ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムの労働力バランス

爽やか五月晴れの日本には程遠い、湿気たっぷり高温のベトナムです。春というと2月ぐらいからでこちらは今の時期は真夏。この暑さが半年ぐらい続くので、また憂鬱な時期の到来です。

 

日本の春は出会いと別れの季節と言われますが、ベトナムではそんな感じがありません。学年の切り替わりは9月ですし、会社でも人事異動とかは基本有りませんのである時期に職場の社員の入れ替わりが激しいということもありません。日本のように転勤とか命じられたら退職するのがこちらの人です。(なので転勤という文化もなければ単身赴任なんて理解不能)

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ところで日本では春先に新卒社員の新人研修が風物詩になっていますが、ベトナムでは大学卒業後に挙って一斉入社ということはありません。卒業してからぼちぼち就職先を探しますので、卒業時点では無職ということも珍しいことではありません。寧ろ彼らにしたら日本の大学生のように在学中にリクルートスーツを纏って一斉に就職活動をしている光景が奇妙に映るようです。

 

こんな状況から日本のように卒業時点で就職先が決まっていなかったとしても、それほど焦るということはないのがこちらの大学生。ただ一昔前と変わって大学出身のベトナム人も増えていますから、誰でも余裕で就職できるという状況ではないようです。日本も同じですが、誰でも金さえあれば大学に行けるようになったところで経済は上手くまわらないんでしょう。ホワイトカラーとブルーカラーのバランスが崩れかけているのはベトナムでも同じことです。

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ただ単なるワーカークラスの労働者となると最低賃金で働くことが多く、それ以上収入が上がる見込みがありません。なので親としては自分の子どもにはそうなってほしくないと思う人が多いのも事実。ベトナムのワーカーは日本のワーカーと比べ物にならないぐらいの低賃金ですので、生活水準もそれ相応のものです。ただそういった人たちと時折接したときに、日本のそれなりの収入をもらっているようなサラリーマンより楽しそうに見えるのは皮肉なものです。

 

 

 

 

ベトナム人実習生が日本で納める年金の行方

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技能実習生が日本で働く場合、その企業に勤めている間は日本人と同様に年金を納めなければなりません。日本で働く前にこのことをよく分からせておかないと就労後のトラブルになりやすいそうな。

 

で、日本にいる間に年金を納めていたとしても3年で帰国ですから、もちろん受給資格はありません。なので脱退一時金として帰国してから納めた年金を受け取るのが現行の流れなようです。そもそも期限付きの実習生相手に年金を納めさせてる国のやり方もよく分かりませんが、とりあえず今はそのことはおいといてベトナム人実習生がどのようにして脱退一時金を受け取っているのかを書きます。

 

脱退一時金は日本で就労を終えてすぐに受け取れるものではありませんので帰国してから受け取ることになります。ところが一度に3年間支払った額を全額受け取ることができないようです。

なので年を跨いで計3回ぐらいの分割で受け取るようですが、ベトナムにいながら日本側での手続きをすべてすることは普通できません。まして日本語での書類の申請等もありますから尚更です。そこで登場するのが仲介業者(企業というより個人でやってる)です。日本にいてるベトナム人はSNSなどで年金の払い戻しを希望する人の代行業務を宣伝し、受け取る額の数%をマージンとして受け取っているとのこと。最近のベトナム人実習生の数は右肩上がりなので、効率よく人を募ることができれば結構な小遣い稼ぎになるようです。知り合いのベトナム人の話では月に本業とは別で十万以上稼いでるのもいるのだとか。f:id:dtbh:20180419231452j:plain

この仲介の仕事自体をとやかく言うつもりはありませんが、そもそも年金の払い戻しを受け取るのになぜ受け入れ企業や組合は間に入らないのか疑問です。実際最初の払い戻しはある程度手伝ってくれるそうですが、2回目以降は完全に自力でしなければいけないのだとか?このあたりベトナム人実習生の帰国組でも専ら不満事項になっているようです。

 

まあ受け入れ企業や協同組合も帰国した実習生のその部分まで手が回らないということもあるかもしれませんねぇ。そもそも技能実習生に年金を払わせる制度自体を何とかしたほうがいいんじゃないの???

