ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムの墓を見てモラルを考える

来月からベトナムでは旧正月にの次に大きいイベント、中秋節の時期に入ります。こういった特別な時期は先祖の墓参りをするのが一般的ですが、今日は少し墓参りについて考えました。

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まずベトナムの墓ですが、まだまだ土葬が一般的な社会なので墓のサイズは日本のものよりも若干大きめです。最近は政府が火葬を奨励する動きもでているようですが、身内を焼くということに抵抗を感じるベトナム人も依然多いようです。

墓地はというと、霊園として区画が整備された比較的新しい墓地以外は空いているところに墓をたてるといった感じでしょうか。なので特に田舎の墓地内では明確な通路といったものがなく、場合によっては他人の墓を乗り越えないと自分たちの墓に辿りつけなかったりします。日本の古い墓地でも稀にそんなところがあったような気がします。

 

ところで墓参りをするときには線香であったりお供え物であったりと少なからずゴミがでますよね。ベトナムの田舎ではそのゴミを持ち帰らずにその場に捨てていく人が多いです。なので墓地内にゴミが多いこと多いこと…

他人の墓の周りにゴミを捨てることについて何も感じないのかと不思議に感じてしまいます。死者が眠っている場所にゴミを捨てるってのはある意味他人の家の前にゴミを捨てるよりタチが悪いような気がするんですが。。。

そもそもゴミ捨て場とかもないわけですが、仮に設置したらベトナム人の皆さんはそこにちゃんと捨てるんでしょうか。正直それも疑問です。

 

最近ではモラルを改善する取り組みがあちこちで見られますが、都会はともかく農村地域ではかなり大変だと思います。実際に根付くには最低でも一世代入れ替わるぐらいかかるんじゃないだろうかと。

今の40代より上の年齢層にはモラル的な部分で大幅に改善させようとしても無理でしょうから、恐らく今の20代~30代の子どもたちが大人になったときに少し改善の目途がたってきたという感じになるんじゃないでしょうか。

私がおじいさんになった頃ぐらいには大幅に改善されているのを期待したいものです。

 

 

 

 

ベトナムの「マリアオザワ」って?

以前どこかで書きましたがベトナム国内では韓国やインドの海外ドラマが多いですから、日本の芸能人の印象は非常に薄いです。なのでそれなりに日本通のベトナム人以外は日本のメディア関係の人は全然知らないといったことになります。

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しかしその一方で、ベトナムで有名な日本人の芸能人は?って聞いたら「マリアオザワ」という答えが返ってくることも珍しくありません。これは全然日本通じゃない人にも当てはまります。当地でも彼女がセクシー女優であることは周知の事実。私の嫁も知っていました。しかしポルノ禁止の国で日本のセクシー女優が有名というのも何とも皮肉な話です。

 

ところでこういう現役のセクシー女優は日本だとあまり表立った媒体にでないものですが、先日電子新聞に普通にインタビュー記事が載ってました。老若男女目を通すようなサイトですから、少し異様な感じがしましたね。日本でいったら普通の新聞にセクシー女優の記事が載ってるようなものですから。

インタビューの内容も思いっ切り仕事内容について。どうしてこの業界に入っただとか、いつまでこの仕事を続けたいだとか。ヌード写真がないだけで日本のスポーツ新聞とさして変わらないようなものです。

 

中国で蒼井そらが大人気のように、インターネットが普及している現在ではどれだけポルノを国で禁止にしようがほとんど意味がないように思います。正直国の政治家もそんなことは分かってるんでしょうが、「じゃあ解禁にしよう!」て発言できる猛者はいないんでしょうねぇ。そりゃ政治家生命にかかわるリスキーな発言なわけですから。

 

日本も同じで、もし「無修正解禁!!」て言える政治家がいたら面白いと思います。世間の反応はどんな感じになるんでしょうか。個人的には海賊版とかグレーな部分を浄化するには一番効果的な気もするんですが…

 

 

