ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムの社内罰金制度

日本に住んでいると罰金を受けるといったらチョットした交通違反ぐらいじゃないでしょうか?それ以外で罰金を受けるとなると結構重い内容のような気がします。(別に交通違反が軽いってわけじゃないんですが)

 

ベトナム資本のローカル会社と日系資本の会社の両方を経験している私にとって社内規則に関する意識の違いを感じてしまいます。

日系企業に関しては常識的な部分は日本にある会社とさほど変わりません。ベトナム人が日本の企業文化に合わせて働くといった感覚です。

一方ベトナムローカルの会社となると企業規模にもよりますが、やはり日本企業目線ではあり得ないようなこともあります。

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例えば自社の記念パーティなどがあった場合は昼から行います。その席で酒を飲みまくっているにもかかわらず、パーティ終了後はオフィスに戻って定時まで仕事再開。もちろんまともに仕事なんかできるわけもなく、自分のデスクで眠りこけていたり、賭け事をやっていたりなどの無法地帯と化します。

お酒を飲まない女性はというと、同僚と定時までおしゃべりにふけるかスマホのネットサーフィンに集中します。

なぜそのパーティを終業後にしないのか、昼にするならなぜ午前でその日の業務を切り上げないのか理解に苦しむところです。

 

規模が小さい会社では昼飯時に酒を飲むというのも普通にあります。

 

 

ところで、ベトナムのローカル企業では遅刻をしたら罰金という規則を設けているところが珍しくありません。その他、禁煙地帯でタバコを吸ったら罰金とか、とにかく規則を破ったら罰金というような罰金文化が蔓延っています。

なので罰金を取られたくないから規則を遵守するということになるんですが、私の目線で言えば罰金を取られなかったらちゃんとできないというのは何とも幼稚な印象を受けます。

そもそも日本では社内規定を違反するのはある意味クビ覚悟でやるようなものですが、そういった緊張感はあまりこちらではありません。

 

かつてベトナム企業で働いていたときによく違反されていた規則がありました。違反をなくすためにどういった仕組みを作ればいいか色々考えましたが、誰に相談しても「罰金」の一言で片づけられてしまいます。

罰金制度は管理者側にとって管理しやすいというだけであって、根本的な従業員の教育には繋がらないというのが私の見解です。

 

嫁にそれについて話したところ、学生のときからそういった罰金制度が普通にあったとのこと。学生の頃から罰金とは…この罰金文化は当分変わらなさそうです。

 

 

 

 

 

 

「ベトナム人の家族愛」と言えば聞こえはいいが…

ベトナム人は家族愛が強い」

これはベトナム人の特性を紹介するときによく出てくるフレーズです。実際にベトナムで働く日本人にとってこの部分を理解しないと色々悩まされるケースは多いです。私も職業上、日系企業の人事関連の方からよく相談を受けます。

 

旅行者とかその他の一見さんなら家族思いの強さを目の当たりにして感動させられる方も多々いらっしゃいます。日本では昔と比べて家族関係が希薄になっていると言われて久しいですから、そういった事情もあるんでしょう。

一方在住で現場を回さなければいけない人々にとっては感動している暇はありません。むしろ時々怒りの声すらあがるほどです。

 

で、この家族愛なんですが我々日本人目線で見たとき、具体的に彼らのどういった行動を見てそう感じさせられるのでしょうか?

一番わかりやすいのは「いつも家族のことを想っている」というところだと思います。想うだけなら日本人でもそういう人は数多くいらっしゃると思うのですが、彼らの場合は実際に行動を起こします。

 

例えば、私の嫁を例に挙げると毎晩義理の父から電話がかかってきます。私のうちは嫁の実家まで20分そこらの距離なんですが、そんなのは関係ありません。内容も「晩御飯を食べたか?」とか「今日は1日どうだった?」とか取り留めのないようなものばかり。私としては異様に感じましたが、ベトナムではまあ普通とのこと。

 

他には以前ベトナム人の男友達が

「日本へ働きに行ってたときは、毎晩お母さんのことを思い出して泣いていたよ。」みたいなことを言ってました。

その友人が日本へ行ってたときは確か25歳。

私は「いい年した大の男がお母さんを思い出して泣くなよ…てか毎日Skypeで話してるんやろ。」と思ったものです。これ系の話はよく耳にします。日本だと下手したらマザコンのレッテルを貼られそうなものです。 

 

そう言えば義理の母が急に娘を思い出したとのことで平日の夜に義理の父と義理の甥をつれて家に来たこともありました。そもそも嫁は毎週実家に里帰りしてるんですが…

 

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このように「家族愛」も、少し冷めた目で見れば「親離れ子離れがいつまでもできていない」というように感じてしまいます。

 

皆さんはどのようにお考えでしょうか?

