ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

なんでベトナム人嫁かって?

ベトナムのことをよく知らない人に「ベトナムはどんな国?」とか「ベトナム人ってどんな感じ?」と聞かれることがあります。このブログは「ベトナムってどうなん?」なので、正にそこを掘り下げていくブログではあるんですが、客観的な部分ではない部分を語るには少々気を遣います。

 

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例えばよくあるのは、「ベトナム人の奥さんってどう?」という質問。ここで期待されるのは「日本人の奥さんと比較してベトナム人の奥さんってどう?」に対する返答です。しかし日本人と結婚をしたことのない私は日本人の奥さんが何たるやを語る資格がありませんし、日本人だろうがベトナム人だろうがその人依りけりなわけですから答えに窮します。自分が満足しているという意味で「いいですよ」とだけ答えていれば楽なんでしょうが、それでは聞いてる方は納得しないでしょうし。

 

一般的に言われているステレオタイプな「ベトナム人の奥さん」の特徴を語ってしまうと私の中では真実を語っていないことになってしまうので、それはそれで言いたくない気持ちもあります。「東京人」と「大阪人」の違いを語るようなもので、「大阪人」は常にボケやツッコミを求め、おばちゃんは虎柄の服を好むのが特徴って答えるものでしょうか。

 

これまでの海外経験の中で私が感じているのは「どこの国の人と結婚したい」という感覚はないということ。日本人と絶対結婚したいと思うこともなければ是非ベトナム人と結婚したいと思ったこともなく、敢えて言えばどこの国の人であっても結婚の対象にはなりえます。もちろんその国の文化や習慣が自分に合うかということもありますので、そういった意味で国の選別はあるかもしれませんが。。。ムスリムの女の子は宗教の制約上結婚は難しそうですが、アラブ美女には今でも憧れます。

 

なので今の嫁がベトナム人なのは出会ったタイミングなわけで、それがたまたまベトナム人だったという事実に過ぎないわけです。こういう風に書くと何か冷めてみえますが、嫁もそう思っていると思います。たまたま出会ったタイミングが日本人だったという風に。私が他の国で生活していたら今頃その国の人と結婚しているんじゃないですかね、たぶん。

 

そんな感じで嫁と接するときはベトナム人の嫁とは思わず、一人の女性として見るようにしています。ベトナム人として見てしまうとその「ベトナム人の枠」にはめて見ようとしますので、理解の妨げになることがあります。そうではなく一人の女性の個性として扱ったほうが嫁のことを本当に理解しやすくなります。