 

ベトナムでも勿論「嫁vs姑」はある

嫁と姑のバトルはどこでも聞きます。私の場合は私がベトナムに住んでいるので、その部分については特に気にする必要もないんですが、ベトナムの嫁vs姑というのも中々激しいものです。

 

ベトナムの場合、結婚したらとりあえず旦那側の両親と一緒に住むケースが多いので必然的に嫁は姑と対峙しなければなりません。勿論みんなが皆その問題に悩まされているわけではないんですが、やはり日本と同様両者それぞれの考え方の違いから衝突することが多いようです。でもってそのバトルが勃発しても旦那は役に立たないという…日本と似たようなもんですね。

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ただベトナムでは基本的に年長者の意見が尊重されますから、日本と比べると内心ムカついていても、じっとこらえている嫁の割合が多いように思います。

最近まで放送されていた嫁vs姑を題材にしたドラマがベトナムで流行っていました。中々面白くて、両者の不仲が原因で結果離婚してしまうという結構シュールな内容です。まあ私が若い世代ということもあり、どうしても姑の主張には賛同できないものが多かったです。

 

こういった話をいろいろ見たり聞いたりしてきましたが、概して自分のやり方を強要したり自分の色に染めようとする姑はウザいですね。世代がちがうから考え方や常識に関して同じじゃない部分もあるはずですが、それを頭ごなしに否定するようなのは了見の狭い姑だなぁと思います。一方嫁は嫁で昔と比べたらそりゃ舐めた態度の嫁も増えたと思いますが、まあそれもその嫁を選んだには旦那(息子)なわけですから、旦那(息子)に委ねたらいいんじゃないでしょうかねぇ。。。

 

私の意見では、お互い適度に放置ぐらいが一番いい距離のような気がするんですが…

 

どうですか?

下心だけでベトナム語が上手くなるわけがない

今日は辛口な意見を少し。

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以前ベトナム語が話せなくても現地で十分生活ができるという主旨の記事を書きましたが、もちろんベトナム語が話せる日本人も少ないながら一定数いらっしゃいます。

ベトナム語が話せる人は、

 

①大学でベトナム語を学んでいた

ベトナムへ留学経験有り

③現地に渡ってからスクールに通った

④現地に渡ってから自力で学んだ

 

大方この4つのどれかに分類されます。私は④に入るのですが、①~④のどれにも属さない人で、自然に話せるようになったとかいう人とは出会ったことがありません。

よく私がベトナム人の妻がいると言うと、

 

「あー、だからベトナム語が分かるのか。」

 

と、いつも言われてしまいます。

 

正直これにはうんざりします。そもそも私の妻はベトナム語しか分からないので、出会う前からベトナム語が分からなかったら関係が発展しようもありません。

考えてもみてください。英語が全く分からない人が英語しか分からないアメリカ人の女性と付き合えるんでしょうか?相手にされないでしょう。

 

どうもその部分を勘違いしているのか、恋人がいれば自動的に言語を習得できるかのような口ぶりの人がたくさんいます。(特にオッサン)

 

「俺にもきれいなお姉ちゃんがついてくれてたらベトナム語覚えるんやけどな(笑)」

 

みたいなことを言うオッサンに限って実際そのシチュエーションが整っても習得できないのがオチでしょう。今まで出会った日本人のオッサンで下ネタのベトナム語だけ分かるとか言ってた人がどれだけいたことか。。。

 

そもそも上の①~④に当てはまる人は相当な時間座学をしているはずです。文法を書きとったり、音声を聞いて何度も復唱したりとかなりの時間を費やしたことでしょう。それだけの努力をしたにも関わらずベトナム語が依然話せないというのであれば、その努力は必ず別の部分で生きてくるはずです。少なくとも読み書きの部分に関しては相当力がついているはずです。

 

そんな座学の努力もせずに語学をものにしようと考えている人に「喝!」と言いたい。それならまだ「できない、学ぶ気もない」と開き直っている人の方が気持ちがいいものです。

