ベトナム人嫁が考える日本の安全性について
先日自宅でテレビのニュースを見ていると、北朝鮮から日本近海へミサイルが発射されたニュースを報道していました。あくまでベトナムから見た報道なので、客観的な事実しか伝えられてはいないのですが、日本人の夫をもつ嫁からしたらこの話題は看過できないようです。
でもって嫁からのストレートな質問。
「日本にミサイルが飛んで来たらどうすんの?」
何て答えればいいんでしょうか?ミサイルはちゃんと迎撃されるとか無責任なこと言えませんし、まずミサイル自体飛んでこないとかも言いきれませんし。とりあえず、
「飛んでくるまで分からない。」
と答えておきました。嫁からしたら納得いかない返答でしょうが、今の私には他に言いようがありません。すると嫁がすかさず、
「日本って近隣国から攻撃される可能性があって、かつ定期的に地震があって、火山活動もあるから、ベトナムで暮らすより危ないんじゃないの?」
と言われてしまいました。確かにベトナムは海の問題で中国と小競り合いこそあるものの実際に武力攻撃を受けるとは考えにくいですし、地震も火山もありません。交通事故といった不慮の事故死はありますが、凶悪犯罪の類はほとんど聞きませんし、今のところテロの心配もないと言われています。
そういった部分だけ並べてみると日本にいる方が危険なのかなと思ってしまいましたが、どこかで日本の方が安全だと信じている自分もいます。嫁からしたらいずれ自分も日本で暮らすことになるかもしれないという気持ちから出た率直な疑問なんでしょう。
日本の安全神話について少し考えさせられた一幕でした。