ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

日本男児VSベトナム男児の変なプライド

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ベトナム人に対する愚痴は日本人同士で集まったときに少なからず出るのものです。じゃあベトナム人同士で集まったときに日本人への愚痴は出るのでしょうか。私としてはその人たちが日系企業で働き、且つ日本人スタッフに直接かかわって働いているのならその可能性は十分にあると思います。

 

日本人、ベトナム人という構図からもう少しミクロな視点で日本人男児、ベトナム人男児というくくりで見てみると、時々お互いに意地やプライドのような部分が見え隠れするのが面白いところ。(恐らく女性からしたら「だから?」なんてぐらいのもんでしょうが)

 

・日本人男児目線でベトナム人男児へ

 

①仕事がテキトー

正直人にもよりますが、ベトナム人男児というのを一括で見た場合にそう感じている日本人は多いです。実際真面目なベトナム人、不真面目な日本人がいるものですが、基本日本人(自分)のほうがしっかりしていると考えている人が多いです。

 

②経済的な計画性が弱い

自分の金銭をきちんと把握して将来に必要なお金を確保するのが日本人。貯蓄好きと言われるのはそれだけ将来に対する危機感をもっているからでしょう。

 

 

・ベトナム人男児から日本人男児へ

 

①技術的なことが弱い

子どもの頃から家庭内で必要な技術的なことをしている人が多い一方で日本人はあまりできない。(電気の配線やら何か機械的なものの修理など)なので日本人はこぎれいな仕事はできるが、DIY的な部分が下手くそと考える人もいます。

 

②ケチ

金をもってるわりには財布のひもが固いとか細かいという印象もあるようです。たくさん金を持ってるなら派手に使うのが男らしいというところでしょうか。この辺りは計画性云々やらのところは語らずでいきましょう。

 

 

優劣を語りだすときりがないわけですが、結局どちらかが一方的に劣っているなんてのはありえないわけでして、双方それぞれ優れている部分をしっかり持っておきたいというところでしょうか。まあ現地の日本人を見ていると年齢が若い人(20~30代)より上の世代の人のほうがベトナム人に対して愚痴をたれている人が多いような気がします。

 

 

ベトナムでの日本人の付き合いについて

主にハノイやホーチミンのような都市部の話ですが、近年比較的世界の中でも日本人の数が多くなったベトナムでは日本人のコミュニティーも多く存在しています。「ハノイ~の会」とか「ホーチミン~サークル」というものですね。もちろんそういった集まりによく顔を出している人ほど現地で日本人の知り合いが多くなります。

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ところで、外国に行って日本人同士でいっぱい繋がりたいと思うかどうかは人によって温度差があるわけでして、寧ろあまりたくさんと関わりたくないと考える人も一定数います。←(私もこの部類)

日系の会社で働いていれば自然と日本人と関わる機会は増えるわけですが、プライベートでも日本人と関わるかはその人よりけりです。私の知り合いに最近日本人との付き合いに疲れている人がいましたので、その人の例をとって少し書きます。

 

まずその人の在住歴は比較的浅めの方なんですが、赴任したての頃から色々先輩たちから日本人のコミュニティを紹介されて、現地での日本人との交流を深めていたようでした。しかし時間が経つにつれてそれが少しずつ億劫になってきたと言います。なぜベトナムに来てまで無理して日本人の集まりに顔を出しているのだろうかと。

その方はこういったプライベートな付き合いの他に、会社関係で半強制的な付き合いもあるそうです。プライベートでは大したことはないと思いますが、会社関係となると下手に付き合いの悪さを出してしまうと、職場での居心地の悪さにもつながりかねません。それについては我慢して付き合うか、何とか口実を作って断るところに腐心しているようです。

 

私としては日本人同士でつるむことに特に肯定も否定もするつもりはありませんが、気を揉むぐらいなら関わるべきではないかと。

例えば、海外では色々と心細いことも多いだろうから、たくさんの日本人と繋がってたほうが安心だと考える人がいる一方で、たくさんの人と関わるとそれだけ面倒なことも増えるからあまり関わりたくないと考える人もいるわけです。

 

付き合いを広げすぎると後々こういったことに悩まされるというのはよくある話です。

 

 

ベトナムに進出している日本のキャバクラ

ハノイにも日系のキャバクラが進出しているようで、日本のキャバ嬢が出向というかたちで常駐しているようです。で、私の上司が友達を連れて行ってきたようなので、その時の感想を少し紹介します。