かく言う私もまだまだベトナム語については発展途上。日々語彙を増やす努力をしています。

 

無理にアオザイじゃなくてもいいような…

ベトナム人女性のイメージと必ずセットで出るのが伝統衣装のアオザイ。日本で言う着物と同じような扱いですが、着物よりもさらに普段から目にする機会の多い伝統衣装です。

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南部では白いアオザイが女子学生の制服として指定されているところが多いですが、北部ではそういった学校は珍しく、卒業式や何か特別な式典のときにだけ着用されるのが普通です。

そんなわけで先日ベトナム政府から学校に対してアオザイを週に1~2日ほど制服として着用するように呼び掛ける動きがありました。一応狙いとしては自分たちの伝統衣装を尊重するためということらしいのですが。

まあ確かにアオザイは着物と比べて着やすくて動きやすいと思いますが、白いアオザイを強制的に着用させられる女学生たちの心境はどうなんでしょう?

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最近では女子高生でもそれなりにファッショナブルな服装が流行ってきつつありますから、時代に逆行するような制服を強制させられるのは好まないかもしれません。

そういえば日本のどこかの学校でポニーテールを禁止するというニュースを聞きました。その髪型でうなじが見えたら男子生徒が欲情するかもしれないからとの理由らしいです。じゃあお団子頭はOKか?とすぐに考えましたが、そもそもそんなことが公に出る前に校内で誰も止められなかったんですかねぇ。

うなじが見えるぐらいで理性をおさえきれないような男子生徒を抱えている学校の教育体制もどうなんでしょうか。何か違った特別な理由があることを祈ります。

 

ベトナム人の男友達にこの話をしたら爆笑してました。

 

「日本はおもしろいね。高校生でもエロい動画とか見てる人たくさんいるのに、うなじだけでも欲情できるの!?(笑)」

 

全く返す言葉もありません…

 

 

 

 

日本では当たり前でもベトナムでは神対応

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昨日嫁とスーパーで買ってきたキムチを晩御飯のおかずにして食べていたときの話。

 

嫁「キャー!」

 

私「???」

 

嫁「キムチに青虫が…」

 

とりあえず青虫を取り除いて食べ続ける私。一方もう食べようとしない嫁。

以前野菜をネタに書き込んだときも話した通り、野菜に青虫がいるのはちょくちょくあることでして、キムチを作るときに注意しないでやったんやろなぁとスルーしてしまう自分がいました。

 

嫁「あなた、よう平気で食べれんなー」

 

私「別に体に悪いもんでもないしな。てかもったいないやん。」

 

と、よくある日常風景ですが、私が日本のスーパーだったらありえないということを説明したうえで、無償で取り換えてくれるとのことを言うと嫁は驚いていました。

 

ベトナムの場合では青虫レベルでは会社のイメージ低下にはならないんですかね?まあもし私がそのキムチを買ったスーパーに怒鳴り込んでタダで交換しろなんか言っても「は?何言ってんのこの人?」みたいな扱いで終了でしょう。

仮にごねまくって交換できたとしても店側は原因を追及とか、別のキムチも全部回収みたいなことはしないと思います。まあ針とかが入ってたとかなら分かりませんが。

 

他にも料理に髪の毛が入っていても交換してくれると言っても驚いてました。

 

嫁「じゃあ、もしお客さんがわざと自分の髪の毛を入れたらどうすんの?」

 

私「まあ証拠が見つからんかったら交換するやろな。そんな奴も昔は結構おったらしいで。」

 

嫁「ふ~ん。日本のお店も大変やな。」

 

そう。大変なんですよ。私も日本で接客業の経験があるからよく分かります。気持ちのいいサービスが当たり前になればなるほど、接客する側のプレッシャーも強くなります。最近ではベトナムも日本の接客を見習うような動きがありますが、どのレベルまで見習えるのか。

 

私は問いたい!!

