ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

転売ビジネスで儲けるベトナム人

f:id:dtbh:20181025134023j:plain

Facebookを見ているとやたら個人で日本製品の宣伝をしている投稿が目立ちます。どうやら輸入代行業務(正式には単なるハンドキャリー)をしている模様。話を聞いてい見ると以下のようですね。

 

日本で商品を買い付ける駐在者がいて、注文をもらったら日本でその商品を買いベトナムに送る。量が多ければ多いほどその利ザヤをもらえるというもののようです。で、買い手の希望者を集める協力者は、最終的に利益の数%をもらえるという仕組みのようです。何なのと考えますね。ベトナム人が日本でサガミのコンドームを大量購入していた場面を見たことがありますが、それもその一角なんでしょう。法人として買い付けるわけではありませんから、小売りの店に出向いて直接店の在庫を買い占めるしかないわけです。中国人の爆買いもそれと同じだったんでしょうかね。

 

さて、ベトナムでも日本製の商品を輸入している店はたくさんありますが、多くの人は偽物かもしれないと疑って買うのに抵抗をもっています。確かにこちらでは日本製のパッケージをコピーして中身は違うものを販売する悪徳業者もたくさんいますので、そうなるのも頷けます。特に健康被害が出そうな食べ物や化粧品などは警戒されやすいのが実情です。

 

なので必然的に自分が信頼している人(つまり個人)から多少高くても直接買い付けてもらうほうがより安心だと言うわけです。この行為自体が違法なものであるかはグレーですが、少なくとも日本側での売り上げに貢献しているのは確かなようです。

 

とにかくこちらでは転売ビジネスが横行していますので、iPhoneなどもその対象になります。こちらでは中国製の偽iPhoneもありますので、購入するときもその購入元には常に慎重にならなければいけないのがベトナムです。ある友人はiPhoneを修理に出したら、中身のパーツを別のものと入れ替えられる可能性があると言い、修理屋を探すのも一苦労だと言っていました。

 

高価な商品に対してはまずは疑うところから入るという、少し悲しい現実です。