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まず店の内装とか雰囲気は日本のそれとほぼ変わらないようです。しかし店に日本人のキャバ嬢が常駐していると言っても常に席について相手をするかというとそうでもないようです。店側もストックに限りがあるはずですから、客の日本人全部に日本人嬢をつけるということもできないのでしょう。で、上司がついた席には4人女の子がついたそうですが、全てベトナム人。これでは日系のキャバクラに来た意味がないじゃないかということで、結局料金だけ日系レベルの値段を取られたようです。なので満足感は低かった模様。

 

日頃、駐在員と現地採用のネタを記事にしますが、キャバ嬢の駐在員というのは私の中で未知の世界です。勝手に想像するに生活の手当とかかなり充実してるんじゃないのとか思いつつも、そんなことを客の立場として根ほり葉ほり聞くのは野暮なんでしょうか。しかし期限付きで出向しているのかとか、帰任後はある程度のポジションが約束されているのかとか興味深いところはたくさんあります。

もしかしていつかキャバ嬢の現地採用みたいな雇用もできたりして…なんて勝手に想像してしまいます。仮に日系のキャバクラが世界各国にあって、そこを現地採用という立場で世界中のキャバクラを渡り歩いているような嬢がいたら、少しカッコいいかもしれません。

 

でもそんな夜の世界ですから、駐在員キャバ嬢と現地採用キャバ嬢なんてあったらその関係の確執とかも普通より凄そうですけどね。それこそ指名を現地採用のキャバ嬢のほうがバンバンとっていたら下克上なんてのも十分あり得るわけですし。

私個人的にはキャバクラは好きではないのですが、外国に出てキャバ嬢として働いている人には興味があります。いつか行ってみようかな。

 

 

日本で不倫するベトナム女性

ベトナム女性は好きになったら一途と紹介しているサイトがある一方で、日本で不倫するベトナム女性もいると書いてある記事もあります。どちらも間違いではありませんが、そうなる事情も踏まえてもう少し深く掘り下げて書いてます。

  

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日本で不倫するベトナム人女性というと、私が知るケースでは留学生や技能実習生という場合がほとんどです。因みにここでいう留学生はアルバイト目的で日本に来ている留学生を指します。(完全な勉学目的の留学生は独身がほとんどで一般のベトナム人とは毛並みが違う)技能実習生はまあ実質出稼ぎですから既婚者も相応にいます。

 

さて、既婚女性のベトナム人が日本で不倫に走るのは母国での生活背景に関係がありそうです。まず既婚者でありながら実習生やアルバイト目的の留学生として日本になぜ来る必要があるのか?答えは単純でお金に困っているからです。

技能実習生で日本に来ている女性の中には子どもを自分の両親に預けて日本に来ている人もたくさんいます。ここで書類上では分からないことがあるのですが、彼女たちの中には夫がいると言っても実質夫はすでに蒸発していないということもよくあります。ですので実質バツイチということになるわけですが、戸籍上は既婚者のままです。

 

ベトナムの田舎では離婚はまだ恥ずかしく、隣近所でもいいようには言われません。それに父親が戸籍上いないと子ども含めて日常生活の中で色々差別を受けるケースもあります。そういう事情もあり実質離婚状態であっても、そのことを懸念して形だけ既婚者であり続けることがあります。更にベトナムではたとえ双方合意であったとしても離婚するには裁判所に出廷する必要があり、3回にわたる意思確認をしないと成立させることができません。ですので既に蒸発した夫に何回も裁判所へ出廷させることなど不可能だという事情もあります。

いなくなった夫で律儀に子どもの生活費を面倒見るような人は稀です。大抵は引き取った側が子どもを養っていかなくてはならないわけです。そこで数年日本に行って出稼ぎをすることで、子どもの養育費を稼ごうというのがそういう人達の本来の目的です。

 

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話を戻しますが不倫に走る女性といっても既に母国では実質離婚状態の女性にそういう方が多いと思われます。不倫相手は日本人でもベトナム人でもどちらもありますが、ベトナム人の場合はお互い事情をよく知った上で不倫していることが多いようです。しかし日本人の場合は独身と偽っていることも多々あると聞きます。

 

日本にいてる間だけの割り切った関係であればともかく、本気になってしまったときはそれは大変なことかと。養育費も払わずに蒸発した夫に捨てられ、人生逆風を歩んでいる中、ある程度収入の見込める日本人男性と再婚となった場合は人生逆転の可能性もあります。田舎の親族一同もその日本人がよほど問題ありの人でない場合はきっと歓迎するでしょう。他の意味での期待もあるかと思います。