 

 

ベトナムで領海を主張する中国人

先日ベトナムへ訪れた中国人観光客の団体が入国審査時に取り調べを受ける騒ぎがありました。聞くと入国審査時に東シナ海は中国領と主張するTシャツをこぞって着ていたんだそうな。

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ご存知の方も多いと思いますが、中国が主張する東シナ海の領有権に関して「九段線」というものがあります。上の画像のようにざっくりと説明すると、ベトナムの東海岸に沿ってその線が伸びてきており、その領有権がまかり通るとベトナムは海に面している国にも関わらず殆ど領海がないということになってしまいます。なのでもちろんベトナム人は怒るわけで、この件についてはかなりナイーブな話題になっています。

 

少し話が逸れますが日本も尖閣問題など中国から領海のことで色々対立しているということはベトナムでもよく知られており、日本も同じ内容で怒っているというところに仲間意識を抱いているベトナム人も結構います。

 

ところでその中国人団体の行動には正直理解を超えますね。そもそも観光に来るにも関わらず何でわざわざその国の人を逆なでするようなことをするのでしょうか?自国で勝手に主張するならともかく、敵兵1億人に囲まれた中で十数人の兵士が銃を乱射するようなものです。これは勇敢ではなくただのバカです。

 

まあ仮にそのシャツを着たまま市内を観光したとしても、好意的な扱いを受けないことは十分考えられますし、接客サービスなどでもあからさまに不快な態度を取られる可能性も十分あります。ベトナムの接客はそこまでお客様は絶対精神ではありませんしね。

ただここでそういう不快な態度をとられた場合、その人たちは自国へ帰ってからベトナムのサービスの悪さなどを喧伝しまわるんでしょうねぇ、恐らく…

 

今回の件に関して中国国内でのまともな意見を期待します。

 

ベトナム政府が売春を認めるか検討中

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ベトナムは公的には性風俗を禁止している国なので、東南アジアで性産業の盛んなタイやフィリピンと比べ女遊びのハードルが高いというのは遊び人の中では有名な話。しかし非公式的には性風俗も存在しているので、コアなファンも多いと聞きます。

 

先日テレビのニュースで5つ星ホテルのマッサージ嬢が客に性的なサービスを提供したので摘発されたというニュースがありました。ニュースでは「5つ星ホテルでこんなことをしていたとは!?」みたいな報道ぶりです。

 

「いやいや、そんなこと誰でも知っているやろ(笑)」

 

どうもこういった背景には見せしめ的な要素もあるように思われます。最近ベトナムではエイズを始めとした性病の数が増えており、政府もその蔓延の防止に躍起になっているそうですが、表に上がってこない性産業の存在をつかめきれないため中々進展がないようです。

識者の中には「いっそのこと性産業を解禁にして政府が直接管理できる方向にもっていけば?」という意見もあるようですが、その導入については慎重です。中には売春婦を特別な職業と位置付けて、労働者と同じ権利を与えてはどうかとか、売春婦が自由に客を取れる赤線地帯を設けてはどうかとか色々な意見がある模様です。

 

要は現在のようにどこに存在しているか分からない(分からないふりをしている)風俗業を管理下におきたいということなんでしょう。大阪の新地のようにある程度秩序だてることができれば、そのほうがいいのかもしれませんね。

 

しかしどこの国もそうですが性に関する規制を緩和するというのはハードルが高いものでして、もともと売春を禁じている国がそれを解禁にするとは考えにくいんですがねぇ。。。

 

アゴダってどうなんやろ?

