ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムの男子学生がもてない訳

f:id:dtbh:20171130224903j:plain

100%当てはまるわけではないですが、ベトナム人大学生から少し面白い話を聞いたので記事にします。ベトナムの大学生の男子は彼女が作りにくいという話です。

 

知り合いの大学生の男の子が半分冗談の自虐交じりにこう語っていました。

 

「大学生の男は金がないんですよ。女の子は社会人と付き合いたがりますよ(笑)」

 

要はデート代が払えないから女性に相手をされないということらしいです。ベトナムでは大学生がアルバイトをして時給50円程度。仮にカップルで安いカフェに行ってお金を支払うにも5時間ぐらいアルバイトをする必要があります。なので必然的にお金がかからないデート(家でまったりとか、公園で散歩とか)になるわけですが、そういうことにマンネリを感じる女性はシビアです。

 

「だったらお金も持ってて頼りがいのある社会人のほうがいい!」

 

と流れてしまう女子も多いんだとか。

社会人男性は社会人男性で自分が大学生のときに同じ苦境を味わっているかもしれませんし、ベトナムの結婚観からいくと若い女性からのニーズがあるのは大歓迎でしょう。

女子学生と社会人カップルの背景にはそういった事情もあるのねぇと思わされた一幕でした。

 

しかし日本では学生同士のカップルでもデート代ぐらいはアルバイトで賄えるのが普通です。もちろん社会人のようなお金のかかるデートは難しいでしょうが、学生の身分というところを間違えなければ十分デートを楽しめるぐらいのお金は作れます。

ベトナムは日本より賃金が低いのは言うまでもありませんが、それにしても「バイト代安すぎるんじゃない?」と感じずにはいられませんでした。

 

 

ベトナムのメガネが特徴的な件

f:id:dtbh:20171129154507j:plain

コンタクトレンズが普及していないベトナムでは目が悪い人は必然的に眼鏡をかけることになります。ベトナムコンタクトレンズが普及しにくい理由として真っ先に挙げられるのは衛生面だと思われます。まず目の中にレンズを入れるというのは衛生的なのが前提になるわけですが、こちらではその衛生面をどんな状況でも変わらず維持するというのが難しいため使用するのが怖いという事情があるようです。また砂埃が多い事情もあるでしょう。コンタクトレンズを使用している状態で砂埃が目に入る痛さは相当なものです。

 

以上のことから眼鏡をかける必要になるわけですが、こちらの眼鏡はどうも特徴的でして。昔の日本もやたらレンズの大きい野暮ったい眼鏡をかけておりましたが、こちらはレンズの大きい黒縁の眼鏡をかけている人をよく見かけます。

 

ファッションもその国の特徴を表すものですから、眼鏡の形もベトナム式ということになるのかと思いますが、どうも見ていると韓国からこの流行りが来ているのかなぁという印象です。ハノイには韓国人もかなりの数がいるのですが、眼鏡を見るだけで韓国人だと分かるような特徴的な形をしています。日本のようにスタイリッシュな形の眼鏡をかけている韓国人はあまり見かけません。

 

どの眼鏡がいいかというのはあくまで個人の好みですが、若手を中心にファッションの流行りは韓国が見本になっているそうなので、眼鏡に関してもどうやら同じことが言えそうです。

 

 

ベトナムの現地採用ってどう?②

ベトナムの現地採用ってどう①の続きです。

 

f:id:dtbh:20171129125326j:plain

④現地基準の生活ができるのならそれほど現地採用の待遇も悪くはない

ベトナムに来て日本と同じような生活を求めると日本にいるよりお金がかかります。一時的に赴任している駐在員と同じ生活を考えるのがそもそもの間違いかと思います。私の場合は妻がベトナム人ということもあり、かなりローカル寄りの生活をしていますが、それでも平均的な現地サラリーマンの3~4倍程度の給与をもらっているので、生活には困りません。過度な贅沢をしない限りはそこそこ手元にお金が残るような給与です。

 

