ベトナムの公務員に対する規定が今更過ぎる
公務員というと民間よりも緩いイメージが付きまとうのが日本ですが、国民の税金が使用されているということもあり、日ごろからの立ち居振る舞いは全国民から見られている立場というのも事実です。それこそ何か不祥事を起こそうものならあらゆる方面から非難の声が上がってきます。民間のように倒産とかそういったことはありませんが、あまり景気に左右されない仕事ということもあり良いときも悪いときも一定の水準で職務をこなさなければなりません。
しかしこれはあくまで日本の話。ベトナムの公務員はというとまだまだお役所的な態度が抜けきれておらず、各役所でもその横柄ぶりに腹を立てる民間人も少なくありません。さすがにこういったことはよろしくないという自覚が国の方でも出てきたらしく、最近ではこれまでの勤務ぶりを是正していくような取り組みも起こるようになってきました。
それに付随して、先日ベトナムで発表された公務員に関するいくつかの新しい規定があまりにもツッコめるんで記事にしました。
①ジーパンはダメ
→シーパンで働くって…てか普通にスラックス着用と書け
②サンダルはベルト付きのものを着用すること
→だがら革靴と規定しなさい
③昼休みを含む職務中は酒を飲んではいけない
→いけないってか飲んだらクビでしょ
③に関してはベトナム人の自営業は時間かまわず酒を飲む人が多いからこんなことになるんだと思います。以前私がローカルのベトナム会社に勤めていたときも、寒いからという理由で昼休み酒を飲んでいたぐらいですから。そういったセリフはシベリアでも行ってから吐けと思ったものです。
ベトナムで公務員の仕事に就こうと思うとある程度のまとまったお金をコネが必要になるらしいのですが、その部分を是正しようとする動きは全く見られないところがいかにも社会主義のお役所という感じがします。