ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムの地方に住んでいる日本人

ベトナムにいる日本人の大半は都市部に住んでいますが、稀に地方住みの日本人に会うことがあります。今日はその辺りについて書いていきます。(私はハノイ在住なので北部に限っての話とさせてください)

 

北部では首都のハノイと東部のハイフォン以外は地方と仮定します。この2つの都市以外に住んでいる日本人は何かしらの理由があると思いますが、大別して以下のような感じでしょうか。

 

①ベトナム企業に勤めている→そんな人でもハノイで勤めている人がほとんど

②会社の社宅が地方にある→製造業は地方の工業団地にあり、その周辺に社宅があることもある。しかしそれでもハノイから通うことを希望する日本人は多い(ハナム省、ハイズオン省など)

③日本語教師→日本語学校は地方にもあるのでそういうところに勤めている人

④ベトナム人配偶者の都合

 

大体こんな感じでしょうか。たまに好き好んで地方に住んで何をしているのかよく分からない人もいますが、殆どの人が仕事の関係で地方住みをしています。買い物や移動、設備、その他諸々大変なことは多いかもしれませんが、生計が問題ないのであれば地方に住むのもベトナムらしさをより感じることができていいかもしれません。

 

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近年は「新しい農村」というフレーズと共に文明的な地方作りを打ち出している

ところで地方だからといって日本がまったく無縁の世界かというと案外そうでもありません。むしろ田舎の地域ではどこかに日本へ実習や留学へ行ったことのある人がいるもので、時々「えっ!こんなところで日本語?」というようなタイミングで声をかけられることもあります。実体験ではたまたま他の都市へ移動中に寄った店で、日本語を話す店員がいたこともありました。

 

まあ各々の事情があるにせよ地方住みの生活をしている日本人は色々免疫があると言いますか、タフに見えるものです。私も現地にいる日本人を見てよく思いますが、

 

「ベトナムで生活してるくせにそんな甘ったれたこと言ってんじゃねー」

 

という生活面でぬるい日本人はたくさんいます。地方住みをしている人は「そもそも地方に比べれば・・・」という観念があるのか、免疫力の高い人が多いように思えますね。