ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

駐在員と結婚したベトナム人が受ける日本でのギャップ

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独身の駐在員がベトナムに赴任して、そのまま現地の女と結婚。珍しくない話です。会社としてはプライベートの管理はできませんので、「まあ会社に迷惑かからないようにやってね。」といったスタンスでしょうか。駐在員がベトナム人と現地で結婚した場合、今後の進路として以下の場合が見られます。

 

①そのままベトナムに駐在(中小企業に多い)

②他の国に異動(日本含む)

③ベトナムから離れることができない事情から異動のタイミングで現地で転職

 

①は任期が特にない駐在員などは会社にとって、「これで気兼ねなくずっとベトナムに居させられるな」と思われるかもしれません。本人や奥さんがそれを望んでいるのであればWinWinです。②は駐在員と結婚する以上は宿命ですが、日本以外に赴任となると若干揉める可能性有り。ベトナムでは基本単身赴任という選択はないのでどこの国でもついてくることが前提になりますが、やっぱり行きたくない国に当たると胸中穏やかではないでしょう。③は中々度胸があると言いますか、多分現職に対して不満とかそれほど未練もないような人が選ぶ道なのかなと思っています。

 

さて、②で日本に帰任するパターンについて少しお話します。ベトナム駐在中にベトナム人と結婚した場合、基本的には結婚後も駐在員待遇のまま生活できますので、奥さんもそれなりの高級サービスアパートメントに暮らしながら、贅沢な暮らしができます。生まれが富裕層の女性ではない限り一気にセレブの階段を上がりますので、人によってはその優雅な暮らしをSNSに上げて周囲に自慢なんてこともあるでしょう。

 

こんな生活が日常になっていざ日本へ帰任となったとき、以下のようなギャップに直面して愚痴をこぼす女性を見ることがあります。

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・贅沢どころか節約しないと生活がキツイ

海外赴任中の手当が無くなり、住居も全部自分で用意する必要があるので家賃は自腹になります。しかし駐在中に住んでいるようなところを借りると家計は火の車。さらに生活費や教育費なども想像以上にかかり、今まで会社負担だった一時帰国費用も日本へ帰任となるとベトナムへの帰省費用は自腹。ベトナムにいたときは移動はタクシーでも全然金に困らないが日本ではタクシーなんて高くて乗れない。などなど。。。

 

駐在員待遇が何たるか、日本へ帰任するとどんな感じの金銭感覚で生活しないといけないかを事前にきちんと説明していない日本人が悪いと思いますが、ここをどういう風に割り切れるか奥さんの器量が試されるとも言えます。金銭ありきの結婚ですと破綻の可能性が高くなります。

 

私の知り合いでベトナムへのホームシックが酷くて何回も帰国したがり、そのまま離婚することになってしまった人がいます。パートナーが異国での適応力がありそうかはベトナムで出会ってそのまま結婚したケースでは案外見落としがちですが、これも国際結婚をする上で大切な部分だと思います。