ベトナム国内でその女性の生活背景がよく分からない人と不倫する場合は、それなりの覚悟が必要だと思います。中途半端な付き合いをした挙句、切るに切れなくなって管理団体や会社に泣きついて、結局自身の居心地を悪くしてしまった日本人男性を何人も見てきましたから。

 

一昔前は中国人に上記のケースがあてはまったそうですが、最近はベトナム人の在住者が増えたことにより、こういったことも増えているようです。

 

 

 

 

ベトナム人と共同の経営者になった人の末路

ベトナムに進出する日系企業には100%日系独資で進出する企業と、現地パートナー(ベトナム人)と共同で出資をする合弁会社があります。また立ち上げから共同の経営者という名義で日本人とベトナム人両方が会社の経営者という形態もあります。

そもそも日本人が独資でやらない理由の大半は、これからやろうとしているビジネスの種類がベトナムでは外国人に許可を出さないという理由からなのですが、現地パートナーと共同で始める会社は何かとトラブルがあるようです。

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身近な例を出しますと、私の知人で現地で会社を設立した人がいるわけですが、ライセンスや現地での言葉、その他のことで個人でするのに限界があると考え、ベトナムの現地パートナーと共同で会社を開いた人がいます。しかし共同の経営者となると経営の方針の食い違いなどは日本人同士でもよくあること。まして外国人同士ではなおさらです。

結果的に日本人経営者が会社から追い出されるかたちとなり、本人は「騙された」とか「会社を乗っ取られた」という愚痴を日本人にぶちまけるというのがよくあるパターンです。私もこの数年で少なくとも3人はそういう人を見てきました。

この話だけ聞くと少しその日本人が気の毒にも見えますが、ベトナム人の経営者の立場から言わせると少し違う見解が見えてきます。

 

ベトナム人経営者から言わせると、「共同の経営者と言ってもベトナム語はおろか英語もろくに分からない日本人。現地でのビジネスも行政上のやり取りもほとんど主要な業務は自分が負っている。たまに日本人が来た時だけ相手をして、お客様目線とか日本流のサービスをなんて美辞麗句だけは立派に言いやがる。俺から言わせれば、で、その結果会社はどう発展するんだ?と言いたい。」

 

つまりこの人の主張としては面倒なことは全部押し付けるわりに自分の主張だけは言ってくるのが気にいらないと。きれいごとで会社を発展できるわけでもなく、じゃあ会社にとって自分とその日本人のどちらがいた方が会社が発展するのかと言いたいんでしょう。

各々の主張は分かりますが、少なくともその会社で働く従業員からしたら会社を成長させる側につくでしょうねぇ、やっぱり。それがベトナム人だとしたら尚更そうだと思います。それを「騙された」とか「信じていたのに」とか言いふらされていると、そのベトナム人経営者からしたら「は?(怒)」なんでしょう。

 

結局こういった事例を見てきて思うのはベトナム国内での面倒なこと(自分ではできない)を全部任せているといったところに起因しているように思います。その辺りしっかりしている日本人経営者は肝の部分はどんなに時間がかかっても何とか自分でやろうとしている人が多いのも事実でして、海外では人任せ程恐いものはないということを分かっているんでしょう。

 

最後にベトナム人の友人が本質的なことを言ってたので紹介します。

「ベトナム人でも根っこの部分は家族しか信用していませんよ。会社経営でも主要ポジションに身内を置く傾向があるのはそういった事情もあるわけです。というか逆に言えば、日本人は現地で初めて知り合ったような人によく全部任せるほど信用しますね。これ、ベトナム人から言わせればバカですよ。」

 

 

 

ベトナム人嫁の従兄弟は伯父だった件

嫁の実家の周りに親族が固まって住んでいるので、ある程度遠い親戚になると関係を説明されてもあまり理解できません。というか嫁自身もよくわかっていない人も普通にいます。この人はお父さんの弟の配偶者の従兄弟の…なんて言われたら「もう親戚でいいよ」と思ってしまいます。

実際嫁と結婚してからも写真付きの親族の家系図があったらどんなに便利かと常に思っています。

 

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ところで先日嫁の母方の祖母の家に遊びにいったときの話ですが、そこに祖母と同居している私と同い年の人がいます。私は勝手にその人を嫁の従兄弟だと思ってこれまでも接してきたのですが、改めて聞いてみると実は義母の弟であることが判明しました。義母が今年53歳なんでざっと20歳近く離れているのですが、その人は私や嫁の兄と同じ年です。