 

 

ベトナムで傷だらけの脚を見たとき

今日私のオフィスの前で脚を引きずりながら歩いている女性を見ました。見ると両足にあざがあったり擦りむいた跡が多数あります。これは恐らく痕が残るんじゃなかろうかというぐらいのケガです。

 

「多分バイクで転んだんやろうな。。。」

 

この類のケガは男女問わずベトナムでは時々見かけます。日頃の通勤でもバイクが転倒しているシーンを見るのは珍しくありません。ひどいケガの痕を見た場合も同様にバイクが原因と勝手に思ってしまいます。

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男性の場合はジーンズなどのパンツをはいているケースも多いので幾分ダメージが和らぐのですが、一方女性の場合、多くの人が生足でバイクに跨ります。ですのでその状態で転倒してしまうとモロにケガをしてしまいます。

 

私の嫁も以前水没していた道路をバイクで走っているときに、タイヤをとられてひっくり返ってました。幸いそのときは爪先を少し切っただけで済んだのですが、大ケガをしていたらと思うとぞっとします。

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ベトナムでは交通に関する改善を予てから行っていますが、そもそも改善する部分が多すぎて中々進捗しないのが実情です。交通事故を減らすために何をしなければならないか?今私がちょっと考えただけでもたくさん浮かんできます。

 

とりあえず交通マナー、道路の整備を改善するだけでも事故数はかなり激減すると思うんですが。

 

 

 

 

ベトナムの女子会に待ったの声

居酒屋で女子会。日本ではごく普通の光景かと思います。学生同士かもしれませんし仕事帰りのOLさんかもしれません。あるいは家事に疲れた主婦さんでしょうか。

 

「飲まなきゃやってられるかー!!」

 

こんな感情は男女ともにあるでしょう。ストレスの発散方法は様々ですが、気の知れた仲間と杯を交わすのは楽しいものです。

 

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最近はホーチミン市のような都市部を中心にこういった女子会が増えつつあるようです。しかしこの話題を取り上げた新聞記事の焦点は別のところにありました。

 

「女子の飲み会はよろしくない」

 

最近増加している女子の飲み会に待ったの声をあげているようです。主に中高年の層からだそうで、女性は酒による健康面の影響を受けやすいことや性犯罪に巻き込まれる危険性が反対意見の理由。

そもそもベトナムでは昔から女性が公の場で酒を飲むのは好ましくないという考えがあります。中高年では依然としてこの考えが残っているため、今回のように新聞記事で取りあげらあれるようになったのでしょう。

一方で若年層ではこういった傾向に対して寛容的な意見も多く、世代による意識の違いを感じさせられます。

 

ベトナムでは女性の社会進出が進んでいるように見られがちですが、こういった個人の生活面ではまだまだ男性と平等に扱われていない部分も多くあります。これから若年層が多数派になるにつれ、どのように社会のありようが変化していくのでしょうか。

 

余談ですが酒造りが盛んな地域では女性の飲酒に対して寛容なようです。

 

 

 

 

こんなベトナム男子はイケメンか?

以前美人について書いたんで平等にイケメンについても書いてみます。私が男だからということもあるんでしょうが、在住の日本人の男同士で「誰がかわいい」とかいう話題は飲みの席でのテッパンですが、日本人の女子同士で「誰がかっこいい」とかいう話題はあまりないように思います。

 

「話題にならない=イケメンがいない」ということでしょうか。確かにベトナムは私好みのイケメンはめったに見かけません。(ゲイではないですよ、決して。)どうもベトナム男子は日本人の好みから外れているような気がします。

 

かわいい子は見かけるのにイケメンは見かけない…そんなことが同じ人種の親から生まれてきてるはずなのにありえるんでしょうか。

 

というわけで嫁とその友達にベトナムのイケメンについて聞いてみました。

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この絵ずらだと何か小島よしおっぽいですが、かなりベトナムで人気の歌手です。今風のベトナムギャルからキャーキャー言われる存在だそうで。。。でも個人的な感想はやっぱり小島よしおです。

ただ少しフォローになりますが歌は上手いと思います。旅行会社と提携して日本旅行のプロモーションをやっているんですが、内容は日本旅行を通じて日本女性と恋に落ちるというもの。3部構成でそれなりにドラマ性があります。