⑤何の保証にこだわるか

ある意味これが一番重要なのかと思います。現地採用は日本でいう契約社員に近いものがあるので、国民年金や厚生年金は会社が払ってくれません。退職金もまずないですから、老後への備えは特に日本へ帰る場合かなり念入りに準備しなければならないでしょう。仮に老後までいかなくてもいつ仕事がなくなるかも分かりません。今の時代日本でも同じことが言えますが、少なくとも契約が切られた、或いは所属の会社が無くなった時にすぐに再就職できるよう個人のスキルと人脈は常に磨いておく必要があるかと。

 

⑥結局個人の実力派が活躍している

日本ほど社内の人間関係が足かせになることはありません。年功序列の考え方もこちらではありません(最低限の礼儀は必要)ので実力があればガンガンやれる土壌はあります。私もありがたいことに唯一の日本人上司から仕事を任せてもらえているので、自分で考えてやりたいようにやらせてもらってます。(その分結果が出ないときなどは日本にいたとき以上に凹みます)

 

上記の内容はベトナムに限らず海外の現地採用組に当てはまることではないかと思います。正直私も上記のような生活で、土日祝休みの定時あがりを享受しています。今の会社でも2時間以上残業はしたことがありません。

ただこの生活を満喫する一方で常に保証がない部分の努力をしておく必要があるわけですから、要はどちらを取るかということです。ただ現地採用、駐在員共に仕事で感じるストレスはベトナムの方が軽いという人が多数派です。

 

 

 

ベトナムの現地採用ってどう?①

海外で日系企業に属する場合、駐在員と現地採用の2パターンがあるわけですが駐在員は本社から出向を命じられている立場なので否応なしに赴任しなければなりません。なので会社からの待遇もよく、通勤の送り迎えからプール付きのサービスアパートメントを用意されたりと日本の生活では味わえないような好待遇を受けます。

 

f:id:dtbh:20171129125247j:plain

一方現地採用は自ら希望して現地で働いている部類なので基本給与は低く、住居などの手当も普通はありません。こういったところから現地採用は悲惨だというイメージも少なからずありますが、要は考え方次第というところを今回記事にします。

 

①待遇などの物理的な部分だけを見れば、そりゃ駐在員の方がいい

まず単純にお金は駐在員のほうがあります。これは間違いありません。ときどきその部分だけを取り上げて現地採用を見下すような人もいますが、割合的には少数派で性格の悪い人です。恐らく日本国内でもあまり好かれないようなタイプでしょう。

 

②同じ現地採用でも日本本社とのつながり次第

日本に親会社がある場合、本社から出張に来た日本人上役の接待をしたりとかもあるようです。私の場合はベトナムに独立した会社なのでそんなことはありませんが、日本からの接待を強要されて且つ低待遇な人の話を聞くと気の毒には思います。

 

③帰りたくなくても帰らなければならない駐在員

こういう駐在員の方も結構います。ベトナムにはまって帰りたくない人とか、日本に帰ったらまた嫌な上司の機嫌を伺いながら働かなければならないだとか理由は様々です。ただ全体的には日本にいるより仕事上のストレスは低いようで、いかに日本がストレス社会なのかが窺えます。

 

続きます

 

 

ベトナムにおけるインテリ美人の割合

f:id:dtbh:20171126123242j:plain
タイトルについて感じたことを私見を交えて書いてみます。ある日本人から、

 

日系企業で働くベトナム人の女の子って可愛い子が少ないですよね?」

 

と言われました。確かにそんな気がします。私はローカルの企業にも顔を出すケースがあるのですが、全体的な割合でいけばローカル企業の方が可愛い子は多い印象です。

まあそもそもの母数が違うので単純比較はできませんが、なんでそうなのかということも聞かれたので、自分なりに考えてみました。

 

まず日系企業で働くベトナム人はそこそこのインテリ層が多いです。それこそ日本人とやり取りするために英語または日本語を操る必要がありますし、仕事の水準も日本レベルを求められますので、能力的な面では普通の日本人よりも高いレベルを求められます。

ではそのインテリ層を生み出すハノイでの名門大学の学生はどうかというと、確かに他のそこそこの大学生と比べてそれほど可愛い子がいません。男子はそんなに差がないんですけどね。。。