つまり娘と母親が同時期に妊娠&出産したということになるわけですが、私の周りでこのような話は今まで聞いたことがなかったので衝撃的でした。もう少し掘り下げてみると、義祖母が48歳で出産、義祖父も48歳のときの子どもなわけですから色んな意味で元気なものです(笑) 特にその当時って今ほど医療も発達していませんし、環境も悪かったでしょうから大したものかと。

 

嫁の実家がある田舎には一人で13人子どもを産んだ名物おばさんがいるんですが、こちらもテレビで紹介されたりと有名な人です。しかし現在夫はおらず、収入も覚束ないので成人した子供の収入や寄付金などで生計を立てている模様。こちらはビッグダディならず正にビッグマムということになります。

貧乏子だくさんという言葉、この言葉が真に意味するところが何なのかというのをベトナムに来てからよく考えさせられます。少し偏見じみた言い方になりますが、子どもをつくるかどうかの計画性はやはり収入が低い人ほど乏しいような気がします。農村などでは子どもも重要な働き手とみなしますが、その生活ぶりは都会の子どもと比べると明らかに劣っています。

 

都会でそれなりの生活をしている層が、子どもに十分な投資ができないという理由で子作りを控える傾向がある一方で、貧乏でもお構いなしに子ども作ろうとする層がいるという。。。社会の発展の観点からではどちらのほうがいいんでしょうか。

 

 

 

処女と偽るベトナム女子

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昔と比べて貞操観念が落ちてきているベトナムでは、婚前交渉も普通になってきています。場合によっては婚前交渉で子どもができて初めて結婚許可されるという特殊な例も出てきてるぐらいですから、結婚まで体を許してはいけないという通念が過去のものとなるのも時間の問題でしょう。

 

そんなベトナム社会ですが、どうも巷のウェブサイトではまだまだベトナム女子は処女が多いと謳っているものが多いようです。まあこれまで一回も彼氏がいたことがないという女の子は処女である可能性が高いですが、少なくとも大人になってから彼氏がいた経験がある場合、処女である可能性はかなり低いぐらいで見ておいたほうがいいでしょう。水商売で働く子が処女だと言うのを鵜のみにしている日本人に会った時は「おいおい…」と思ってしまいます。

 

ある友達のベトナム人女子の話では後でバレる(バラす)かどうか別として、とりあえず自分は処女だと言う傾向があるようです。その理由として、過去の男性遍歴について今の彼氏、または意中の男性にはそう思っておいたもらったほうが受けがいいと思っていたり、すでに処女を喪失していると知られることが単純に恥ずかしいというところにあるようです。商売系の女の子ではそれに加えて、そう言ったほうが男性客からの受けがいいということもあるようで。。。(私個人的にはそこそこの年齢で処女って言われると逆に疑いますが)

 

こういった事情からたとえ処女を喪失していたとしても、とりあえず自分は処女だと言う女子が多いのだとか。本当のところは本人のみぞ知るといったところなんでしょう。まあ処女と偽ったところで実際の行為に及んだら大体分かりそうなもんですけど。

 

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ベトナム人のお金がなくなる習慣

宵越しの金はもたないなんてのはかつて日本の遊び人の美学のようなところがありましたが、現在そんなことをしていたら妻帯者なら奥さんにシバかれるんじゃないでしょうか(笑)ベトナムでも南部ではそんな傾向があるようですが、最近はベトナム人でも将来に対する蓄えの必要性を感じており、昔のように今のことだけ考えてお金を使うといった人は徐々に減ってきているようです。

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さて、そんなベトナムの金銭習慣ですが、ベトナム人にとってお金が無くなりやすい習慣があるので紹介します。

ベトナムではバイクや車といった何か大きい買い物をした際には皆でそれを祝うといった習慣があります。例えばバイクの新車を買った際に、新車購入祝いのパーティを開くといった感じです。パーティといってもせいぜい普段使いのレストランや、自宅に皆を招くといったところですが、費用は基本的に購入した人が全て負担します。私からしたらただでさえ大きい買い物をした後でお金がないはずなのに、なぜその追い打ちをかけるようなことをするんだといった感想です。

 

ベトナム人曰く、

「とりあえずめでたいことや嬉しいことは大勢で祝ってもらいたいという気持ちが強いからね。で、もちろん招待した人がお金を出すのはこの国での常識だからそうなるってわけ。大きい買い物をするときは買った後のパーティまで想定した上であらかじめ予算を組んでいる人も多いよ。」

