ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムに至った経緯を聞かれると

今日はベトナムのテト(旧正月)です。私の中でもやっと1年がリセットされる日がきました。今日は少しベトナムに至った経緯を振り返ります。

 

日本人でもベトナム人でも初めてあった人とは、

「どうしてベトナムに来たの?」

という挨拶に近いようなやり取りがあります。ベトナム人には「きっとベトナムに興味があるんだろうな」とか「ベトナム人が好きなのかな」みたいな期待を抱かれることもしばしばあります。これはベトナム人の嫁を取ったときの質問にも通じるものがあります。

f:id:dtbh:20190919150611j:plain

私の話ですが、当時はマレーシアで働きたいという気持ちがありましてマレーシアを中心に職探しをしておりました。仮に現在マレーシアで働いていた場合、「どうしてマレーシアか?」と聞かれても具体的な理由を説明できていたと思います。ところがちょっとした縁の関係でベトナムで生活をすることになり現在に至っています。まあ今となってはベトナムも好きなんで結果オーライ的な回答になったりするわけですが。。。

 

ベトナムに来るまでに色々な地域を旅してきましたが、正直ベトナムの印象はそれほど強くはありませんでした。既に中国をそこそこ旅していたので、どうも観光地としてのパンチにかけるなぁと思っていました。まあベトナム戦争に関する博物館は興味深かったですけどね。当時は陸続きで旅をしていましたから、そんな事情も手伝っているとは思います。なので色々な国で働いたり生活している自分を想像することはありましたが、ベトナムはその国の中に登場することはなかったです。私のベトナムに対する思いはそんなものでした。もちろん人によりそれぞれで、あくまで私の中での印象です。

 

しかし過去に自分が綴った旅行記を読み返してみると、こんな記録が残っていました。(以下原文ママ)

 

ハノイやホーチミンといった都会的な所にはそれほど物珍しいものはなく、各地域の観光地に行っても他国で似たようなものがあり、規模やスケールの面で劣ることは否めないので、「一度見たらもういいか」となってしまう。

しかし特筆すべきはこの国の女性。どうやらベトナムの国自体が自国の女性に誇りをもっており、かつて駐留していたフランスもベトナム女性のすばらしさを認めているようだ。ハノイには女性博物館たるものがあり、自国の女性について解説している専用の博物館があることは世界的にも珍しい。

実際に接したこの国の女性を振り返ってみても、所謂熱帯の新興国に多いエネルギッシュな面と、アジアらしい奥ゆかしさをもっている人が多かった。それは日本の奥ゆかしさとは似て非なるものであるが、外見がそれほど日本人と大差ない女性などにそういった面が見られると、また余計に異国情緒を感じさせられるのも興味深い。

その国で一番印象に残っているのは?と聞かれて、「女性」と回答する国は今のところベトナムの他にはない。

 

旅先での限られた期間でそんなことを感じてたのかと思いつつ、当時ベトナム人の女と家庭を築いているなんて微塵も考えなかったな。。。