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ホテル予約サイトのアゴダですが、これまで何回も利用している贔屓サイトです。特にこれまでトラブルに遭ったことはないのですが、カットバ島で初めて予約トラブルがあったので記事にします。

 

今回予約したのは2つ星ホテルのローカルホテルですが、そこに行くと予約はされていないとのこと。しかし予約時に料金も前払いしているので、そんなはずはありません。アゴダのカスタマーサポートに電話をして確認してみます。

アゴダのスタッフは確かに予約をしているし料金も入金済みだと言っています。しかしホテル側のマネージャーはそんなことはないの1点張り。しかも祝日ということもあり、部屋は満室で使えないと言われています。ここで問答を続けても徒労に終わると思ったので、とりあえずアゴダ側に料金の返金をきっちりするように伝え、他のホテルにチェックインすることにしました。

 

一応アゴダからは迷惑をかけたという謝罪があり、後日返金対応もしっかりさせてもらうということで、私としては特に遺恨はありません。オンシーズンで空き部屋のあるホテルはほとんどありませんでしたが、幸い予約したホテルのスタッフが変わりのホテルを紹介してくれ、そのホテルも料金、設備、スタッフの愛想なども〇だったので良しとします。予約したホテル自体は気に入りませんが、別のホテルを案内してくれた下っ端と見られるスタッフについては評価したいです。

 

ただ、そもそも今回そうなった原因を自分なりに考えてみました。

 

まず私たちの到着が夕方ごろだったので、ホテル側が無断キャンセルを恐れて他の客を宿泊させてしまったのではないかと考えられます。2つ星のような低いランクのホテルではそういうことをする可能性も高そうですし、ベトナムなので大いにありえることかと思います。またアゴダに掲載されている住所が違っていたり、電話番号が使われていないなど、怪しい部分は確かにありました。アゴダ側の情報確認不足ということも言えますが、いいかげんな情報を提出しているようなホテルですから、適当な宿泊客管理ということも頷けます。

 

今回の件でアゴダ側から不誠実な対応はされていませんので、今後も継続して利用するとは思いますが、利用する日時の状況やホテルの情報など、事前に確認しておくべき点を思い知らされたいい経験でした。

 

 

ベトナムの祝日のタクシー

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ベトナムのタクシーは元々移動距離が短すぎると乗車拒否する傾向がありますが、祝日となるとそれが更に顕著になります。特に観光地やバスターミナルなどタクシーニーズが多いようなところは強気で、近距離ではまず行こうとしません。相場の倍払うから行け!と言えば行くんですけどね。最低5万ドン(250円)ぐらいからが一つの目安でしょうか。(普段だと2万ドン(100円))

 

先日カットバ島からハノイに帰ってきたときもバスターミナルから自宅までタクシーを利用しました。この日もやはり運転手はメーターを使わず言い値で、相場の1.5倍ぐらいだったかと思います。

「今日は祝日だからメーターは使わないよ」という意志表示の表れでしょうか。メーターの料金表示のところにはしっかりと黒のテープが貼られて見えないようになっています。ある程度事情の知っている現地の人なら問題ないでしょうが、外国からの旅行者などがそれを見るとぼったくられていると感じるでしょう。

 

ベトナムの労働法では祝日出勤の場合、賃金が通常の3倍になることが義務付けられています。例えば日給2000円だとした場合、祝日出勤は6000円になるという計算です。本来祝日は誰も働きたくないものですが、わざわざ会社から命令して出勤させるんだからそれぐらいの賃金を保証してあげなさいという国からの心遣いなんでしょう。なので経営者は寧ろ祝日に従業員を働かせることを嫌います。

 

前述のタクシードライバーの給与体系がどのようになっているのか分かりませんが、もし歩合制で、それが通常の3倍の収入となる場合、できるだけ遠い距離の乗客を乗せたがるのは自然のことかと思います。乗りたい客はいっぱいいますし、明らかにタクシー側の方が立場が上になるわけですから。

ただ言い値の交渉でメーターを回さないタクシードライバーもいますので、その場合は客が支払った金は全てポケットマネーになっていると思われます。こういった部分につけこんで祝日には観光地に白タクがわんさか出てくるのは、新興国でよく見られる光景です。

 

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ベトナムのカットバ島とは?