 

だそうです。このパーティをしないからといって非難をされることはないですが、ベトナム人は自ら率先してこういったことをやりたがる人が多いそうです。ただ私の友人も同じことをやろうとしたみたいですが、奥さんからこれ以上をお金を使わないで!!と一蹴されたらしいです。まあ家計を管理している身からしたら避けられる出費は極力抑えたいと考えるのが普通でしょう。

 

ベトナム人は見栄でお金を使うことも結構多いので、明らかにそれが分かるような人に対してはあんまり無理しなくてもええんちゃう?といつも心の中で思ってしまいます。

 

 

真剣にベトナム語を使えるようになりたいなら【初級編②】

さて昨日の続きですが、言うは易しするは難しというのは言わずとしれたわけで、前に書いたことを淡々と地道にできる人はそういません。なのでモチベーションを維持する必要があるわけですが、そもそも語学学習でモチベーションを維持するにはどういった種類があるんでしょうか。現地在住であるならやはり人とのやり取りが一番かと思います。

 

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①買い物を通してのモチベーション維持

スーパーでも市場でもいいですが、値段を聞いてやり取りできるのは初級の段階で有効かと思います。ただ相手が外国人と分かっても分かりやすく話してくれるかはその人次第なので、できればそういったお決まりの人を見つけて毎日チャレンジするほうが無難かと思います。外国人のベトナム語学習に付き合ってくれるようなボランティア精神は基本持ち合わせていないと考えて、ちゃんとお店で何か買うようにしましょう。市場のおばちゃんは仲良くなると男女問わず可愛がってくれる人が多いです。

 

②近所の人

日頃から愛想よく挨拶できるような人ならいいかと思います。ただし初級レベルでは世間話ができるほどの会話力はありませんので間を持たせるのが少しキツイかもしれません。

 

③日本語が分かるベトナム人

自分が相手の日本語に甘えない自信があるならお勧めです。この場合ベトナム語でどういっていいか分からない場合すぐに確認することができますし、何かおかしいことを言った時はその場で訂正してもらえる期待がもてます。初級段階では一番いい話相手になると思います。

 

④カラオケ嬢

学習を第一目的とするならお勧めしません。というのもコスパが悪すぎます。嬢のためにベトナム語を勉強しようと考える人も多いと思いますが、そういう人でベトナム語が上手いと思った人と出会ったことがありません。むしろ変な下ネタベトナム語だけやたら知っているという人がほとんどです。

 

⑤メッセージのやり取り

発音は身につきませんが、初期で受け答えの速さを磨くには有効です。その時は必ずベトナム語の文字入力ができる環境を準備しましょう。現地のベトナム人及びベトナム語が堪能な外国人は英字でベトナム語を書くこともありますが、これはある程度のベトナム語力がある前提で、本当にベトナム語をモノにしたいのなら避けるべきです。英文で送ってくるベトナム人がいたら、ベトナム語を勉強中だからちゃんとしたベトナム語表記でメッセージを送ってくれとお願いするぐらいの気概があればベストです。

 

以上、語学全般に言えることですが、早い段階でモチベーションを保つ方法を確立させておくことも習得の秘訣かと思います。ただし楽しくないと語学は学べないというところにとらわれすぎてもいけません。そもそも語学を習得するには辛くて面白みのないこともしなければならないものです。←この部分は何をするにも当てはまると思いますが…

 

 

 

 

真剣にベトナム語を使えるようになりたいなら【初級編】

タイトル通りベトナム語のみで日常生活を送れるぐらいになるにはどうしたらいいかといった内容です。多分これからベトナムで生活する予定のある方や既に現地在住の方向けの内容になると思いますので、興味のない方は飛ばしてください。

一応学校や教師不要の独学での方法になります。同じような方法で3か国語をそこそこまで使えるようになったので、他の言語を学ぶ場合にも通じるかと思います。

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まずベトナム語は難しいとよく言われています。確かに外国語としての難易度は高めですが、その人のこれまでの外国語に関する土壌によってその難易度も多かれ少なかれ変動してきます。

まず外国語が全然分からない人にはやはりキツイと思います。どの外国語にも言えることですが、まったくスポーツができない人に新しいスポーツをさせるようなものだと思ってください。一方中国語が分かる人にはかなりアドバンテージがあると思います。中国語由来の単語がたくさんありますし、文法の構造も近いですから、中国語になぞって理解していくと文法や単語の習得はかなり進みやすいでしょう。

 

では具体的な学習方法から。

 