 

日本人みたいな顔のベトナム人も多い

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ベトナム人の顔と言ってもいわゆる東南アジア系の顔立ちじゃない人も多いので、ぱっと見日本人と比べてもそれほど違和感のないような見た目の人も多くいます。そういう人が日本で街を歩いていたとしても、誰もその人が外国人だとは思わないような感じです。

 

ということもあって日本人でもベトナムで普通にベトナム人に間違われるケースもあります。特に外国人が普段いないような場所ではそういったことがよくあります。

私が住んでいるマンションは基本ローカルのところなので、何も話さなければまず私はベトナム人だと思い込んで接してきます。ローカルの食堂や市場なども然り。

 

しかし行くところに行けば初めから「外国人かな?」てな態度で接してくるケースもあるわけでして、例えば

①観光地エリア→外国人が多いから

②スーツにネクタイ姿→ベトナム人は仕事でネクタイをしない

③日本料理屋→日本人が来る前提みたいになってる

と、普段の私の生活範囲で初めから外国人と見越して接してくれるのはこの①~③のケースぐらいです。それ以外は基本ベトナム人扱い…

 

ところで以前嫁と二人でそこそこ外国人が来るようなレストランへ行ったときの話。

席につくや担当のウェイトレスが注文を取りくるんですが、そのウェイトレス、嫁に英語で話しかけて、私にはベトナム語で話しかけるではないですか。嫁は英語がよく分からないので、私がその英語を聞いて嫁にベトナム語へ通訳。しかし私のベトナム語も外国人のベトナム語なのでウェイトレスも少々混乱気味。私も少し頭がごちゃごちゃになりましたが、ふと正気に戻りました。

 

「ちょっと待ったらんかい!ワレ何で嫁に英語で俺にベトナム語やねん!!ベトナム人はそっち(嫁)や!!!」

 

てなもんです。まあ嫁の顔は私よりもベトナム人っぽい顔じゃないんで無理もないんですが。。。(よく冗談で目の部分だけに注目したらインド人とか言われています。)

 

 

 

 

 

ベトナム人の嫁ぎ先

中国の一人っ子政策は皆さんもご存知だと思います。この政策の影響で現在中国では女性不足に陥っているとのこと。特に収入の低い農村部では深刻な嫁不足に悩まされているのだとか。

では、中国国内で結婚相手が見つからない人はどこへ向かうのか?その一つの候補がベトナムです。                  f:id:dtbh:20170811233715j:plain

最近中国に嫁いだベトナム人花嫁の事件をよく耳にします。嫁に出て大金を貰う、とにかく嫁が欲しい、双方の希望に基づいてしていることですから問題ないようにも思いますが、実際結婚したらその後の生活もあるわけですから一筋縄ではいきません。

嫁ぎ先でのDV被害などはよく報告されており、ひどいケースでは売春宿に売り飛ばされることもあるようです。

先日「ベトナム人花嫁が集団脱走」てな記事もありました。もうこうなってくると嫁ぎ先の村ぐるみで問題があったんでしょうねぇ。

 

日本でも同じようにアジア諸国の女性を紹介する結婚仲介業者はたくさんあります。あくまで私個人の意見ですが、結婚に金銭的なものを絡めるのはお互い合意のもとであれば何の問題もないと思います。結果それが悪い方に転ぼうとも自己責任で受け入れる覚悟があるのなら構わないでしょう。

一方でDVなどの倫理面にかかわってくるような部分は気をつけたいところです。日本人のイメージが問われる部分もありますし、やはりベトナム人妻をもつ私にもそういったニュースが流れると少なからず影響を受けます。

現に韓国ではそういった事件が多いことから、韓国人とベトナム人が結婚する場合には一定の規制がかけられるようになりました。真面目に仲良く生活している韓越夫婦にとっては全く迷惑な話です。

 

ところで現在ベトナムでも人口抑制の政策をしているのですが、将来的には男性が余る社会になる可能性があるとのこと。その時代が来たら一体彼らはどこの国へ嫁を探しに行くのでしょうか?(ん~てか、その時には生涯シングルを許容するような社会になってるのかも…)

 

 

 

 

ベトナム人夫を持つ日本人妻ってどんな感じ?

