ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

子どもをバイリンガルにさせる親、バイリンガルになる子ども

ベトナムでも英語教育が重要視されており、富裕層を中心に児童英語教室に通わせる親も増えています。先日たまたま居合わせたベトナム人親子も子どもに英語を学ばせたいのか、お互いに英語で話をしていました。

f:id:dtbh:20190427162804j:plain

さて今日は日本人で子どもをバイリンガルにさせたいと思っている人について話をします。ベトナムでも駐在で帯同している人は、せっかく海外に来ているわけだから子どもに英語の勉強をさせたいと考えている親も少なくありません。そこでインターナショナルスクールに通わせたいと思う人もいるのですが、ここの学費がかなり高い。たとえ駐在員であったとしてもよほど待遇が恵まれた人でなければ通わせることは金銭的に難しいです。なので最終的に日本人学校で落ちくのが普通です。

 

しかし子どもの英語(外国語)教育の方針はその親自身が外国語ができる人かどうかで変わってくる印象です。基本的に外国語がある程度できる人は、外国語ができるから味わえる楽しさを知っているので、子どもに言葉を学ばせるよりは、言葉を学ぶことに対する興味を持たせることに力を注いでいます。一方外国語が苦手な人はとにかく幼少期より外国語をシャワーのように浴びせる環境に子どもを放り込む人が多い気がします。外国語教育の言葉でそれをサブマージョン(沈める)と呼びますが、文字通りそれで溺れてしまった場合、言葉を習得するよりはそれに対する恐怖、嫌悪感しかもたないといわれています。

 

自分が外国語ができないから子どもにはせめて外国語ができるようになってほしいという気持ちはわかりますが、実際に学ばせ方やアプローチまでしっかり勉強して実践している人は少なく感じます。