 

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こちらもよくあるベトナム人のイケメン。いかがでしょう?ベトナム人は濃い顔が多いというのもあるのかもしれませんが韓流スターのような顔立ちも人気があります。

 

じゃあ日本人はどうかというと…

 

世間一般ではあまり男前のイメージではないようです(泣)

 

 

今回聞いたのは妻と周りの友達だけなんでベトナム女子の100%の意見というわけではないんですが、韓流がベトナムのテレビを席巻していることを考えると確かにうなづけます。

 

そういえば少し前に日本でも話題になった「イケメンすぎて追放になったサウジアラビアのイケメン」が以前ベトナムにやって来ました。

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嫁曰く、「普通」だそうです。

 

 

 

 

 

 

ベトナムのコンドームって?

ベトナム在住ということから、

ベトナム産のコンドームってどうなの?」て話題が出たりします。

どうと言われても品質とかはよく分からないんで答えようがないんですが、ベトナム産のコンドームってそもそも何ぞや?って疑問に行き着いたんで記事にしました。

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まずコンドームの使用歴史はあまり古くないらしいです。てかあるにはあったみたいですが、かつては結構な粗悪品だったらしいです。最近の調べでも2割ぐらいは基準の品質を満たしていないとか…上の写真、「OK」とは中々シャレがきいています。(笑)

 

その後外資のものがベトナムにどんどん入ってきて現在のコンドーム文化?が築かれました。

有名どころとしては画像のdurex社のコンドームでしょうか。日本の「オカモト」もよく出回ってます。テレビでコンドームのCMが流れてたりしていますから安心の日本ブランドなんでしょうねぇ。(ちなみにmade in Japanっぽく見せた偽コンドームもあります)

 

そういえば「日本の0.01」技術は世界的にもかなり有名らしいですね。日本によく行き来のあるベトナム人の友人から「さすが日本!」と言われてしまいました。

確かにドン・キホーテでカートいっぱいに0.01を買い込んでいる中国人を見たことがあります。母国で売るんですかね。

 

ベトナムではポルノとかはご法度なんですが、コンドームは割と堂々と売られています。コンビニのレジ横はコンドーム売り場のテッパンスペースになっています。日本だと考えられませんね(笑)

子どもに「なあ、あれ何ー?」と聞かれて適当にはぐらかしてる親が目に浮かびます。

 

ところで避妊に関する意識はまだまだ田舎の方が低いような気がします。最近では性行為の低年齢化も進んでいるようで、それに関する新聞記事も時々見かけます。「所得水準と避妊に対する意識」や「経済の成熟度と性行為の若年化」の相関関係は興味深い所ではありますが、その辺りもまた追々書いていこうかと思います。

 

 

 

 

 

 

ベトナム料理しか作れないベトナム人嫁

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日本の場合年頃の女の子でも料理ができないというのは最近珍しいことではないですが、ベトナムの場合はほぼ全員が料理ができるといっても過言ではありません。それぐらい小さいときから家で料理を手伝わされます。てか男も結構できます。

 

うちの嫁も例外ではないんですが、基本ベトナム料理しかできません。たいがいの家庭はそんなもんです。もし他国の料理が作れるならよほどの料理好きか、なんかしら外国にゆかりのある方なんでしょう。

 

日本の場合親が日本人なら普段の食卓に和食のみならず洋食や中華料理などが並ぶことも多いと思うんですが、ベトナムの家庭では基本毎日ベトナム料理オンリーです。

私はベトナム料理は好きなんであまり困りませんが、時々他国の料理も恋しくなります。そうなると自動的に外食か自分でつくるということになるんですね。ただベトナムベトナム料理以外のレストランは安い店がないので、いつも通うのも考えものです。

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そこで自力でつくることになるんですが、嫁も他国の料理には興味があるようで作り方を教えてくれといつもせがんできます。

そんな背景もあって日本にいたころはほとんど料理をしなかった私もベトナムにきてからそれなりの料理男子になっていました。

 

 

ところでベトナムでもベトナム料理は口に合わないとの理由から日本食しか食べない日本人は結構います。逆もしかりで外国の料理は口に合わないからベトナム料理しか食べないというベトナム人もいます。

 

味覚に関しては慣れもあるんでしょうが、若いときに食べてきた料理の種類によって味覚のキャパシティーが限られてくるんでしょうか?