ベトナムも4月末から4連休だったので、カットバ島に行ってきました。嫁は身重なのであまり遠出する気がなかったのですが、本人の希望もあり決行。ハイフォンという北部の港町から高速船で30分程度です。ハノイからざっと4時間程度で、交通費はバス、高速船で片道23万ドン(1200円)程度でした。

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いきなりですが、海を求めて行ったとしても北部の海はきれいじゃないので外国の海のレベルを知っている人はわざわざ行くレベルじゃありません。欧米人のバックパッカーも多いですが、彼らも海が目的というよりむしろ山の自然目当てにゆっくりしに来ているという感じでした。バックパッカーがしばらく沈没するにはありかも。ということでビーチは海目当てのベトナム人でごった返していました。

 

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私の目当ては山の中にある戦争時代の隠れ家や海鮮料理が目当てです。島内の観光はレンタルバイクで1日あれば十分周れます。まあハノイからの小旅行としてはいい暇つぶしになりました。嫁も2キロ近い子どもを腹の中に抱えながらよく標高の高いところまで登ったり、洞窟の中にもぐったりできたものです。

 

旅行では食も一つの楽しみですが、島なのでここはやはり魚介類に目が行きます。確かにハノイでは見られないような珍しいものもあり食指が動きましたが、如何せん高い。。。どうやら島だから海鮮が安いというのは間違っていたようです。というのもオンシーズンに来る旅行客は多かれ少なかれ小金を持っている連中です。その誰もが海鮮料理を食べたがるだろうからレストラン側も強気の姿勢。海鮮が安いのは市場などの生鮮物に限られるようです。

なので食費の予算を引き上げて、割り切って高い海産物を頂いてきました。ここは私の経験値不足を素直に認めることにします。嫁が珍しく店員に値段が高すぎると訴えていたのは滑稽でした(笑)

 

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これからカットバ島に行くような人に提供できるような有益情報と言えばせいぜい経路ぐらいでしょうか。私たちは「HOANG LONG」というバス会社を利用しました。ホアンキエム湖の近くにあるオフィスから出発して、後は自動的にカットバ島まで送り届けてくれます。カットバ島には港がいくつかありますが、旅行者が集まるエリアの港が中心地です。バス会社などを利用せず、港で直接チケットを買う場合は、その点だけ注意していれば特に問題ないかと思います。

帰りもメインの港付近には多くのハノイ行きのバス会社がありますから、どこか良さそうなのを適当にチョイスすればいいかと。そもそもカットバ島に行くような人はそこそこベトナム慣れ、または旅慣れしているような人でしょうから全然神経質になる必要はありません。

 

 

ベトナム人の情事にまつわる事件

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嫉妬に狂った事件はどこの国でもありますが、阿部定事件がちょくちょく起こるベトナムではそれ以外の情事にまつわる事件が時々紙面を賑わせます。事件の当事者が男性か女性かは色々ですが、最近起きた事件の中で衝撃的だったものを2点紹介します。

 

・三世代大火傷:嫉妬に狂った夫の矛先は義父へ!!

タイトルだけで何となくイメージが沸くかと思います。ある夫婦がケンカをして、奥さんが子どもを連れて実家に帰ったそうです。そこでいつまでも帰ってこない妻に怒った旦那は妻の実家に向かったそうですが、そこで義父と妻とその子どもが一つのベットで寝ているところを目撃します。義母は既に他界していたそうですが、その光景に怒りを覚えた夫はガソリンをかけて義父、妻、子ども共々燃やしてしまったそうな。。。ガソリンが都合よくある時点で確信犯的な気もしますが、夫曰く「判断を誤った」とのこと。子どもが気の毒な話です。

 

私見を言いますと、仮にベッドが一つしかないとしたら義父と娘、孫が同じベッドで寝るというのはベトナムでは十分ある話かと思います。ただガソリンで焼くぐらいですから、その夫は義父に対しても日頃何かしらの念を抱いていたのかもしれません。しかし繰り返し子どもが気の毒ですね。

 

・息子の家庭を壊す奴は母が潰す:息子の不倫相手に制裁

とある田舎町で母と息子夫婦が一緒に暮らす家庭があったそうな。ところが息子が不倫に走ったため、家庭崩壊の危機に。これはいかんと思った母は息子の不倫相手をつきとめ、息子と別れるように懇願したそうです。しかしその不倫相手の女性は母の懇願を聞き入れず、シカトをかましていました。その態度に業を煮やした母親は「それなら…」と地元の仲間を集めて夜中にその女性の家を襲撃します。適当に家を破壊して女性をどつくぐらいならよくある?話なので、そこまで話題にならなかったかもしれません。しかし襲撃のメインはその後でした。仲間数人でその女性を全裸にして、陰部に擦り下ろした大量の唐辛子を詰め込むといった暴行に出ます。泣きながら「もう息子さんには近づかない」と言ったその女性は、次の日の朝行方をくらまし、家も空き家になっていたとのことです。

