ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムの不妊治療事情

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日本では不妊治療が行われるようになって久しいですが、ベトナムでも近年不妊に悩むカップルは多く、不妊治療も一般的になりつつあります。不妊になる理由としては男女どちらにも原因があるようですが、環境や食材などの影響で健康な精子や卵子を作れない若い人も以前より増えているとのこと。

 

それで健康な精子や卵子を提供するドナーが必要になるわけですが、現在のベトナムではその数が圧倒的に不足しているとのことです。需要に対して供給が3分の1程度にとどまるようですので、たとえ不妊治療を行う金銭があったとしても数の問題で受けられないという状況です。

 

しかしこういった状況を商売にして儲けようとする輩もいると聞きます。まずちゃんとした病院では不妊治療を受けるにあたり、体の検査や各々の準備などで3~4か月程度かかりますが、そういった煩雑なものを除外してすぐに提供するような闇医者もいるようです。この手の内容で闇は一番駄目じゃないか?と思いますが、それでも希望する人は多いんだとか。

 

また自分の精子を金儲けの手段として考える人もいるようです。現在のベトナムの法律では精子も卵子も提供は一人1回のみに限られるというものがあります。ですので一度病院でドナーとして提供すると、他の病院などでの再提供はできなくなります。しかしドナー数は国内で圧倒的に不足しているため、闇医者などでは買取をすることもあるようです。

ところで驚いたことにフェイスブック上で自身の精子提供を行う広告を出していることがありました。その広告では一度病院にドナーとして提供しているので、病院を介して提供することはできず、直接の体内受精に限られるとしています。

 

こんな広告をみて希望する人がいるのか謎ですね。てか単にやりたいだけなんじゃないの?