特に在住者に陥りやすいのですが、現地で生活しているからと言って自然に身につくということはありません。自然に身につくとしても、ぶつ切りの単語を断片的に覚える程度にとどまります。学習者が既に成人している場合は確実に座学が必要であることをまずご理解ください。実践はあくまで座学の確認の場程度で考えておいた方がいいかと。

 

市販の日本語解説の初級教材はある程度出ていますので、そちらを2冊程度やりこめば基礎は確立されます。ここでいうやり込むとは、教材に出ている文法単語は完全に頭に入っている状態で、付属のCDを聞いたときに1回で意味が理解でき且つそれを正確に書き取ることができるレベルという意味です。

恐らく全く初めての状態から1日1時間学習に時間を割いたとしても、この状態に持っていくまで半年~それ以上かかると思います。教材は正直何でもいいです。持論ですが初級はそれほど掲載内容に違いがありませんので、自分がいいと思ったものを選んでください。ただし旅行用とか下手に甘い言葉のタイトル(すぐにできる、など)の書籍はしっかり学びたい人は避けたほうがいいでしょう。

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ベトナム語の会話の中で一番厄介なのが発音ですが、これも初級の間はむしろ発音できなくて普通ぐらい割り切ってやったほうが精神衛生上いいかと思います。ベトナム語は声調が単語に示されていますので、かならず綴りとワンセットで発音を覚えてください。しっかりした発音ができれば綴りは勝手に書けてしまいますが、その域に達するのは初級ではまず無理です。必ず紙に書きながら発音を何度もしてください。在住者のほとんどはこの「書く作業」をしていません。

 

初級教材をマスターできるレベルになってきたらシャドーイングも交えるといいでしょう。シャドーイングの方法はここでは割愛しますが、単元に収録されている音声を流ちょうにシャドーイングできるようになることが一つの基準です。この練習の成果として、一度ネイティブのベトナム人(できれば外国人慣れしていない人が望ましい)に聞いてもらい、意味が理解されるようであれば今後のベトナム語学習が格段に楽になってくる予兆と思ってもらって構いません。

 

 

ベトナム人の移民が世界中にいるという話

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華僑というのが世界中にいるように越僑というのも世界中にいると知ったのはベトナムに来てからでした。何となく昔読んだ漫画で、ドイツにベトナム人街があることを知っていたぐらいでした。しかし当地で生活をしていると日本も含め様々な国でこの人たちの存在があることを知ります。

 

まず日本では大阪にベトナム人街が存在します。元はインドシナ難民のようですが、今ではその人たちから3世、4世と続いて地場に根差しているようです。最近増えている日本でのベトナム人による犯罪ですが、これは越僑ではなくベトナムから一時的にやって来た人たちがすることですから、いい迷惑だと言っていました。まさに本音だと思います。こういう人たちはルーツはベトナムで今でもベトナムの文化に誇りをもっていますが、2世とかになると日本生まれの日本育ちなので習慣や考え方はかなり日本人に近いと考えたほうがいいと思います。

 

嫁とベトナムで結婚式を挙げたときはオーストラリアに住んでいる越僑の親戚が来ていました。白髪の初老の男性ですが、物腰が紳士的で明らかにローカルのベトナム人とは一線を画していました。酒を飲んでガヤガヤやるような感じではありません。

 

アメリカにも越僑は多く住んでいます。こちらは昔共産圏に社会が統一されるときに民主制側に立っていた人たちが多いようです。当時のベトナム社会からするとあまり褒められた存在ではなかったのかもしれません。しかし今は普通にベトナムとアメリカの関係も良好ですから、知り合いのアメリカ越僑もよく本国と行き来をするようになったと言っておりました。

 

このような越僑の中には外国で富を得た人もおり、ベトナムにその資金援助を行っている人も多くいます。国籍は既にベトナム人ではないのであくまで外国人からの援助ということになりますが、実際そういった越僑も多いので一目置かれる存在でもあるのだとか。

 

日本の移民というと日系人が多いブラジルあたりが浮かびますが、その3世など日本に行ったことがないような人は自分のルーツの国に対してどのように感じでいるのでしょうか。最後にドイツにいるベトナム移民の望郷をテーマにした歌を貼り付けておきます。こちらはベトナムの国を紹介するPVでも採用されており、長年にわたって多くの歌手からカバーされている有名な曲です。

 

youtu.be

 