そういえば和食一辺倒で生きてきた老人にクリームシチューを食べさせたら否定的な感想がかえってくる気がします。

 

何でもおいしいと思える感性はれっきとした能力だと感じる今日この頃。

 

 

 

 

普通のベトナム女子の意見

嫁の齢が26なんで嫁の友達も結婚している子が多いんですが、まだ結婚していない子も当然います。嫁は結婚後も友達付き合いが多いので、私も彼女らと接する機会も多いんですが、先日こんなやり取りがありました。

 

 

友達「なあなあ、誰かいい人おったら紹介してや!」

 

私「日本人?ええけど、お前日本語分からんやろ?英語は?」

 

友達「どっちも無理。ベトナム語が分かる人がいい。」

 

私「そりゃ難しいな。50歳ぐらいでなら知ってるのおるけど。結構金持ってるで。」

 

友達「いやいや、歳同じぐらいで。おっさんとかマジ無理やから。」

 

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普通のやり取りかと思います。*やり取りが関西弁なのは私が関西出身なんでそれ以外の意味はありません。

 

 

で、この友達の意見ですが、まあ普通のベトナム人の年頃の女の子はこんなもんです。この子が日本人だっとしてもきっと同じ意見でしょう。

ネットでは日本人はもてるとか人気があるかとか色々書かれてますが、これって水商売系の女についての情報がほとんどなんですね。記事を書いている人はそのつもりなのかもしれませんが、これを一般の女にも当てはめて勘違いしている日本人は結構います。

 

同じアジア圏ですからねぇ…ベトナム語ができるかどうかも多少関係ありますが、ベトナムで本当にもてる日本人は日本でも相応にもてます。日本で全然もてない人がベトナムに来てもてるなんてことはまずありません。

 

逆に日本の水商売系の女性から相手にされない人がベトナムの水商売系の女性にチヤホヤされることは多いにあります。そりゃ普通の現地人よりお金持ってるわけですから。

 

そこをもてると勘違いしてそのまま結婚。最初のうちはベトナムの女の子は素朴だとか、一途だとか言ってるも、お金をたかられ続けて破綻。結果ベトナム女は危険だから気をつけろとか言ってる始末…正直「アホちゃうか?」と思います。

 

入り口がお金ならそりゃ出口までお金でしょう。

 (入り口がお金でも稀に途中からイーブンな関係を築いておられる方もいらっしゃいます。一応念のため)

 

そのあたりを冷静に理解して遊んでる日本人は同じ男として何とも思いませんが、上記のような勘違い日本人と会った時には嫌悪感を覚えます。

 

日本の女性が呆れるのも当然でしょう。

 

 

 

ベトナムの野菜は安全かって話

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短期滞在ならともかく在住となると避けては通れない食の安全に関する話。食べてすぐに体がおかしくなるもんじゃないんで分かりにくい部分ではありますが、色々な情報を見る限り安全ではないんでしょう。

自分たちでつくった野菜が一番安全というのはベトナムでは共通認識。じゃあどこで買ったら危険なのかといわれると正直なところよく分かりません。

 

たとえばスーパーなんかで品質管理の徹底を喧伝しているとしても、常にきれいな野菜が並んでいるということはかなりの農薬を使っている裏返しなのかもしれません。じゃあ虫に食われまくってる市場の野菜は安全なのかというとそれも何とも言えません。

正直疑いまくれば際限ありません。気にしすぎたら当地での生活もままならないのが現状でしょう。

そう考えると店で売られている食材を疑いも持たずに買うことができる日本の店は本当に素晴らしいと思います。

 

 

 

ところで、うちの嫁は青虫系がだめなんで野菜を洗ってるときに見つかったりすると、悲鳴を上げながら私に洗わせます。

ただ、怖がりながらも「この野菜は安全やな。」とも。

 

まあ野菜に青虫がついているのは私も慣れっこなんで何とも思わないんですが、先日こんなことがありました。

 

細くて短い瓜のようなもの(多分日本にない野菜です)を茹でた料理なんですが、その中の1本で、私がかじると中から小さいイモムシがでてきました。

幸い直接かまなかったんで良かったんですが、驚いたのは言うまでもありません。

 

ただ私が驚く前に嫁がそれを見て、

「ギャー!あなた、速く捨てて!!!」

 

 

 

・・・いや、食べたの俺やねんけど…てか調理したのお前やん…

 

 

 

何とも腑に落ちない展開というか、私の驚きも興ざめした感じで黙って捨てさせられました。

きれいな野菜で農薬たっぷりも嫌ですが、イモムシも御免です。早く安心して食材を買える時代がくることを祈ります。

 