 

この事件、母の過保護っぽさも見える気もしますが、その後バツとして息子の陰部にも唐辛子を擦り込んだんですかね(笑)正に母は強しです。

 

こういった情事にまつわる事件は自分の身になると恐ろしいものですが、第三者からするといい娯楽話になります。ニュースや新聞でそんな報道が出るたびに、ベトナム人の中でもいい世間話のネタになっています。

 

 

 

ベトナムの何について知りたいか?

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閑話休題。ベトナムに関することを書き続けてきて、これまで更新のたびに読んでくださる方や、時々覗いてもらえる方、たまたま検索でヒットして読まれた方など色々いらっしゃいます。私としてもどんな記事がよく読まれて、どんな検索ワードでこのブログに行きついたのか気になるところですので、それについて調べた結果を紹介します。

 

・読まれているのは圧倒的にエロ関係

よく読まれている記事はアダルトのカテゴリーが殆どですので、よく知らない人からしたら「この記事はそういうのを専門に扱っている」と思われるかも、と勝手に想像しています。日本人でベトナム人のエロ傾向を知りたいために検索すると、上位に上がるみたいですね。ただあまりドストレートなエロはベトナムの風俗レポ記事が上位を占めますので、このブログには行きつきにくい模様。

 

・恋愛記事もよく読まれているっぽい

日本人の男女問わずこのブログの恋愛ネタはよく読まれているようで。男向けのベトナム女子恋愛記事に比べると、女向けのベトナム男子恋愛記事は絶対数が少ないので、結構このブログに行きつきやすいのかもしれません。意外に日本人の女性からベトナム男性との結婚に関する質問もきますからね。

 

・ベトナム語関連の記事も時々ヒットする

ベトナム語がまだマイナー言語なんで記事数が少ないこともあり、そこそこニーズがあるのかなぁと。現地に住んでいる方や日本でベトナム人と関わりのある方、ベトナム語を学ぼうと考えている一定数の方から支持がある様子。日本にある某ベトナム語教室のHPで紹介されたことも大きいのかも。

 

・ベトナム人妻ネタは同じ境遇の人に良く見られているっぽい

他の方のブログでよく目にするベトナム人の恐妻っぷりを面白おかしく書いたような記事は私には書けませんね。実際恐妻ではありませんから(笑)一応、ベトナム人妻は恐妻ばかりというわけではないというスタンスの記事に自然と現在のところなっている気がします。

 

結局異性絡みの記事がよく読まれているなあという印象です。まあアクセス数を得るために書いているブログでもありませんので、そこはぶれずにこれからも好きなことを書いていきたいと思います。

 

ベトナムに興味のある人が読んだら面白いけど、興味のない人が読んだらどうでもいい記事。これからもそんな記事を目指します。

 

 

ベトナム在住日本人の恋活について

ベトナム在住の日本人で恋人がほしいと考える人もいますので、今回はその辺りを私見を交えて書いてみます。(*ここでいう恋活とは既婚者で現地の恋人を探そうとしているような部類の人は除きます。)

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ベトナム在住の日本人も数が多いといえば多いんですが、年齢層高め(40以上)の人の割合が多いので、若い独身同士の出会いの場は結構限られます。日本人同士の出会いの場があるとしたら仕事関係かサークルあたりに限られるでしょう。

先日複数の会社同士での飲み会に参加したときの話ですが、現地採用で働く20代中盤の女の子がいました。もう3年ぐらいベトナムで働いているみたいですが、最近日本人と結婚が決まったのだとか。出会いはサークル活動のようです。まあ容姿も中々の美人ですし、社交的な子だったので自分に合う人が見つかれば話は進みやすいのかなぁという印象です。