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国際結婚で国別の婚姻者出身国っていうのが政府機関から発表されていますが、男女とも1位2位は中国、韓国と続いております。いくらマスコミで悪い話を流そうがやはりお隣同士。接する機会も多いですし、文化的にもなんやかんやで共通点は多いです。実際私も個人の範囲で付き合う分に中国人だろうが韓国人だろうが特別腹立つことはありません。

 

しかし3位以降は事情が違ってきます。日本人男性は主に東南アジア(タイ、フィリピンなど)が続くのですが、日本人女性の場合アメリカなどの欧米諸国が入ってきます。

まあその背景には色々あるんでしょうが、今回のテーマはそこから外れますので少し保留しておきます。

 

で、本題に入ります。昔と比べて日本人とベトナム人の国際結婚数も徐々に増えてきました。やはり数としては日本人が男の場合が依然多いですが、私の周りには夫がベトナム人という方も何人かいらっしゃいます。ベトナム人夫を持つ日本人妻と何人か接する内に、共通点のようなものがあるような気がしたので、少し挙げてみます。

 

①見栄っ張りのタイプではない

 いろいろな見方ができますが、基本的に持ち物やステータス、あるいは社会的な立ち位置などを気にしない方が多いように思われます。

 

②サバサバしている

 これはベトナム人夫をもつ妻に限らないんでしょうが、性格的にはサバサバ系が圧倒的に多いです。むしろそうじゃないタイプは恋人止まり、結婚にいくまでに破綻しているケースが殆どです。

 

③結婚後も働きたい

 ベトナム人の妻もそんな感じですから、日本人妻もそうじゃなければベトナム人の夫は務まりません。いや、むしろ「私の方が給料が高いから私が養う」的なタフ女も結構います。

 

④化粧とか面倒くさい

 誤解を恐れずにいうと、大して化粧をしなくても人前に出られる人。これは当地で暮らしてからそのようになったという方も含まれます。ベトナムは環境上、日本のように厚化粧をすると色々と難儀な国ですので、これは仕方がないと思います。むしろ「常にばっちり化粧していないと人前に出れない!」なんて方は、たとえ単身であってもベトナムでの生活は大変でしょう。

 

 

と、上記以外でも個人の性格によって色々ありますが、こういった性格の方が多いように思います。てか私個人の見解では上の①~④の逆の性格だったらベトナム人の夫を持つのは大変じゃないのかなぁと。。。

まあ、上の性格を備えていても「ベトナム人と結婚なんかありえない!」と仰る方も相当数いらっしゃいますが。

 

 

 

女子のイジメはベトナムでも同じか?

イジメは世界どこでもあるものですが、女子のイジメは男目線で見てもかなり陰湿なものがありますよね。私も日本にいた頃に女子のイジメというものを何度か見たことがあります。学生時代から社会人になってからもありました。

ベトナムでもイジメは結構あるそうです。特に最近では学生の間でその数が増えているとのこと。日本のように見た目とか性格的なことが原因というより、色恋沙汰がきっかけというのも多いようです。

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数年前に学生のイジメを題材にした映画がありました。上の画像がそのワンシーンです。有名な女優が演じていたので注目を浴びていたんですが、内容も中々シビアなものだったようで当時は物議を醸したそうです。ざっと内容に触れますと、イジメられた主人公が自殺で死亡。その後霊的なものになって復讐をしていくというものです。まあ復讐のところよりも、その前置きのイジメのシーンが衝撃的だったようですが。

 

一方でOLのイジメはこちらではあまり聞かないような気がします。もちろん苦手な女上司や嫌いな同僚なんてのはざらにいますが、集団で無視とか嫌がらせをするようなイジメは聞いたことがありません。