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ベトナム人のお金のやり取り

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日本人のようにお金の話をあまり公にするのは憚られるのと違い、ベトナムでは結構ストレートにお金の話をします。よくある話ですが、他の人の給料の話なども普通に話題に上がりますので初めの頃はやはり違和感を覚えていました。

まあ今となっては慣れたので、親族から給料はいくらもらっているんだ?と聞かれても普通に答えています。額を言ったところで今のところ無心を受けるということもありませんし、ある程度の給料をもらっていると分かったほうが、自分の身内(=嫁)の生活が大丈夫だという安心材料になるのかもしれません。

 

というわけで前回記事にしたベトナム人のお年玉でも書きましたが、お年玉をあげてその場で金額を確認するといったこともベトナムでは普通にあります。私が子どもの頃はそれは失礼なことだと教わり、こそっと後で金額を確認していたものですが、こちらではそんなに気にすることではありません。特に年配の方はその傾向があるようです。先日私が義祖母にお年玉をあげたときに、その場で金額を確認して笑顔で

 

「こんなにもらって悪いわねぇ。私は全然何もしてやれないけどゴメンね。」

 

と言われました。金額を確認してからのほうがよりお礼の中身が正確になるといったところでしょうか。もし義祖母がひくぐらい安い金額をあげていたら何て言われたんだろうかと遊び心が沸き起こります。後で嫁に聞いてみても面白そうだから来年ドッキリでやってみたら?と言われました(笑)

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ところで別の親族で80歳の誕生日を祝う会がありました。ベトナムでは60歳以上、10年ごとに誕生日を盛大に祝う習慣があります。日本で言えば還暦から喜寿、米寿、白寿といった感じです。ベトナムの平均寿命が76歳ぐらいですから80歳は日本でいう90歳ぐらいの長生きです。多くの親族や近所の人が集まりお祝いをしていました。

そんな会が終わったあと、ある親族代表のような人が80歳になった人に皆から集めたお祝い金をあげるやり取りがありました。かなりの人数が集まって飲み食いしていたので、準備に結構なお金がかかっているはずです。もちろんそのお金をもらって費用にあててほしいところだと思います。しかし受け取りを拒否して、

 

「いらないよ。こんなにたくさんの人が集まって祝ってくれたんだ。すごく楽しかったよ。それで十分だ。」

 

と言います。一方お金を渡そうとする人も、

 

「何を言ってるんですか。もう収入もないし、生活も大変なんですから受け取ってください!私たち皆からの気持ちです!!」

 

こんな感じで貰う貰わないの応酬がずっと続いています。このやり取りをみたときに「何か日本と似たような光景だな。。。」と思いました。ベトナム人でもお金をもらうときにこんなやり取りがあるのかと。

これと同じやり取りを日本で見たときに、とりあえず一回断ったとしてもその後は素直に貰った方がその場はスムーズに収まるなと思ったものでした。まさかこんなところで日本でのやり取りを思い出すとは思いもしなかった話です。

 

 

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日本人彼女をもつベトナム男子の感想

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ベトナムで知り合った日本人女性の中にはベトナム人の彼氏に付き添ってベトナムに来たという方も結構います。ベトナムで知り合って付き合うというよりは日本で知り合ってベトナムについてきたパターンのほうが私の周りには多いですね。

 

そんな中、私の友人のベトナム人男性で日本女性と付き合ったことがある人がいます。その友人が言っていた言葉はベトナム人夫と日本人妻のイメージを表していたようなので少し紹介します。まずこの友人は昔日本で働いていたことがあり、憧れもあって日本人女性に恋心を抱くようになったらしいです。友人曰く、

 

 

「日本人の女性に単純に憧れはありましたね。自分の国の女とどう違うかとか、日本の女性はきっとこんな感じなんだろうなぁとか、そんな自分の中での想像が実際にどれぐらい一致しているのか知りたいという好奇心もありました。あと普通ベトナム人が好きになる日本人女性はやっぱり色白の女性でしょうね(笑)」

 

 

日本の女性に対する憧れをもつベトナム人は多いようで、特に日本と何か関りがあるようなことをしている人は尚更とのことです。この友人は結果的にその憧れた女性と付き合うことになったのですが、結局破局してしまいました。

 

 

「正直どちらかに問題があってとかそんな感じではないんですけどね。やっぱり文化の違いを感じることは多々ありました。特に結婚後のことを考えたらどうなんかな?と思うことがお互いに出てきたみたいで、結局そこで終わっていまいましたね。」

 

 

その友人が言うにはベトナム人の男と日本人の女が結婚した際に考えられる問題として、まず双方の両親、親族の反応ということを挙げています。私のように男性が日本人の場合と比べて少しその辺りの問題が起きやすい可能性があると言っていました。