 

ベトナム女子とデートするときの常識

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ベトナム女子とデートするときは男がいつも尽くさなければいけないとかよく言われています。具体的には以下のようです。

 

①デートは基本バイク(車)で二人乗り(男が運転する義務あり)

②彼女の家まで迎えに行って、帰るときも家まで送る

③基本彼女は待ち合わせ時間に遅れてくるので男はひたすら黙って待つ

④デートの費用は全部男が負担

⑤記念日は絶対プレゼントを用意(ときどきサプライズも必要)

⑥デート中、他の女に目を当ててはいけない

⑦常にレディーファースト

 

これがよく日本語で紹介されるベトナム人とデートするときの常識。てかこんなに尽くされて嫌な気分がする女性は世界中いないんじゃないでしょうか?嫁に見せたら大笑いしながら

「じゃあ、あなたはダメな男ね(笑)」と言われてしまいました。

 

 

これが常識なら確かに私はダメ男です。私のダメっぷりを順番に検証してみましょう。

 

①←これはそうしてました。今でも私は嫁の後ろに乗ったことがありません。

 

②←家までは言ってませんでした。待ち合わせ場所まで送り迎えといった感じです。

 

③←例に漏れず嫁もよく遅れてきます。で、私はよくキレてました。

 

④←そんなこたぁありません。夕食などの高い出費は出してましたが、それ以外の少額の支払いは嫁に出させてました。

 

⑤←記念日というか誕生日ぐらいです。クリスマスは仕事を優先しました。

 

⑥←きれいな子がいたら普通に見とれてました。「あの子かわいいなぁ」とか普通に言ってました。これは我ながら最低だと思います(笑)

 

⑦←時と場合によります。疲れてたらそんな気になりません。

 

 

まず原点に返るとデートはお互い楽しけりゃ何でもいいってことで、これは万国共通でしょう。私の場合①~⑦を全部実践してたら爆発してしまいます。そんなフェミニストじゃありません。

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時々ベトナム人でも日本人でも

「結婚前はこんなに尽くしてくれてたのに結婚したら全然尽くしてくれない。騙されたみたいだわ。」

とか言ってるのを聞いたりしますが、恐らく旦那さんは頑張ってそれをやってたんでしょう。当時は一番気持ち的にも盛り上がっているから頑張っているという意識すらなかったんだと思います。でも共同生活で気持ちも落ち着きだすとそうもいかなくなってきます。仕事でも家庭でも頑張り続けてたら疲れ切ってしまいますから。

 

というわけで、デートの常識に王道なしって結論でいかせてもらいます。

ちなみにデート中にものを買わせるようなおねだりは普通のベトナム人女子はしません。それをやらせるのは一部の方のみ。相手をそういうものとして見ているのでしょう。

 

ベトナム人は結婚したら即妊娠

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ベトナムは平均年齢が30歳に満たない国なんで街を歩けば若い子ばかりなんですが、日本に住んでた私からすれば子どもだらけの印象を受けます。

それもそのはず初婚の年齢が20代前半が多く、テーマのとおり結婚したらほとんどの人が即妊娠しますから。(結婚前から妊娠してる人も珍しくないかも…)

 

そもそもベトナム人の結婚観について友人のある発言がすべてを物語っています。

 

 

「子ども作らなかったら結婚する意味がないでしょ。」

 

 

昔の日本もそうだったんですかね。私は結婚に関して多様な価値観をもつ世代なんで賛成はできませんが、少なくともベトナムではそうなんでしょう。

まあ確かに結婚してすぐ妊娠しなかったら、何か体に異常があるんじゃないかと親族や周りに勘繰られてしまう世界ですから無理もありません。実際、結婚してから妊娠しないから離婚とか、ひどい場合は男児ができないから離婚されたなんてケースもあったりします。

因みに私は事情があって結婚後もしばらくは子どもを作らない予定なんですが、それについても義理のお父さんにしっかりと説明しました。義理の親族一同理解はしてくれています。

逆説的ですが自分が外国人ということで、理解を得られやすいんでしょう。

(いや、許容してもらっているというべきか?)

