ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナム人女性の座り方

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ベトナムは今でさえ食卓テーブルを使って食事をとることが一般的になってきていますが、今でも地べたに座ってご飯を食べるスタイルをとっている家庭も多いです。それに親族や友人など大勢を招いて家で食事する機会も多いので、全員が座れるほどの食卓椅子がある家庭は滅多にありません。なのでそういう場合は床にゴザを敷いて全員で料理を囲むというスタイルになります。

 

で、今日の本題は床に座るときのベトナム人女性の座り方について。

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ベトナムでは日本のようにあまり親しくない人がいる前や改まった場でも正座をするという文化がありません。基本的には胡坐をかくことに対して悪い印象はありませんし、中年以降の女性であれば片足を立てて座る姿勢で飯を食らう人も多いです。(上の写真みたいな感じ)

 

この片足を立てて座るスタイルですが、椅子に座っているときもその座り方をする人もいます。日本人的な目線で行くと「行儀が悪い」典型的な座り方になりますが、こちらでは田舎やおばさんを筆頭によく見られるスタイルです。そして何故か女性に多い。

 

私が結婚する前、今の嫁と日本へ帰ったときに近所で親しくしている家に挨拶に行く機会がありました。私はそのとき別件で顔を出すことができず、母と嫁で出向いて家の中に上がったときのこと。通された和室で待っている間、嫁は胡坐をかこうとしたので、母が慌てて座り方を改めさせたそうな。。。

 

その話を聞いたときは、「そりゃそうなるわな。」と思ったものです。事前に教えてなかった私が悪い。まあ外国人なので、それで顰蹙を買うことはなかったんですが、嫁にとって外部の日本人と接するときの最初の洗礼を受ける形となりました。こういうときに「これだから外国人は・・・」みたいに思う親族がいると国際結婚は大変なのかと思います。

 

この前も嫁の親族の法事に出向いたとき、ゴザに座ってお経を聞く機会がありましたが私は正座、他は全員胡坐。日本の法事だと「おいおい。。。」となるような光景です。おばさんから「もっと楽に座っていいのよ。」と言われました。

 

しかし改めてですが、正座の佇まいは綺麗なものです。