ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

平日に結婚式を挙げるベトナム人

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ベトナムでは自宅で結婚式を挙げることが多いです。なので地方出身者の知り合いに結婚式に招待されたら新郎新婦の田舎まで足を運ぶことになります。しかし地方の結婚式で多いのは、平日に式を挙げるということ。会社を休んで地方まで足を運ぶのは中々骨が折れるので何とかならんかと思いつつ、今日はその点について解説します。

 

①何より日取りが大切

ベトナムにも日本でいう「大安」や「仏滅」に当たる日があります。ベトナムではこの「大安」に当たる日に式を挙げるこだわりが強い人が見られます。自宅で式を挙げるので、縁起がいい日だから値段が高いなども気にする必要はありません。どちらかと言うと式を挙げる本人たちより親など年長者の意向が強いような気もしますが、その日が平日であったとしてもお構いなしです。

 

②地方での平日とは

地方では会社勤めをしている人が少ないので仮に平日に式を挙げたとしても、参加するのにそれほど難儀しません。自営業であれば自分で調整ができますし、農業なども同じです。また雇われの身分であっても、そもそも社会全体がそうなので、平日に身内や友人の結婚式で休むということにも抵抗がありません。

 

③地方から都会に出てきている人の場合

一方ハノイやホーチミンのような都会に出てきている人の場合、式を挙げるにしても会社の人を平日に田舎まで呼ぶのには抵抗があります。なのでそこは意図的に式を週末に挙げる人も最近は目立ちます。そこは「仏滅」でなければOKというようなノリで、親御さんも事情を酌んでくれているのでしょう。

 

今後は自宅での式ではなく、レストランやウエディング会場での式も増えていくだろうと言われています。一方でやはり自宅で式を挙げるのが一番と考えている人も大勢います。私も両方参加したことがありますが、自宅での式はいい意味で形式ばらず緩いので気楽です。特に参加する側からすれば、いつ来ていつ帰ってもいいわけですから。

 

余談ですが自宅で式を挙げる場合はたいていその地方の地酒が用意されていますので、私のような左党にはそれが楽しみの一つだったりもします。地酒を飲める外国人ってだけでやたら歓迎されますしね。