今は日本では高学歴で可愛い子はたくさんいますが、かつては4年制大学に通う女性は地味な子が多かったと聞いたことがあります。いわゆる短大から寿退社全盛の時代ですね。私が察するにベトナムもそんな感じなのかぁと。

 

なのでもともと美人が少ないインテリ層でローカル企業との牌の取り合いになるからじゃないの?という結論です。まあ仕事と顔は関係ないと言われますが、綺麗ごと抜きで男女ともに関係があるのが現実です。

 

 

 

 

 

信号無視するベトナム人

ベトナムの交通モラルの改善に時間がかかりそうだと感じた話です。

f:id:dtbh:20171126113837j:plain

先日バイクに乗って交差点で信号待ちをしていました。私は先頭、その隣にもう一台バイクが並んでおり、その後ろに車が待っているという計3台の構図です。休みの日で且つ交通量も少ない道路だったので、交差する車などは何もありませんでした。

 

そこで後ろの車が私たちバイク2台にクラクションで煽ります。

 

「おら!誰もいないんだから行けよ!!」

 

私は「あ~いつものモラル無しか」と思いつつも赤信号で停まっているのを煽られるのに若干のいら立ちを感じていました。

すると私の横並びのバイクに乗ったベトナム人が反撃します。

 

「お前、信号赤やろ!赤で何が行けじゃ!」

 

良識なベトナム人です。私も心の中で応援します。すると車の運転手は

 

「車も何も来てないやろ!お前アホか!!」

 

交通のモラルとはなんでしょうか。このドライバーにとって信号は車がいなければ守る必要がなく、その先に警察がいなければ遵守する必要はないという認識のようです。百歩に一歩譲って交通を遵守しないとしてもそればバイクのほうじゃないのかと。車は車体が大きい分交通モラルはバイクよりも求められるはずです。

 

ベトナムでは車を持つ層はそれなりの富裕層ですから、社会的にもその辺のワーカーより高いはずです。そんな層の人間でもこんな認識の人がいるんですから呆れます。

例えば車で水たまりをはねて歩行者やバイクにかかろうがお構いなしの運転手も時々見かけますし、横柄にクラクションを鳴らして蹴散らそうする運転手もしばしば。ベトナム政府は車の所有者を増やせるように所得の改善などを図っていますが、こういったモラルの整備をする前にただ金の部分だけを改善すると、そこから派生する問題が色々出てきそうな気がします。

 

ベトナムの美容院事情

ベトナムで生活していると髪も当然伸びますから定期的に切りにいく必要があるわけですが、日系の美容室へいくかローカルの美容室へいくかで考えます。

f:id:dtbh:20171125111918j:plain

まずベトナムのローカル美容室は大きく以下の3つに分けられます。

①日本の美容室のようなサロンの雰囲気

それなりの内装で雰囲気も日本と似たような感じです。今どきの女性がよく利用しているところです。

 

②ローカル満載美容室

いわゆる日本に昔からあるような床屋とかパーマ屋と言われているようなタイプです。自宅兼店の造りですね。

 

③路上

店じゃないです。外でおじさんがやってます。客層も年配の男性がほとんどです。

 

ベトナムでは理容美容共に免許が要りませんので、カットのレベルは個人に委ねられます。しかし日本人にとっては不満足な結果になることが多く、日系のサロンに行く人が多いのが現実です。私はローカルと日系を併用しているのですが、ベトナム人美容師は短髪以外のカットがどうも下手です。見本の写真を見せたところでほとんど意味がありません。ベトナム人男性は基本短髪ですからミドルのカットには慣れてないんでしょう。一方で短髪にするときはそれなりに仕上げてくれるのでローカルの店を利用します。日系のサロンと比べて料金が10倍ぐらい違うので、上手く切ってくれたときは非常にありがたく感じます。

f:id:dtbh:20171125113244j:plainf:id:dtbh:20171125113048j:plain

 

