ゆるキャラのいないベトナム
日本のご当地キャラっていつぐらいから出てきたんでしょうか?気が付けば各都市にご当地キャラがいてるのが当たり前になってますし、どこかの施設にもマスコットがたくさんいる社会になりました。くまモンやひこにゃんみたいに海外進出しているのもいるわけですから、実際海外でも人気があります。(ベトナムではバッタもんのくまモンを時々見かけます)
さて、以前嫁と日本で婚姻届けを出すために役所へ行った時のこと。
「日本は役所とか病院にも可愛いキャラクターがいっぱいおるねんな~これって子どものため?」
と嫁に聞かれました。子どものためだけではないでしょうが、確かに役所を筆頭に病院や警察署などあらゆるところにマスコットがいます。言われて初めて考えましたが、ベトナムの公的な機関にはそんなキャラクターは一切存在しません。いたら寧ろ不謹慎ぐらいな雰囲気です。私がベトナムの公的な機関へ行ったときに、どこもかしこも堅苦しい雰囲気を感じていたのはそういうことかと思いました。何というか無機的な空間です。
日本では漫画が発達しているように、とにかく架空のものを具現化するのが得意のように思えます。それこそ犬のおまわりさんの発想があるわけでして、仮にベトナムで公安を犬になぞらえると侮辱していると思われるかもしれません。
私の日本人の女友達でハローキティが大好きな子がいますが、20歳を超えてもその趣味は変わりません。ベトナムでもキティは人気がありますが、あくまで小さい女の子が喜ぶ対象です。
こういったキャラクター文化が発展しているには大人になってからも支持される背景があるからなんだろうなぁと思いました。
せんと君も初めはキモいとか言われてましたが、今ではすっかり奈良の顔ですしね。