色々なものを漬けるベトナムの酒
ローカルの居酒屋へ行くと色々な地酒が見つかります。ベトナムではその店で漬けて作っている店も多いので、店ごとにその味も微妙に違ってくるのですが、定番の酒は大体どこにでも置いてあります。
しかし地方やコアな店にいくと普段見ないものがつけてあるので興味をそそるのですが、先日地方に行った際に驚いたものがつけてあったので、その2つを紹介します。
*写真は若干グロなんで控えます
①トカゲ酒
生き物がつけている酒と言えばアジアでは蛇あたりがポピュラーかと思います。沖縄にもハブ酒とかありますしね。もちろんベトナムにも蛇を漬けた酒はあるのですが、私が驚いたのはトカゲの酒。トカゲと言っても日本でみるような手のひらサイズのものではなく、人間の肩から指先ぐらいのサイズです。むしろイグアナかなんかじゃないの!?と勘違いしてしまうほどのサイズでした。
「甕の口のサイズより大きいような…どうやって入れたんやろ?」
と思うほどのものです。
②ヤギの睾丸
最初に見たときは何なのか全く分かりませんでした。
「もしかして生き物?いや~でも目とか何にもないしな~でも植物の類でもなさそうだし…」
というような感じでしたが、幸い?名前がビンに貼り付けてあったので読んでみると「ヤギの睾丸」。。。そんなものまで漬けるのかと思いました。純粋に味が気になりますが、ちょっと飲むのは憚られます。
上の2つはどれも精力がつくとのこと。まあそりゃなんとなく分かりますが、あまりそれに頼りたいとは思いませんね。しかし店の人が言うには、
「こういうのを飲むのは年寄りだよ。あんたみたいな若いのが飲むと寧ろ身体に悪い。血流が盛んになりすぎて血管を痛めるよ。」
医学的に根拠があるのか、単なる民間の迷信なのか分かりませんがとりあえずこれを飲む機会自体もなさそうなので話半分に聞いておきました。しかしこういった類の酒は間違いなく際ものであることは言えそうです。