 

男女ともに若い日本人はそれほど多くないので、イケメン、美人の数は更に少なくなります。なので容姿端麗な日本人がいれば何かと話題にはなりやすいもの。少なくとも美人、イケメンがたくさんいて、その中に埋もれてしまうなんてことはまずありません(笑)

 

結婚適齢期の方で、ベトナムに来てから結婚まで行きついた人を男女別に表すとこんな感じです。

 

男(日本人女と結婚)…現地で知り合った(少ない)

           日本の時から付き合っていた(少ない)

男(ベトナム人女と結婚)…現地で知り合った(多い)

            日本で知り合ってベトナムに来た(少ない)

 

女(日本人男と結婚)…現地で知り合った(少ない)

           日本の時から付き合っていた(少ない)

女(ベトナム人男と結婚)…現地で知り合った(少ない)

            日本で知り合ってベトナムに来た(少ない)

 

単純にベトナム人を恋愛対象に入れると絶対数が変わるので恋愛関係に発展する可能性は上がります。で、日本人の場合、男はベトナム女子を恋愛対象にする人は多いですが、女はベトナム男子を恋愛対象から外す人が多いのが実情です。

 

少しシビアな見解になりますが、婚活ではなく単なる恋活の場合、日本人女性で相応の日本人男性を落とそうと思うとそれなりのスペック(てか単純に容姿)が必要なのかと。というのも多くの日本人男性は「せっかくベトナムまで来たんだから一度はベトナム女子と恋愛してみたいと考える」からです。恋愛を楽しむのが目的なら容姿普通の日本人女性より可愛いベトナム人女性と付き合ってみたいと考える日本人男性のほうが多いです。

これが結婚となるとまた話は変わってきますが、ただの恋愛なら男は好奇心も含めてベトナム女性に目が行きやすいものです。

 

 

ベトナム女子とデートしても割り勘が成立するケース

女子とデートするのに男が全額支払うというのはどこの世界でもありますが、たとえ男が全額支払うとしても、少しでも払おうとする姿勢を見せたり、御礼を言ってもらったほうが払う側としては気持ちがいいものです。「支払って当然」みたいな態度の女には嫌悪感しか抱きません。

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さて、デート費用を男が全額負担しなければいけないというのはベトナムでもよく言われていますが、あらゆるケースで全額負担しなければ成り立たないのかと言われるとそういうわけでもなさそうです。ベトナム人同士のカップルや日本人×ベトナム人カップルの色々なパターンを聞いてきて、何となく傾向が見えてきましたので紹介します。

 

まずベトナム人同士のカップルの場合、お互いの金銭事情が似たり寄ったりでは意外と割り勘もあるようです。とはいってもここでいう割り勘とは発生した金額を2で割るというのではなく、お互いにおごりおごられということです。もちろん男もメンツがあるでしょうから高い支払いのときは男が支払い、それ以外の少額のときは女性に持ってもらうということもあるようです。

 

ただ本命ではない男、またはそれほど好きではないが何となく付き合いでといったケースでは男に支払いに全額委ねることも珍しくないのだとか。ここで割り勘なんていったらその男はダメ野郎の烙印を押されてグッバイです。そこは日本の女性とあまり変わらないような気がします。

 

男の心理としてはどこの国でも似たようなものかと思いますが、可愛い子にはおごってもいいという気持ちになりやすいと、ベトナム人も言います。そりゃ可愛くもないのに高びーな女に喜んで金を払うような男はいないでしょう。どこの世界でも美人は得なんですよ。

時々街で見かける日本のオジサンと若いベトナム人女性カップル。この二人の関係がいかなるものか知る由もありませんが、まあ割り勘はないかなぁ~と。(というかその年の差で割り勘というのも正直情けない)

 

そう言えば最近は若いベトナム人とベトナム人マダムの付き合いというのも注目されていいます。ベトナム人マダムは美容にかけるお金をもっていますから、そこらの同じ年の女性よりは若く見えます。この手の女性実業家は離婚して独身の人とかも多いですから、若い男性とそれなりにお金をちらつかせた遊びもあったりするのだとか。

 

昨年末に男子大学生によって殺害されたマダムの事件があったのはまだ記憶に新しいです。

 

 

 

 

 

日本郵政の件から見るベトナムの正社員とは

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先週日本の記事でチラッと見たんですが、日本郵政が正社員の待遇を引き下げて契約社員との格差を縮める手段に出たという話。うん、そうきたか。と思いましたね。日本の働き方改革やら何やらで政府も色々言ってますが、多分そんなことやってくるとは思わなかったんじゃないですかね?

