小遣い制のないベトナム家庭
私の家庭では家計の管理は私がしていますので、嫁には毎月一定の金額を渡して、それで生活費をやりくりさせています。これについては以前の記事でも書きましたが、一般のベトナム人家庭では珍しく、基本家計は奥さんが握っているのが普通です。なので私のようにベトナム人妻を持つ日本人男性でも、給料は自動的に全額奥さんに流れているという人もよくいます。
まあそれはいいとして、今日の話題にしたいのは家庭でのお小遣い制度について。ベトナムでは毎月固定の額を夫、もしくは子どもにあげてやりくりさせるということがないんだそうな。つまり何か買いたいときにはその都度家計の管理者(多くは奥さん)にお金を貰うということだそうです。なので子どもの場合、
子ども「お母さん、おかし買いたいからお金ちょうだい。」
母「ダメ!昨日も買ったでしょ!」
夫の場合、
夫「おい、飲みに行くから金をくれ!」
妻「ダメ!!今週何回飲みに行ってると思ってるの!!!」
というやり取りは容易に想像できます。しかし改めて感じるのは子どものときに固定のお金を渡してやりくりをさせるのはいい教育だと思いますね。というかそういったことを小さい時からしていると自然と計画的にお金を使うことを身に付けるのではないでしょうか??
ベトナム人は大人でも計画的にお金を使うという意識が弱い人が多いわけで、理由としてこういった事情もあるのかもしれませんね。