 

日本で時折耳にする公園のママ友の悩みとかはこちらでは理解しがたい悩みなんじゃないでしょうか。

 

 

 

ベトナム語が分からなくてもいい十分な理由

ベトナム在住の日本人は年々増加していますが、日本人のベトナム語話者数は在住数の増加と比べるとかなり緩やかな勾配です。

そもそも日本でベトナム語を学習してベトナムに来る人はほんの一握りです。ほとんどの人はベトナムに来てから初めてベトナム語を学習するわけです。いや、むしろベトナムに来ても全くベトナム語を学ばない人も普通にいます。特にそれ自体は責められるべきものでもないと思います。

 

例えば駐在員の方やその帯同者、あるいはあらかじめ期限を定めてベトナムに在住している人にとってはどうしてもベトナム語を学ぶメリットを考えてしまいます。世界広しといえどベトナム語越僑などを除きベトナム国内でのみ通用する外国語。よほどベトナムまたは言語に興味のある方以外はベトナム語を学ぼうとは思わないでしょう。

 

一方長期でベトナムに在住している方でもベトナム語が分からない人は普通にいます。ほとんどの方は勉強してみたが難しいから挫折したという感じです。ベトナム語は世界で最も発音しにくい言語の一つに数えられていますから、初学習者(日本人にとっては)にとって挫折しやすい言語になるのだと思います。

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考えてもみてください。現地に住んでいて、その国の言葉をちょっと勉強したら、それをすぐ実践で使ってみたいと思うのが普通ですよね?で、使ってみたものの現地人に全く理解してもらえず「は?」と言われる始末。そりゃ気持ちが萎えるってもんです。

どんな外国語でも発音の壁があるもので複雑な音声というのはあるものですが、とりわけベトナム語では最初の挨拶レベルからその壁にぶち当たってしまうわけです。

 

なのでそこを粘り強く、ある意味ストイックに学習し続ければ、ある日トンネルから出るときが来るんですが、

「そもそも、英語とか日本語で十分生活できるわけだから別に無理に勉強しなくてもいっか。」となるわけです。

 

つまり日本人にとってベトナムベトナム語が分からなければどうにもならないというような国ではないということです。

 

 

 

 

 

ベトナムでもセクハラの法律はあるらしい

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あまり実感はありませんが、ベトナムでもセクハラの法律があるらしいです。なぜ実感がないかと言いますと、私目線で「それはセクハラじゃないの?」というようなやり取りがベトナム人同士で行われているのをよく目にするからです。

 

かつてベトナムのローカル企業で勤めていたときは、上司が部下の女性に下ネタを振ったり、肩に手を回したりといった場面をよく見たものです。しかしそれが問題にならないのは女性側が不快に感じないからでしょう。

ベトナムでは異性に限らずお互いの距離が近いので、スキンシップも必然的に多くなります。お互いに冗談を言い合って女性が男性を叩いてる場面なども日常茶飯事です。

 

一緒に仕事をする人達がみんな若いということも理由としてあるでしょうか。ベトナムでは平均年齢が29歳、特にオフィスワーカでは全員が40歳未満という会社も珍しくありません。ですので若い人同士のやり取りだから変な不快感も感じにくいのかもしれませんね。

 

なのでベトナムの年頃の女性からはキモいオヤジからのセクハラみたいな話は聞きません。むしろ日本人のオヤジが日本人の女性にセクハラまがいのメッセージを送っているなんて話を聞くぐらいです。

結局セクハラは受けた側の意識に依るところも大きいので、そういった意味ではベトナムはまだまだセクハラに対するハードルが低いのが実情のような気がします。

同じ行動をとっていても年を重ねるにつれてキモく見られてしまうのは悲しいものですが、自分も気をつけようと思います。

 

 

ベトナムの騒音役を担うクラクション

ベトナムに限らず新興国では車のクラクションがやかましいことはよくあります。クラクション数は交通量の数に比例するので交通量が多いとそれだけやかましくなるってわけでして。。。バイク天国のベトナムはそういう意味でクラクション天国です。