 

日本郵政は完全な民間とは少し異になりますから、このやり方が日本社会全体に広まるとは思いませんが、もしこれが成り立つなら経営社にとっては美味しいやり方じゃないんかと思います。とある中小企業の社長の話では、「世の中正社員を増やせみたいなこと言ってるけど、正社員が企業にとってどれだけ負担なのかと言いたい。」と至極分かり切っているようなことを言っていました。昔は正社員しかなかったわけで、それこそ色々な手当を出すのが普通でしたから何とも思わなかったのかもしれませんが、考えてみたら当時から「なんでこんな奴にここまで会社が負担してやらなければならねぇんだ!」と思われていた人もいっぱいいたんじゃないでょうかね。つまり現代でいう契約社員という費用を抑える雇用がなかったわけですから、雇用側にとって、しゃあなしの正社員が大量にいたのではないかと。。。

 

しかしこの一件は正社員で働く人にも一石投じそうです。そもそも契約社員の待遇が気の毒というのは心のどこかで感じていても、やはり正社員という安全な立場にいれば先頭に立って声を上げるなんてことは中々ないでしょうから。ただ今回のケースのように自分たちの待遇を落とされて契約社員の人たちに還元されるようなやり方をすれば、恐らく多くの正社員は怒り狂うでしょうね。日本郵政は労組と話し合って色々な部分を譲歩しながら双方合意に行きついたらしいですが、今後どんな感じになっていくのか興味はあります。

 

さてベトナムの正社員はというと契約社員のような部分があります。というか契約社員という概念もないんですが、待遇面でいけばあまり契約社員と変わらないものです。社会保険など会社が負担してくれるものはもちろんありますが、額で言ったら微々たるものですし、医療などに関するカバー範囲もたかだかしれています。契約は毎年更新みたいなところもありますし、実際に労働者自身が会社にしがみつこうとする意識すらありません。(いつ切られる分からない、というかいつ辞められるか分からない世界なので)

なので正社員という待遇を求めるということがこちらではありませんので、日本のように雇用体系に関して話題に上がることは現時点ではまずありませんね。まあその分懐に入ってくる賃金の値上げ交渉は激しいですが。。。

 

 

 

真剣にベトナム語を使えるようになりたいなら【中級編】

以前初級編を書いたので本日は中級編を書きます。中級からは日本語解説のある良書がまだありませんので、独学では一気に学習のための指針が少なくなります。

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一応ベトナムへ行けばベトナム語解説のベトナム語教材がありますので、そちらを使うのが一番いいかと思います。それなりに骨のある内容なんですが、教材の練習問題の解答が載っていないなど学習参考書の自覚があるのか?と問い詰めたくなります。どうにも独学には辛い構成です。ここは知り合いのネイティブに答え合わせをしてもらうしかありません。一応私からお勧めするのは写真の教材です。

 

難易度ごとにA、B、Cとありますが、BとCが中級レベルになります。初級のベトナム語は日本語解説の教材で済ませているはずですので、Aはする必要がありません。この教材は全て解説がベトナム語オンリーなので、最初は解説を読むだけで疲れるかと思います。しかし辞書を使いながら地道に学習していくと、徐々に文法解説に必要な用語が身についてきますから回を重ねるにつれて読むのが楽になる実感があると思います。

 

この教材のBとCを両方ともマスターしたレベルぐらいになると、大体のことはベトナム語のみで対応できるようになります。価格もCD付きで500円程度ですので、真剣にベトナム語力を向上させたいのなら安いものです。どこぞのプライベートレッスンに参加するより抜群のコスパを誇ります。