女性も同じようで日本人女性もローカルのサロンを利用する人はほとんどいません。日本人美容師の人が言うには、カラーなどでも使っている薬剤がかなりキツイらしく、長期的に使い続けると髪へのダメージが強いとのこと。ただ強い分日本では出せないようなカラーを表現することはできると言ってました。

因みに日本人の美容師目線でいうと、

「確かに美容学校にも行かず、免許もないので無茶苦茶な技術の美容師もいますが、ときどきそれなりの腕前の人もいますね。我流でその技術だったらある意味すごいですよ(笑)」

とのことです。最近ではローカルの美容師が日系のサロンに就職してその技術を学んでいるベトナム人も多くなっているそうです。

 

 

 

ベトナムの洗車のセクシー広告

f:id:dtbh:20171123211457j:plain

ベトナムは砂ぼこりが多いので車やバイクで道を走るとすぐに車体が汚れてしまいます。特に雨が降れば道の砂が泥に様変わりするので、日本ではあまり見ないような泥んこの車ができあがります。なので洗車は日常的に行われていてバイクであれば100円程度、車であれば500円ほどで洗車場の人がきれいに洗いあげてくれます。

 

この洗車場ですが、バイク専用の洗車場というのはなく大抵はバイクの修理屋兼洗車屋ということになるのですが、車に関しては洗車専門の店も多いです。

ところで洗車場(特に車)のプロモーションでやたらとセクシーな女性が使われるのはなぜだろうかとふと疑問に思いました。まあベトナムに限らずレースクイーンや新車のプロモーションに駆り出されるキャンギャルなど、車とセクシーギャルの組み合わせは万国共通のような気もします。

 

ベトナムの道を歩いていても洗車場の看板でセクシーな看板を出している店をたまに見かけますが、ポルノがご法度なベトナム社会ではあまり露出の高い女性の看板を掲げるのはリスクがあるのではないかと。以前ホーチミン市のイベントでビキニの集団のダンスショーがあったそうですが、そのセクシーさがかなり過激だったようで、当局から罰金を求められたという記事がありました。(一応ビキニの女性は公に宣伝などで用いてもOKのようです。)

f:id:dtbh:20171123212847j:plain

車はまだまだ男性色が強い乗り物ということでセクシーな女性が用いられやすいということでしょうか。デカい車をゴツイマッチョが洗車している広告も中々力強さがあって面白いような気もします。

 

 

*因みに洗車場に行っても本記事に掲載しているような女性が洗車をしてくれることは決してありません。あくまでプロモーション用の写真です。

 

 

ヌーハラたるものをベトナムで考える

f:id:dtbh:20171123185222j:plain

麺を豪快に「ズルズルっ!」と音を立てて食べるのが粋な食べ方なのかと改めて思います。以前この食べ方が他国では非常識だとして取り上げられた記事を見ました。確かにベトナムでもこのような食べ方はしませんし、中国でも同じです。ヨーロッパでもパスタを音を立てて食べるのは行儀が悪いという認識です。

 

で、日本に旅行にきた外国人がこのズルズル音に不快感をもつというもの。これに対して日本人はヌーハラ(ヌードルハラスメント)だ!と反撃しているわけですね。まあ私もベトナムに来てからはあまり音を立てずに麺を食べてます。郷に入っては郷に従えってやつです。なので日本に来た外国人はたとえ不快に感じたとしてもそこは文句を言わずに受け入れろと思います、私個人的には。

 

しかし麺を音を立ててすすらない国でしばらく身を置いていると確かに日本に帰って蕎麦屋に行ったときなどは、やたらとそばをすする音が大きく聞こえるから不思議なものです。ベトナムで生活するまでは麺をすする音など気にもしたことなかったんですけどね。

私自身も最初は無意識に音をあまりたてないように麺を食べるんですが、ハッと

「ここは日本やから気にせんでいいんや!」

と我に返るわけです。そこで豪快に音を立てて麺をすすると何かから解放されたような気分になります。

 

ただ単に公衆の面前で豪快に麺をすすれるというだけで、日本にいるんだなぁと実感できるとは考えてもみませんでした。別に日本人に限った話ではないですが、やはり自分が生まれ育った地でやり慣れた食べ方ができるというのは気持ちがいいものです。

