ベトナム語ではなく敢えて英語を使ったほうがいいケース
ベトナムに住んでいてもベトナム語が分からない日本人はたくさんいます。しかしそれ以上に英語が分からないベトナム人が大勢いるわけですから、ベトナム語が分かれば日々の生活から仕事まで快適になることは言うまでもありません。
しかしベトナム語が分かるからと言っても、いついかなる場合でも役に立つかというと実はそうでもないケースもあります。以下はその一例:
1、ベトナム語で戦うと不利な展開になるケース
ビジネスの交渉事などでベトナム人とベトナム語でやり合うと相手のいいように言いくるめられる可能性があります。もちろんこちら側のベトナム語力にも関係しますが、やはり相手はネイティブなので、争いの場合となると不利な展開になりやすいです。逆に英語となるとお互いに外国語同士でのバトルとなるので、お互い対等な立場で話を進めやすくなります。これはサービス業などでも同じことで、何か問題が起きたときにベトナム語でクレームを入れたとしても、勢いで御託を並べられまくって強制的に終了されることが多いので困ったものです。
2、企業で日本人と繋いでほしいケース
相手企業の日本人と話をしたい場合に、その電話の受け手にもよりますが第一声を英語で話しかけたほうが、すんなり繋いでもらえるケースが多いです。ベトナム語でかけると相手に何かセールスの電話かと思われ不審がられることもよくあります。私も営業で面識のない日本人に電話をかけることが時々ありますが、その時は英語を使うようにしています。
3、店員にまとわりついてほしくないケース
店に入ってモノを見ているときに店員が何かと商品の説明をしに来ることがあります。これ自体はしっかり接客をしているということになるんですが、正直一人でじっくり見たいときはうっとおしい。(これは日本にいたときでも同じ)
このときにベトナム語で追っ払おうものなら、余計に話は続きます。しかし英語または日本語を使えばほとんどはフェードアウトしていきますので、店などであまり店員と関わりたくない場合はベトナム語を話さないほうが吉です。
こんな感じでタクシーでも寝たいときに、ベトナム語が分かると思われると連続して話しかけてきますから、そんなときはベトナム語を分からないふりをすることも多いです。