 

そもそもクラクションの意味合いが日本とは異なります。日本であれば危険を知らせるためのクラクションですよね。一方ベトナムでは自分の存在を知らせるためや自分が通ることを知らせるためのクラクション。他にも危険を知らせるためにも使いますし、相手をどかすためにも使います。もう何にでも使います。

 

ところで街中を歩いていて感じることですが、こういった鳴らし鳴らされしている国民は自動車やバイクの存在に疎いような気がします。

要は自分の近くに車やバイクが近づいてきていようがクラクションを鳴らされるまで気が付きにくいということです。日本ではめったにクラクションを鳴らされることがありませんので、少し注意のある歩行者ならエンジン音が聞こえると自然と車が近づいてきていることを認識しますよね。

それがベトナムでは少し疎いというわけです。

 

なのでドライバーが頻繁にクラクションを鳴らすのはある意味仕方がないことなのかなぁ~と。。。少しベトナム人の肩を持ちます。

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しかしむやみやたらなクラクションにキレたベトナム人が相手を殺すという事件が先日起きました。渋滞で動けない状態なのに煽られまくってケンカになったようです。まあそりゃケンカになりますわ。いくらベトナム人でも理不尽なクラクション連発には怒るようです。

 

こんな事件を受けて先日ネットニュースでは「なぜベトナム人はクラクションが好きなのか?」という自虐的な記事がでていました。

理由は上に書いたことも含めて色々ですが、若者を中心にこういったクラクションを鳴らしまくることに否定的な意見が多く寄せられています。私の嫁もクラクションが大嫌いだと言っておりました。

クラクションの利用頻度によってその人の交通モラルが窺えるのだとか…

なるほどベトナム人の中でもちゃんとそういった認識が広まりつつあるのだなぁと感じた瞬間でした。

 

こういった認識が早く広まって少しでも静かになってほしいものです。

(交通の騒音が解決したところで他にも解決しなければならない騒音問題がたくさんあることは言うまでもありません)

 

 

 

 

 

 

 

ハノイで血尿!?

物騒なタイトルですが、笑い話です。

 

少し前に2日間ほど下痢と嘔吐に苦しめられたことがありました。特に腹痛とかはなかったんですが、その間は脂っこいものを控え極力胃腸に負担をかけないようにしていました。

そんなときにあっさりとしたフルーツは食べやすいものです。特に私はあまり日本ではみかけないような南国特有のフルーツが好きなので、嫁にドラゴンフルーツを買ってくるように頼みました。

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このフルーツ、なかなか栄養価が高いようで、最近では腸内にある癌細胞のもとを掃除するような役割もあるのではないかと研究者の間で話題となっております。

上のドラゴンフルーツは白い果肉なんですが、下の写真のような赤い果肉のやつもあります。

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勘の鋭い方ならもう気づいたかもしれません。このドラゴンフルーツ、あまり量を食べすぎると尿が赤くなってしまいます。値段は白よりも倍ぐらいの値段がするのですが、その分栄養価も高くなっています。嫁はこの赤いドラゴンフルーツを買ってきたわけですね。

少しでも夫の体を気遣う妻の愛でしょうか?よく分かりません。多分たまたまでしょう。

 

赤色になる度合いは食べた量やほかの食べ物との混ざり具合、体内の水分量とかによって変わるようです。ちょうど私がこれを食べたときは下痢をしていたので水分がすぐに体外へ排出される、そして他の食べ物はほとんど摂っていない、そしてこのフルーツを一人で丸々食べた。つまり尿が赤くなる条件をパーフェクトに満たしていたわけです。

 

そんなことはつゆ知らず、体調も良くなってきたと実感した日の朝トイレで用を足すと…

正直めっちゃ焦りました。下痢が済んで血尿ってもう大腸癌とか悪いことしか頭によぎりませんでした。とにかく色々調べまくると例のドラゴンフルーツに行き着き、一件落着となったわけです。嫁にこのことを話すと笑いながら、