 

 

ベトナムで日系企業を相手にして感じること

f:id:dtbh:20171123182911j:plain

ベトナム人にとっての日系企業のイメージとは、「真面目、仕事が丁寧、時間に正確、安定している」などが挙げられますが、一方でベトナム企業が日系企業相手に仕事をするときの印象として「決断が遅い」とよく言われます。

 

私も日系企業に勤める身ですが、これはよく分かります。何かの決断が求められる場合でも社に持ち帰りますといって一時保留にし、日本本社で稟議中ですといって返答が一向に来ないというケースは日常茶飯事です。私はまだ日本人なので日本側の事情は分かるんですが、その辺に免疫のないベトナム人からしたらイライラするのもよく分かります。

 

ところで「仕事はスピード感が大事だ」なんてことはどの企業でも言ってそうなものですが、それはあくまで自分の目の前にある仕事を片付けることにだけ当てはまるんでしょうか。

私も他社の日本人とやり取りすることが頻繁にあるんですが、とにかくレスが遅いことには辟易します。遅くなるならなるでその旨を伝えてくれればいいんですが。連絡すると言って連絡してこなかったり、期限までに入金をしないやら。。。ベトナム人日系企業に抱いているイメージ程、丁寧に仕事やってないんじゃない?と思わされることが時々あります。

 

 

ベトナム語で「もうご飯食べた?」

f:id:dtbh:20171123164451j:plain

「ăn cơm chưa?」(ご飯食べた?)

 

ベトナムで頻繁に使われているフレーズです。聞いてそのままにもうご飯を食べたかどうかの意味でつかわれる場合もありますが、それ以外に挨拶言葉としてよく使われます。なので電話がかかってきたときにも「ăn cơm chưa?」から始まることが多いのですが、実際にご飯を食べたかどうかにそれほど関心があるわけではなく、要は話を始める前の合図のようなものです。

 

ただ私もベトナムに来て間もないころはそういった事情もよく分かりませんでしたので、急に電話がかかってきていきなりこのフレーズを使われると「何や飯でも食いに誘われんのかな?」とよく思ったものです。それこそ夜9時ぐらいに電話がかかってきても「もうご飯を食べたか?」と聞かれるわけですから「当たり前やろ」と内心思ったものでした。

 

余談ですが、ăn(食べる)といった単語には性絡みの意味合いでもよく使われおり、例えば、

 

「chán ăn cơm, ăn phở.」(ご飯に飽きたらフォーを食べる)

 

これは浮気を表します。その他にも、

 

「ăn cơm trước kẻng.」(鐘の前に飯を食べる)

 

これは犬が鐘の合図が鳴るまでご飯を食べてはいけないのですが、それを守らずに食べてしまう。つまり婚前交渉という意味になります。

他にも(美味しい)をあらわす「ngon」という単語がありますが、これも文字通りの意味とは別に、セクシーな女性を見かけたら「ngon」というのもよく使われています。

 

ところで日本語でも男女関係なくセックスをしたという隠語で「食べる」という言い方をすることがありますし、女性の性的な部位に関して「おいしい」という言葉を使われるケースもあります。国も言葉も違うのにこういったスラングで共通しているところがあるのは何とも面白いものです。

 

 

 

ベトナム人嫁が聞くSIMフリーって何?

f:id:dtbh:20171123171518j:plain

日本もようやくSIMフリーという言葉が定着してきました。これまでの大手キャリア携帯から格安という点で注目を浴びていますが、サービスの関係や保証に関する問題などから乗り換えるにはイマイチ踏ん切りがつかないユーザーも多いそうです。

 

ところでこのSIMフリーて何?と疑問を抱いたのが私の嫁でした。というのもベトナム(てか多くの国)ではSIMフリーが当たり前なので、そもそもSIMロックなんてのが非常識な話なわけです。嫁から言わせれば「何で自分が買った端末なのに自由に使えないのよ!」とのこと。

