ベトナムの宝石屋で両替する場合

外貨の両替はどこでするか。普通は銀行が真っ先に候補に挙がると思います。ただし少しでもレートがいいところを探して歩くといくつか両替ができる場所に行きつきます。

しかしもちろん公的な機関ではないので、摘発対象ということは忘れずに。今日はベトナムの闇両替について少し書きましょう。

・宝石屋

宝石や貴金属を売っているところで外貨の両替を扱っています。銀行で両替をするよりはレートがいいので利用者も多いですが、最近では公安がかなり目をつけだしているので利用するには注意が必要です。現場を押さえられて両替のお金を没収されたという話もよく出ています。この両替屋は常に外貨を店にストックしているわけではなく、必要な外貨があると店の外から持ってきます。一体どこから持ってきているのか謎ですが、これもガサ入れ対策の一つなんでしょう。しかしそもそも英語が通じないことがほとんどですし、一見さんが利用するにはハードルが高いので素人の利用は難しいところです。てか旅行レベルの両替ならわざわざリスクを背負って利用する必要もないでしょう。

・路上の両替屋

ハノイではホアンキエム湖の近くに路上の両替屋がいます（だいたいおばちゃん）。歩いていて、外国人だと分かるとほとんどのケースで声をかけてきます。ただしこの手のタイプは一番利用を控える両替商でしょうね。何といっても決まった場所に拠点がないわけですから何かトラブルがあっても二度と会うことができない可能性が高いわけです。具体的には札の枚数をごまかされたり、汚れたり破れて使えない札を握らされたり、偽札をつかまされたりなど例は枚挙に暇がありません。在住の外国人ではなく旅行者を中心に活動しているのも警戒すべきところかと思います。

このブログを読んでいる方の生活拠点は様々かと思いますが、結論両替は正規のところでやりましょうということにつきます。ベトナム人の知り合いが色々お得な両替屋を案内してくれることもあるかもしれませんが、そういった危機管理まで責任をもってやってくれているのかと言われると闇両替屋を紹介する時点でそこまで考えていない人がほとんどだと思います。