 

「あ~あなた知らんかったんや。私も子どものころ初めてそうなったときはビックリしたで(笑)まあそのうちすぐ戻るわ。」

 

とりあえず重い病気とかは関係がないということで安心しました。ところが、その次の日は健康診断があったのでまだ一抹の不安はあります。採尿の際には一応看護師に赤いドラゴンフルーツを食べた旨を説明しておきました。

 

看護師は慣れているように「問題ないですよ」と一言。

 

私は生まれて初めて真っ赤な尿を検尿で提出するハメになったのですが、検査結果は「異状なし」でした。

 

皆さんもお気をつけください。

 

 

 

 

 

 

 

同じ露出でもベトナムでは…

ベトナムの航空会社といえばベトナム航空とLCCのベトジェット。これらの航空会社がベトナムの空を席巻しているわけですが、最近ではベトジェットの国内利用客数がベトナム航空を上回るとなど近年かなり力をつけてきているLCC会社です。

 

私はこのベトジェットの存在はベトナムで暮らし始めてから知ったのですが、かつてシンガポール路線の就航記念として機内でモデルのビキニショーをするといった大胆なプロモーションをしておりました。

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客室乗務員にお色気は必要ないとの声が色々なところから上がって来そうなものです。しかし実際の売り上げは通常の2倍になるなど、これ目当ての客層がいるのは事実のようです。

 

私はこのニュースを見たとき3年ほど前にスカイマークが制服をめぐって物議を醸したことを思い出しました。ご存知の方も多いと思いますが、客室乗務員の制服を膝上15cmのミニスカートにするといった発表です。

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他国であればスルーされていたかもしれません。しかし日本国内でなかなかの反発を受けてしまい2016年に経営破綻に陥ってしまいました。民事再生法による再開後は黒い制服に変更されています。

スカイマークのミニスカの一件があったときにワイドショーに出演していたある有識者が、

「東南アジアなどのサービス業が未発達な国は肌の露出が多い制服が多い」

と言ってました。

少し侮蔑的な発言のようにもとれますが、まあ言わんとしていることは分かります。

 

そもそも気候の関係もあってか、こちらでは男女とも肌の露出に関してあまり抵抗がありません。

例えば生足にショートパンツというのは日本ならギャル系ファッションに分類されそうなものですが、こちらでは誰でもそういう格好をします。大人しい清楚系な子でも穿きますし、自分の脚に自信があるかないかなどはお構いなしです。

なので普通の店の制服がミニスカートであろうが誰も何も言いませんし、むしろロングスカートの方が違和感を覚えるような環境です。

こういったことからベトジェットの就航記念のプロモーションのようなこともスカイマークのときほど反発を食らわずに済んだのではないでしょうか。

因みに機内のビキニショーでは当局から罰金をくらったそうですが、航空会社側からは健全なサービスとして罰金覚悟で強行したのだとか。罰金をくらってもそれを超える収益があったんでしょうねぇ。。。

 

 

 

ところで世界には様々なLCCがありますが、LCCの客室乗務員の服装はFCCの乗務員と比べてカジュアルさを売りにしているところが多いように思います。

例えばエアアジアなどでは一部の路線ではジーンズを穿いて搭乗していますし、ベトジェットではハーフパンツが制服です。

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夏のキャンペーンだとかでまたしてもビキニのプロモーション画像が作られておりましたが、ロゴがなければもはや何の宣伝か分かりません。もしこれを日本でやったら即行炎上して消滅させられるのがオチでしょう。

 

女性の制服に関する露出問題は大方女性から反発をくらうものですが、もし男性乗務員で全員マッチョのタンクトップとかだったらどうなるんでしょう。一度そんな飛行機に乗ってサービスを受けてみたいものです。

名前も「マッチョエアー」みたいな。