ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムの痴漢犯が受けた制裁とは

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ベトナムで痴漢を働いた犯人に対する制裁の軽さが話題になっています。

概要としては、ショッピングモールのエレベーターで二人っきりになった男性と女子大生がいました。男性はその女子大生に連絡先の交換を求めると、それを拒否されます。それから無理やりキスを迫って角で押し迫ったようですが、タイミングよくドアが開いたので女性は逃走。難を逃れたとのことでした。その一連の行動がエレベータ内のカメラにばっちり写っていたので、女性は警察に連絡の後、その男性はすぐに捕まったんだそうです。

 

さて、本題はここからですが、この痴漢を働いた男性は日本円で約1000円の罰金のみで釈放されたようです。これに対して全国の女性が痴漢の罪が軽すぎると怒っているのだとか。しかし当局は現行の法律ではそれ以上罰金を重くする法律はなく、どうしようもないと話しています。

 

痴漢をしても1000円で済むんだったら痴漢犯がいっぱい出るんじゃない?

 

そういう問題でもないんでしょうが、そもそも1000円という金額設定が始めに作られたのにはどういう背景があるんでしょうか。もちろん社会的に軽蔑はされるのでお金以上の制裁はあるわけですが、それでも金銭がある程度女性への賠償レベルとなぞらえると納得はいかないでしょう。

因みにベトナムではまだ公共交通の電車は走っていません(もうすぐ走りますが)ので、痴漢を受ける場所は日本のそれと若干異なるようです。日本の場合も昔は痴漢に対してゆるかったらいしですから、ベトナムも時代と共に少しづつ厳しい制裁を課すようにはなるんでしょうけどね。