まあ日本の場合、携帯電話の値段がそもそも高すぎるというのが正直な印象です。例えば基本使用料なんていうのはベトナムでは皆無ですし、店の中に入れば無料のWi-Fiサービスは当たり前です。それに加えて日頃の通話もインターネット経由の無料通話を利用すれば携帯代は端末さえ買ってしまえばほとんどかかりません。

 

私は電話代は会社もちですが、それでも仕事で電話をよくかけるにもかかわらずせいぜい月1000円程度です。因みに嫁は月200円程度。

いくら物価が安いベトナムとは言え、日本のスマートフォンユーザーがゆうに使用料月1万円を超えているという事実を鑑みると正直かかりすぎではないのかという印象です。サービスや保証という点ではこちらでは端末を買った店で1年間は保証期間になります。ただそもそも修理代自体が安いの有償になったところで、じゃあ新しい端末を買った方がいいという考えにはいたりません。

 

参考までに私が日本で買った端末で調子が悪くなったので日本の会社に相談したところ、有償で8000円かかると言われてしまいました。端末が2万円程度で1年半ぐらい使っていたので悩みましたが、ダメもとでベトナムで修理を相談してみると1000円で直すことができました。これには流石に日本のサービス事情を色々考えさせられたものです。

 

 

そういえばベトナムでは数字で縁起のいい番号を選ぶ傾向がありまして、そういった社会的に良いとされる番号のSIMカードがオークションで出されて高値で落札されることがあります。この前どこかの富豪がSIMカードを300万円で落札したなんていうのがニュースで話題になっていました。

そんなことに大金をはたけるのもベトナム人の金持ちらしい行いです。

 

 

 

ベトナムのカラオケ嬢の存在

ベトナムのカラオケ遊びと言えばそれこそ風俗遊びということになるわけですが、日本では「カラオケ=風俗」の方程式が成り立たないので当地の事情に詳しくない方にはあまりピンとこないかもしれません。

f:id:dtbh:20171122125748j:plain

まあカラオケといっても日本人の場合ほとんどが女の子目当てでいくわけですからキャバクラへいくようなものといえばわかりやすいでしょうか。なのでベトナムで「昨日同僚とカラオケに行ってきた」と言えば「昨日同僚とキャバクラへ行ってきた」という意味で解釈される可能性が多いにあるということです。

しかしこれは日系を含め外国人向けのカラオケ屋を指しており、ローカルのカラオケ屋となると少し事情が異なります。日本語のブログに出てくるベトナムのカラオケはそのほとんどが日本人向けのカラオケ屋について書かれていますので、今回はローカルのカラオケ屋に少し焦点をあてて書いてみます。

 

f:id:dtbh:20171122125120j:plain

私はこちら(ベトナム)ではベトナム人の友人のほうが多いのでローカルのカラオケ屋に行くことが時々あるんですが、ベトナムローカルのカラオケ屋はカラオケ嬢を呼ぶかどうかはあくまでオプションです。

それもそのはずローカルのカラオケ屋は健全にカラオケだけを楽しみたい客も来ますし、女性客もいます。なので必ずしも嬢が必要なわけではありません。もちろん建前は単なるコンパニオンですが、交渉次第ではその後もありということになります。といっても現地の人間はカラオケ嬢にそこまでを求めている人は少数派です。

 

因みに日本のカラオケボックスのような雰囲気のところはなく、どこもそれなりの内装のところが多いです。なので風俗的な意味合いがなくてもカラオケは大人が行くような店という位置づけで、日本のように高校生が放課後に遊びにいくような施設ではありません。

 

f:id:dtbh:20171122125139j:plain

一方ゲームセンターにあるカラオケは本当の意味でのカラオケボックスです。こちらは電話ボックスを少し大きくした程度のもので、定員は2名といった簡易カラオケ。値段も安いので学生でも気軽に利用しているのが見られます。

 

カラオケの発祥は日本ということですが、現在では世界的に広まっており「カラオケ」は世界語になりつつあります。日本人より歌好きの国民は世界にたくさんいるので広まるのはわかりますが、それと同時に騒音の手伝いをしていることも現地で生活していると痛感させられます。野外のカラオケなどは早くベトナムからなくなってほしいと常日頃から思って生きています。