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さて、日本解説の中級教材はないのかというところですが、残念ながら今のところありません。一応写真の教材は中上級ということになりますが、あくまで読解、聴解に特化したもので、解説が十分にあるものでもありません。なので総合的なレベル上げに使えるかと言われると疑問です。ただそこそこのレベルの越文に対して日本語訳があるのは貴重なので、使いようによっては良書かと思います。(和文から越文への翻訳練習など)

 

このレベルまでくると分からない言葉があっても他の言葉で言い換えることができたり、前後の内容から意味を推測できるレベルに達していますので、読解にしてもコミュニケーションにしても言語を操る上での楽しさを見いだせる域に入っているかと思います。

仮に毎日コツコツ勉強したとして、全くの初級からここまでで大体3年ぐらいの目途でやられてはいいんじゃないでしょうか。

 

 

ゆるキャラのいないベトナム

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日本のご当地キャラっていつぐらいから出てきたんでしょうか?気が付けば各都市にご当地キャラがいてるのが当たり前になってますし、どこかの施設にもマスコットがたくさんいる社会になりました。くまモンやひこにゃんみたいに海外進出しているのもいるわけですから、実際海外でも人気があります。(ベトナムではバッタもんのくまモンを時々見かけます)

 

さて、以前嫁と日本で婚姻届けを出すために役所へ行った時のこと。

 

「日本は役所とか病院にも可愛いキャラクターがいっぱいおるねんな~これって子どものため?」

 

と嫁に聞かれました。子どものためだけではないでしょうが、確かに役所を筆頭に病院や警察署などあらゆるところにマスコットがいます。言われて初めて考えましたが、ベトナムの公的な機関にはそんなキャラクターは一切存在しません。いたら寧ろ不謹慎ぐらいな雰囲気です。私がベトナムの公的な機関へ行ったときに、どこもかしこも堅苦しい雰囲気を感じていたのはそういうことかと思いました。何というか無機的な空間です。

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日本では漫画が発達しているように、とにかく架空のものを具現化するのが得意のように思えます。それこそ犬のおまわりさんの発想があるわけでして、仮にベトナムで公安を犬になぞらえると侮辱していると思われるかもしれません。

私の日本人の女友達でハローキティが大好きな子がいますが、20歳を超えてもその趣味は変わりません。ベトナムでもキティは人気がありますが、あくまで小さい女の子が喜ぶ対象です。

こういったキャラクター文化が発展しているには大人になってからも支持される背景があるからなんだろうなぁと思いました。

 

せんと君も初めはキモいとか言われてましたが、今ではすっかり奈良の顔ですしね。

 

 

ベトナムでの給油の仕方

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ベトナム在住者でも自分で車やバイクに乗る人は限られますから、今までベトナムでガソリンを入れたことがない人も普通にいます。本日はベトナムでの給油についての話を少し。

 

まずベトナムのガソリンスタンドにセルフはありません(多分)。必ずスタンドには給油をするスタッフが常駐しています。

大まかな流れとしては、

車、またはバイクを停めて、スタッフにいくら分給油するか値段を言います。あまり慣れない頃は値段に対してどのぐらいの分量なのかよく分からないものですので、そんなときは満タンを表す「ドーダイ」と言いましょう。

主にバイクの場合ですが、ベトナムではバイクが多いのでスタンドに集まるバイクの数もかなり多いです。更に順番待ちをして並ぶわけではありませんから、自分が次に入れてもらうことをしっかりアピールしなければなりません。後ろで静かに待っていでも自分の番は永遠に回ってこないでしょう。スタッフも特に配慮はしてくれません。

 

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さて、ベトナムではガソリンスタンドでなくても給油できる場所がいくつかあります。代表的なのが田舎の商店。上の写真のようなものが店先に置かれていますが、これはれっきとしたガソリンです。利用する人は主にガス欠で近くにガソリンスタンドがない場合や、田舎で使用する農耕機具を使用する場合が多いです。なのでスタンドで買うよりも若干値段は高いです。私も何回も目にはしていますが、実際に利用したことはありません。

ベトナムではガソリンを販売するにあたって特に規制はないんですかね。