の水準に合わせることを求められます。現地人のちょっといい給与ぐらいの額ではありますが、日系企業で勤める日本人と比べると給料は安いのが実情です。

「日本語教師はお金を考えてなる職業じゃない」というのが彼らの共通認識。立派なものだと思いますが、実際のところ給与の問題で優秀な日本語教師が生まれにくいという現実もあります。

 

なのでこの業界には玉石混合様々な人がいます。上で言ったように給与の水準が他の職業とは異なるので、付き合いでも金銭感覚が合わないケースも多く日本語教師は日本語教師だけでコミュニティを形成しているということが多いようです。なのでベトナム在住の日本人は横のつながりである程度存在が認識されやすいですが、日本語教師は住んでいる場所やコニュニティーが限定的な人が多いので、少し特殊な存在でもあります。

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しかしそうは言っても私も現地の日本語教師と接する機会はよくあります。というのも日本語を学んでいるベトナム人には知っている日本人教師が大体いますし、偶然共通の知人を介して知り合った日本人が日本語教師だったということもよくあります。ただ色々な日本語教師と知り合う中で、「この人は普通の日系社会では難しいだろうな。」と思うことも多々あります。

 

①一般の日本語教師⇒全体の7割ぐらい?

いわゆる日本社会でも活躍できるような人です。多分教壇に立って授業をしようが営業をしようが、事務仕事をしようがまあ特に問題なくこなせる人だと思います。

 

②日本語教師の業界に特化した人⇒1割ぐらい?

学校の先生とかにもあてはまりますが、いい意味でも悪い意味でもその業界でのみ通用するタイプです。まあ職業選択は間違っていない人ですね。

 

③何となく日本語教師をしている人⇒2割ぐらい?

いわゆる日系社会では通用しないだろうなと言う人です。少し乱暴な言い方をすると海外の日本語教師だから何となく成り立っている人という感じでしょうか。ベトナムはローカルの日本語学校が多いので、多少能力、人格的に問題があってもベトナム人オンリーの環境ではスルーされやすいんだと思います。多分同じ環境に普通の日本人教師が他にいれば、「何かこの人変だな」と確実に思われる人です。

 

日本語教師に限らずどこの業界でもいるものですが、日本語教師の業界には③の人の割合が多い気がします。ある日本語教師の友人は台湾で働いていたとき、母国に帰りたいがどこも雇ってくれるところがないので、日本語教師をしているというような人もたくさんいたと言っていました。多分こういう層の人が日本語教師の評判を落としているんでしょう。

 

たまたま私が知り合った日本語教師も、正直「どこか脳に問題があるのかな?」と思うような行動を取っている人でした。具体的に言うと外を歩いているときに空の雲をつかんで地面に落とそうとしているしぐさを取ったり、その他奇行が多い人です。そんな人でも採用されて働ける環境というのはきっと海外だからなんでしょう。現在私がその人と付き合いがないというのは言うまでもありません。