 

 

ベトナムの台風とは

f:id:dtbh:20171119181417p:plain

日本語が分かるベトナム人から時々聞く、

 

「明日台風が来ますよ」

 

というお告げ。それは大変だと思い、明日通勤できるだろうかと心配していたのも今は昔の話です。ベトナムで言う「台風」とは短期間に降る風を伴う大雨のような感じです。スコールとはまた性格が違いますが、ベトナムでは日本ほど強力な台風はありません。まあそもそも日本に来る台風は南で発生して大きく育ったものですから、風が強く大規模なのも当然です。日本に来る台風が大人だとしたらベトナムの台風は子どもというところでしょうかね。たまにすごく元気な子どもの台風も来たりしますが…

f:id:dtbh:20171119181446j:plain

ただこの子どもの台風でもベトナムにもたらす被害はなかなかでして、道路の水没なんてのは日常です。というのも排水の設備が日本ほど発展していないので少しまとまった雨が降るとすぐに道路が河と化してしまいます。なのでバイクや車で通勤している人にとって深さ50CMほどになってくると移動が困難になってしまいます。

また、道路に面しているようなところにある家は床上浸水というのもよくありますので、かなり悲惨です。ただ日本のように畳の部屋があるわけではないので現状回復は比較的容易かもしれません。

 

特に中部地方では水没被害が深刻で、台風が来るたびに家や畑が水没して生活に影響が出てしまいます。数年前から日本もこのインフラ設備を整える援助をするなど協力をしていますが、完全に解決できる時期はまだまだ見通しが立っていないようです。

 

 

恋人は?ベトナム語の返答の仕方

f:id:dtbh:20171119115128p:plain

以前の記事でベトナム人は初対面の人に恋人がいるかどうか聞いても問題ないということを書きました。それに少し関係のある話ですが、今日はその返答の仕方に関してベトナム語という観点から書いてみます。

 

A「Bạn có người yêu chưa?」 (恋人がいますか?)

 

このAの人の問いかけに対して恋人がいない場合以下の二パータンの返答が一般的です。

 

①「không có. 」 (いません。)

②「chưa.」(まだです。)

 

①については「いる、いない」の返答ですので違和感はありませんが②については少し日本語と照らし合わせると違和感があります。たとえばシチュエーションとして、周りの皆が年頃でそろそろ初めて恋人ができ始めるときぐらいに、自分はいない。「まだです。」といった感じでしょうか。

 

ただベトナム語では特にそういったわけでもありません。たとえ恋愛歴が多数ある人でも現在いなければ「まだです。」と答えることもあります。とりあえず嫁に確認してみました。

 

私「どうやって使い分けるの?」

 

嫁「そんなん意識したことないから分からんわ。」

 

まあこんなもんでしょう。母国語の微妙な使い分けなんてのはネイティブほど考えないものです。そこで少し私なりに解釈してみますが、かつてのベトナム(てかほんの数十年ほど前)では「恋人ができる=結婚」だったので、そもそも一人恋人ができることによって結婚はほぼ確定という見方ができたのではないかと。

 

なので「結婚をしていますか?」に対して「まだです」という意味合いがあるんじゃないのかという解釈です。これは日本語のやり取りでも特に違和感がなく、普通に使われています。もちろんこれは本人が結婚をするというのが前提での返答の仕方になりますが。

 

ベトナム社会では結婚の価値は絶対で、日本のように私は結婚する気がないなんて公言している人は今のところいません。なので社会的に全員が結婚する前提で、その前に恋人ができる前提という共通の価値観があるから「まだです」という返答の仕方が成り立つのでは?というふうに考えました。

 

嫁にそのことを話してみると「ふ~ん、なるほどね。」と言ってましたが、あくまで個人の勝手な推測、学術的な根拠は全くありません。

将来(数十年後)結婚が絶対の価値じゃなくなった場合に「まだです」という返答の仕方がどうなっていくのか興味深い所です。