ベトナムの美容院事情
ベトナムで生活していると髪も当然伸びますから定期的に切りにいく必要があるわけですが、日系の美容室へいくかローカルの美容室へいくかで考えます。
まずベトナムのローカル美容室は大きく以下の3つに分けられます。
①日本の美容室のようなサロンの雰囲気
それなりの内装で雰囲気も日本と似たような感じです。今どきの女性がよく利用しているところです。
②ローカル満載美容室
いわゆる日本に昔からあるような床屋とかパーマ屋と言われているようなタイプです。自宅兼店の造りですね。
③路上
店じゃないです。外でおじさんがやってます。客層も年配の男性がほとんどです。
ベトナムでは理容美容共に免許が要りませんので、カットのレベルは個人に委ねられます。しかし日本人にとっては不満足な結果になることが多く、日系のサロンに行く人が多いのが現実です。私はローカルと日系を併用しているのですが、ベトナム人美容師は短髪以外のカットがどうも下手です。見本の写真を見せたところでほとんど意味がありません。ベトナム人男性は基本短髪ですからミドルのカットには慣れてないんでしょう。一方で短髪にするときはそれなりに仕上げてくれるのでローカルの店を利用します。日系のサロンと比べて料金が10倍ぐらい違うので、上手く切ってくれたときは非常にありがたく感じます。
女性も同じようで日本人女性もローカルのサロンを利用する人はほとんどいません。日本人美容師の人が言うには、カラーなどでも使っている薬剤がかなりキツイらしく、長期的に使い続けると髪へのダメージが強いとのこと。ただ強い分日本では出せないようなカラーを表現することはできると言ってました。
因みに日本人の美容師目線でいうと、
「確かに美容学校にも行かず、免許もないので無茶苦茶な技術の美容師もいますが、ときどきそれなりの腕前の人もいますね。我流でその技術だったらある意味すごいですよ(笑)」
とのことです。最近ではローカルの美容師が日系のサロンに就職してその技術を学んでいるベトナム人も多くなっているそうです。