ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナム人の履歴書

ベトナム人を採用する際にベトナム人の履歴書に目を通す機会がよくあります。日本語が必要な採用なら日本語の履歴書、英語が必要な採用なら英語の履歴書など日英越で書かれた履歴書を日頃見るわけですが、一点気になるのは写真の撮り方について。

 

日本の履歴書では写真は証明写真できちんとした身なりのものを貼り付けるのが普通です。(まあ時々かなりカジュアルな格好で写った写真を使っている日本人もいますけど)しかしこちらではそれにとどまらず、如何に自分をきれいに、かっこよく写った写真を使うかに精魂費やしているようなのに出会うこともしばしば。カメラ目線で変なポーズをとった写真が出てくることも珍しくありません。

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履歴書にこんな感じの写真を貼り付けてあることもよくあります。×と✓は特に関係ありません。

 

世界的に見れば日本の履歴書のように全員が同じような格好で同じような表情で写っている写真を使うことのほうが珍しいようですが、やはり日系企業に集まる履歴書で上記のような写真がきてしまうと違和感があります。

因みにベトナムの証明写真屋で写真を撮ると、その後にかなり修正が入ります。基本肌のシミを取ることは普通ですし、場合によっては顔の輪郭もいじります。エラの張ったシミの多い顔も写真屋の技術で全て修正されるわけです。またベトナムでは女性は色が白いことがきれいとされますので、色黒の人は30%程度肌が白く加工されます。なので履歴書の写真でも「色黒だな」と思うようなレベルでは実際に会うとかなり色黒ということになるわけです。

 

私の証明写真を撮ったときにはずいぶんシミを消されたのものでした。改めて「自分の顔はこんなにシミがたくさんあるのね」と少し残念な気持ちになったことを覚えています。まあベトナムでは履歴書の写真と実物の雰囲気がかなり異なる(特に女性)ことがよくありますので、顔はあまり参考にしないほうがいいと思います。