ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

歩かないベトナム人

f:id:dtbh:20170826205032j:plain

ベトナムがバイク社会なのは有名な話ですが、大人になると一人一台バイクを所有して、どこに行くにもバイクで行きます。自宅から目的地までそのままバイクで乗り付けるわけですから、ほとんど歩くことがありません。

 

そう考えると電車通勤をしている日本人は自宅から駅まで徒歩または自転車、そして最寄駅から職場まで歩くわけですから、案外日常的に歩いているということになります。それでも運動不足を気にして一駅手前で降りて歩いたり、ジョギングをしたりしている人もいるわけですから、日本人はベトナム人よりよく歩いていると思います。

 

 

日常的に目的地までバイクで乗り付けてることに慣れているベトナム人は歩くことをやたら嫌がります。私からしたら「これぐらいの距離歩いたら?」と思う距離でもバイクで行こうとしますし、同じ距離を歩いたとしてもベトナム人は疲れるのがやたら早いなあと感じるものです。もちろん日常的によく運動している人とかは体力がありますが、そうではないベトナム人は基礎体力が日本人より劣っているような気がします。

 

そういえば子どもを学校までバイクで送り迎えする親も多いですが、これも子どもの通学という歩く機会を奪っているような気がしてなりません。成長期の子どもから日常的な運動の機会を奪うというのは体力的な成長に結構影響を与えているんじゃないでしょうか。まあ交通マナーが悪くて子どもだけで学校に行かせたら危ないとかいう事情もあるんですが。。。

 

以前私の友達のある日本人女性が面白いことを言っていました。その人はフィットネスに通うなど健康に関する意識がかなり高い人なんですが、

ベトナムの女の子はバイクに乗って全然歩かないから、30歳を過ぎてからの脚の筋肉の衰えが早いのよ。バイクにまたがっているときによく太ももの垂れた肉を見るけど、あれは絶対日頃歩かないからだわ。」

 

なるほど、一理あるなぁと思います。同じ女性目線だから気づく部分でしょうか。日本で太ももをさらけ出してバイクにまたがる30代の日本人女性を見た記憶がないので単純にビジュアル比較はできませんが、脚の筋肉の衰えとバイク社会の相関性は絶対あると思います。

近年では少しずつ運動への意識改善からジョギングやウォーキングをする人も増えていますが、バイクでの移動はまだまだこの先も変わることはないでしょう。