一つはベトナム側の親族がその日本女性を受け入れるかという部分があります。もちろんいきなり毛嫌いされるということはないでしょうが、女性である以上仮にベトナムに住む場合、多かれ少なかれベトナム社会での女性としての振る舞いを求められるケースがあります。そこにどこまで合わすことができるかがポイントになるわけですが、上の友人はその日本人彼女には恐らく難しいと判断したようです。

 

その友人はベトナム人男性の中では比較的しっかりした感じで、そんなに適当なところもありません。結婚する事前にその辺りをしっかり見極めていたというのはすごいと思います。私も結婚前は相手の両親、親族がどんな感じかというところを結構念入りに見ていましたが、結婚は二人だけではなく、家同士でするとはよく言ったものです。

 

 

 

 

 

改めてベトナムは湿度が高いと感じるとき

日本に住んでいると湿度を感じるのは暑い夏場なんですが、ベトナムに来てから寒くても湿度が高いと感じることがよくあります。私の勝手な思い込みで湿度が高くて不快に感じるのは暑い時だけだと思っていましたが、寒くても湿度が高いと不快に感じるということを思い知らされます。やはり適度な湿度がいいんだと今さらながら分かりました。

 

私の家は25階にあるのですが、窓から外を眺めるだけでその時の湿度がどんなものか大体わかります。窓の外には一定の距離ごとに高層の建物が続いているのですが、それらの建物がどのぐらいまで見えるかによって湿度の高低を判断しています。

例えば、今日はあそこの建物が曇ってみえるから洗濯物の渇きが遅いだろうとかいう感じです。時々湿度が低いスッキリした日は遠くの山の稜線がくっきり見えるので、そんなときは密かにテンションが上がってしまいます。

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ところで家の中でも湿度に悩まされるのですが’、気温が低い中での高湿度はカビの発生に苦しめられます。丁度この前の記事にも書きましたが、こちらは毎年耐えなければいけない部分なので、もう今となっては半分諦めています。

また日本から帰国して思ったのは、そういった湿度の中だと本や雑誌といった書籍の類が膨張してしまうことです。それこそ安い紙の雑誌などは表紙がすぐに反れかえってしまいますし、ハードカバーの本であっても明らかに水分を吸っていることが分かります。これもよほど空調を管理をした状況でなければ避けることができないことなんでしょう。

 

昔から本は紙派の私にとってイマイチ電子書籍に馴染めません。しかしベトナムにいると日本の書籍が中々手に入りませんから、やはり電子書籍は便利なのかと。スペースも取りませんし、持ち運びが楽々という点、そして何より湿気にやられることがないという部分から、いよいよ電子書籍を真面目に検討してみる局面に立たされている自分がいます。

 

 

日越間の移動でどの飛行機を使うか

出張などで頻繁に同じ区間を行き来する人は贔屓の航空会社というのがあると思いますが、私のように仕事プライベート含めて行き来する回数がそれほど多くない人間にとっては、その都度利用する航空会社が変わってきます。会社が負担する場合でもその時に安い航空会社のチケットを取りますから、日越間を飛んでいる航空会社は大体乗っているような気がします。f:id:dtbh:20180222223941j:plain

まず直行便。こちらはJALやANA、ベトナム航空が一番有名どころでしょう。ベトナム航空は乗る人が増えたせいか以前ほど安くないですが、大体直行便では1000USD前後が目安になります。LCCではジェットスターもありますが、荷物の制限や遅延が多いので値段は安くても喜んで乗ろうという気はしません。

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次に経由便ですが、時間さえ気にしなければそこそこ安いのもあります。大体全込みで500USD程度で往復ができると考えてもらってもいいでしょう。タイ航空ならバンコク経由ですし、キャセイパシフィックなら香港経由、中国南方航空なら広州経由で結構安く日本まで運んでくれます。ただし時間がトータルで10時間以上かかる場合も多いので、そこは時間をとるか金をとるかの相談です。f:id:dtbh:20180222224230j:plain

ところでこの記事でも何回か話題にしているLCCベトジェットエアー。こちらも近いうちに日本への直行便を予定しているそうです。恐らく最初はド派手なキャンペーンで激安のチケットを販売したり、ベトナムでも賛否分かれるセクシーなPRなどをしたりするかもしれません。ただし落ち着いたころの値段はジェットスターとどっこいどっこいだと思います。(500USD程度)

 

 

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