ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

HIV罹患者はベトナム人と結婚できない

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外国人がベトナム人と結婚するときはその申請のために健康診断を受ける必要があります。具体的に健康状態がどの程度悪ければ結婚が認められないのかよく分かりませんが、HIVにかかっている人については結婚が認められません。

 

結婚するのに相手の健康状態如何で認められないというのもどうかと思いますが、ベトナムではHIV患者が増加しているので政府の意図も分かると言えば分かります。ベトナム人同士だと罹患していても問題ないというのは腑に落ちませんが。。。

 

他の性病も結婚のハードルになるようで、健康診断では血液検査があります。恐らくその時に性病の類も一緒に検査されているんでしょう。私がベトナムで結婚のために健康診断をしたときは具体的に性病欄の項目はなかったですが、恐らくかかっていなかったら特別表記をされることもないんだと思います。

 

ところで先ほどベトナムではHIVの罹患者が増えていると書きましたが、発生源は大よそ売春関係になります。特にベトナムでは公に性風俗は認められていませんので、どうしても性病に関するチェックなどはそこの店の裁量に委ねられます。また郊外にある置屋などは病気についてお構いなしみたいな感じなので、いくら値段が安いからといっても決してお勧めはできません。そこにこぞって繰り出す人はかなりのリスクを背負っていると自覚するべきでしょう。他に道端の立ちんぼ(俗にホンダガールと呼ばれる)や同性愛者なども罹患者は多いとのこと。

 

またHIVに限らず治療可能な性病であったとしても、こちらで治療する場合は誰にも知られずにこっそり治すというのは難しいです。会社関係の人に知られる可能性も高いですし、一人で病院に行って外国語でしっかり病状を説明できなければ尚更です。

そういった人が自社の社員から陰で色々言われることは容易に想像つきますし、女子社員から軽蔑でもされるものなら現地でのマネジメントにも支障をきたします。身から出たサビと言えばそれまでですが、羽目を外して背負う代償は大きいものです。