ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムでの就業時間中の朝飯について

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就業時間開始後に朝飯を食べる人というのは日本でも相当数いると聞きます。この辺りは会社の就業時間に対する緩さも関係してくるかと思いますが、私個人的には就業時間後に朝飯を食べるということについて否定派です。今日は「就業時間開始後に朝飯を食べるベトナム人」という観点から記事を書きました。

基本的にベトナム人も就業時間開始後に朝飯を食べるなと言われれば食べませんし、食べていたら私も注意します。まあそれで終了と言えばそこまでですが、ベトナム人の文化や習慣からちょっと考えます。

 

・「朝飯をどのように食べるか」ということと「出社時間」という関係

会社員の場合は通勤中に朝ご飯を買ってオフィスで食べるという人も多いです。行きしなの露店でフォーなどを食べる人もいますが、それだと時間がかかるし量もそこそこあるので少数派です。しかしベトナム人は就業時間ギリギリに来る人が多いので、結果的に朝飯を食べる時間が就業開始後にずれ込んでしまいます。

「だったらそれを見越して早く来いよ」となるわけですが、なぜかそれができない人が多い。時間的には朝起きてから15分程度全部前倒しにすれば済む話なんですけどね。

 

・従業員から見る就業時間の概念とは

これについては意見が分かれると思います。成果主義でいけば就業時間はあってないようなものと考えることもできますし、時間を切り売りしている前提で給与をもらっている場合は就業時間中の私用行為は厳禁でしょう。仮に「就業時間中に朝飯を食べるなら、その時間分昼休みの時間を削れ」と言えば誰もしなくなるでしょうが、あまり細かいことを言うと職場の雰囲気にも影響が出ますので難しいところがあると思います。

 

・オフィスワーカーという立場

ブルーワーカー(現場で体を動かして働く人)は仕事しながら朝飯というのは物理的に難しいですが、オフィスワーカーは食べながら仕事というのもある程度できてしまいます。なので働きながら食べてますという感覚で、あまり罪悪感は感じにくいのかもしれません。実際就業時間中に果物やおかしをつまむのはベトナムではありふれた光景ですし、それを禁止するところはあまりないです。

 

3つほど書いてみましたが、要はちゃんと教育すれば簡単にクリアできるようなものばかりです。日系に限らずローカルでも就業開始後の朝飯を禁止しているところはよくありますので、お国柄でOKというような事項ではないと言えます。