ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

婚活、妊活がイマイチぴんとこないベトナム人

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「彼氏募集中です。」

 

こう聞いたら恋人はほしいというのは言うまでもないですが、結婚となると話は別だという女性もいるかと思います。ただベトナムの場合、ほとんどが結婚を見越しての付き合いになるので、彼氏を探すと言うのは既に婚活に直結していると解釈できるわけです。

このブログで何回も書いていますが、ベトナムでは基本30歳以上で独身の女性はかなり結婚するのが難しく見られてしまいますし、20代前半ぐらいから中盤にかけて大半の人が結婚しますので、ある意味その世代の人たちはフリーなら全員婚活中と言っても過言ではないかもしれません。(まあ最近では都会を中心に独身生活を少しでも長く楽しみたいという女性も出てきてはいるんですが)

 

で、妊活という言葉も微妙なカルチャーショックがありまして、ベトナムでは結婚するとすぐに妊娠する場合が多いです。例えば日本の場合、結婚してからも子どもを作ることをしばらく控えるケースも多々あります。夫婦二人の時間をしばらく楽しみたいと思ったり、仕事の都合などもあるということは日本人ならよく理解できるでしょう。

しかしベトナム人はその辺りはお構いなし。むしろ妊娠するために結婚すると言ってもいいぐらいの早さで授かることも普通です。時々日本で子どもは作らない前提で結婚する夫婦もいますが、ベトナム人からしたら理解不能になるわけです。

「子ども作らないんだったら結婚する意味あんの?」

という感じです。まだ結婚の価値観に多様性がないことが窺えます。

 

こんな感じで結婚から妊娠が一続きの流れで起こりますので、警戒するのが日系の人事担当者。例えば新しい採用の際に結婚したての女性が応募した場合、すぐに産休に入る可能性があるから、その時点で書類選考見送りにすることもよくあります。まさか入社してからしばらくは子どもを作るなと会社から強要することもできませんしね。

こんなこと表沙汰になったら企業イメージが悪くなりそうなものですが、まあボランティアで人を雇うんじゃないのでその心中も十分察します。