日本で太るベトナム人実習生
ベトナムから日本へ行って太って帰ってくるベトナム人は多いです。フェイスブックにアップしている写真などを見るとベトナムにいるときより顔がふっくらしている子をよく見かけます。友人曰く、
「ベトナムにいるときより心配事が少ないから」
だとか
「ベトナムにいるときより栄養状態がいいから」
なんて話も聞きます。ベトナムにいるときにそこまで食う物に困っていたわけじゃないだろと思いながらも、単純に食生活の変化が原因なのではと思われます。例えば私の周りにいる元日本経験者たちからの体験を集めると、以下のような結論が出ました。
①食べる時間の不規則さ
実習生は3年の実習の間に稼げるだけ稼ぎたいと思っているので、残業がたくさんあることを望みます。日本の働き方改革の逆を行ってますが、残業時間が全然ないことでクレームになることもしばしば。で、望み通り残業をこなせば帰宅が夜9時を過ぎるということもざらにあります。そこから晩御飯をドカ食いするわけですから太るのも無理有りません。また一般的なベトナム人は太るメカニズムについての知識が乏しいので、寝る前であったとしても何も考えず食べてしまう人も多いと推測できます。
②栄養バランス
食費を削るという意味でバランスの偏った食事を続ける人も中にはいます。それで体調を崩すと本末転倒ですが、私の知人の中には1週間白ご飯と玉子で過ごしたなんて猛者もいました。食費は金のない外国人にとって大きな問題ですが、スーパーの割引総菜が外国人に全部取られてしまうなんてこともありえそうです。
③日本のスイーツ
近くにコンビニがあってスイーツにはまる女子も一定数いるようです。ベトナムでは基本食後のデザートとして果物を食べる女子が非常に多いですが、これがそっくりそのままスイーツに代わる女性もいるのだとか。それを毎日続けていれば、そりゃ太る。
こんな感じでどんどん太っていく人も中にはいるわけですが、年ごろの女の子の場合、あまりに太って帰るのはちょっと見苦しいという思いもあります。なので帰国が近くなると極端なダイエットに走る子もいるわけでして、うまく帳尻を合わせて帰っていく子もいます。日本人でもアメリカに留学して太る人がいますが、結局は本人の意識の問題なんでしょうね。