 

 

 

 

 

 

ベトナムは美人が多い?冷静に見ましょう。

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何かのサイトでベトナムが「アジアで一番美人が多い国」に選ばれてました。サイトによって1位がインドとかロシアが来ていたりしますが、ベトナムは上位3位以上には常に入っています。

順位に関する賛否はおいといて、ベトナムは美人が多いかっていう質問。まあ多いっちゃ多いのかなってところでしょう。というか日本人にとって受け入れやすい顔立ちが多いからそう思うのかもしれません。

私はその辺りのキャパが広いんで結構どの人種でも可愛いと思えるんですが。。。

 

それはさておき「ベトナム 美人」で検索するとベトナム人が美人ばっかりみたいに書いているようなサイトもありますが、そんなわけありません。韓流アイドルの顔を期待して韓国へ行くようなもんです。

 

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ファッションやメイクなども含むなら日本人のほうが綺麗な人は多いと思います。実際日本人はベトナム女性が憧れる白い肌を持ってらっしゃる方も多いわけですし。少なくともアラフォーぐらいなら確実に日本人のほうが綺麗な方が多いです。

 

ただ体形に関してはベトナム人は確かにスリムです。肥満率は0.3%、世界的に細いと言われる日本人でさえ3%ですから際立っています。まあ時々太めな女性を見ることもありますが、極端なデブは確かにいません。

 

あと身長は男女とも日本人より平均5CMほど低いので、小柄な方が多いです。そういった意味ではマスコットみたいな可愛らしい子ならよく見かけます。

 

結局個人の好みにもよるんでしょうが、確かに美人はいます。けど冷静に見て割合的には日本とそんなに変わらないんじゃないでしょうか?淡い期待ぐらいで抑えておいた変な落胆とかはしないと思います。

 

 

 

 

 

ベトナム人との結婚手続きってどうするの?

日本人同士で結婚する場合、手続きとしては婚姻届けを出したらそれで完了ですが、日越カップルの結婚となると事情が変わってきます。

よく言われる日本式で手続きをするのか、ベトナム式で手続きをするのかという二択。どちらの方が簡単かという質問をよく受けますが、今自分が住んでいる国のほうで手続きをするのが妥当だと思います。

つまり私の場合はベトナム在住だからベトナムで手続きを行ったってことですね。もし双方同じ国に住んでいない場合はどちらか都合のつく方が相手の国へ行ってください。実務的な面では日本で手続きをしたほうが処理にかかる日数は計算しやすいと思います。

 

私の場合はベトナム式ということですので、まずは私と嫁の基本書類を集めるところから入ります。

はっきり言って嫁はベトナム人ベトナム在住だから書類集めはお手軽です。

 

ベトナム人

①個人証明証  ②出生証明証  ③健康診断証

 

この3点でOK。③の健康診断は奥さん(になる予定)と一緒に受診しに行きましょう。私の場合はハノイだったのでミーディン地区にあるローカル病院で済ませました。一応外国人用の診断所として別館があったのでスムーズに受診できます。値段は100万ドンぐらいやったかな。。。ちょうど私たちが受診したときは同じ理由で健康診断をしに来たドイツ人の男性とベトナム人の女性もおりました。

 

さて、日本人の場合ですが日本に家族がいる場合は戸籍謄本を送ってもらいましょう。これは結婚具備証明書(いわゆる独身証明証)をもらうための必要書類です。これをもって大使館または領事館へ行けば上記の書類をもらうことができます。日本でもこの書類は取れますが、大使館で取ってもらうと公証やら何やらの手続きが全部含まれるんでこちらの方が便利です。

 

よって日本人の場合は:

 

①パスポート ②結婚具備証明書 ③健康診断証

 

の3点ですね。お互い①~③の書類がそろったら奥さんの地元の人民委員会へ行って手続きを済ませます。

人民委員会って何?と思うかもしれませんが、要は日本の区役所のようなもんです。何か日本名で聞いたらちょっと身構えてしまいそうですが、ただの区役所です。何らビビる必要ありません。

 

で、このタイミングで以前なら個別に問診のようなものがありました。

例えば「どこでどうやって知り合った、とか、なんでベトナムにいるのか?」などですね。

一応偽装結婚対策の一環でやってたみたいなんですが、2016年から廃止されました。多分こんなのやったところであんまり意味ないんじゃない?ってなったからだと思います。

だから私もこの問診は受けていません。

 

以上の手続きが完了したらあとは受理されるのを待つだけです。私たちの場合は1週間程でした。私が外国人だからでしょうか、結婚証明証を受け取るときに、大きな会議室で区長から直接祝いの言葉をもらって表彰?されました。そのときに居合わせた職員10名ほどにも祝ってもらいちょっとした授賞式のようだったのを覚えています。

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以上で晴れて夫婦です。そのあと日本にも結婚の事務処理をしなければなりませんが、ベトナムの結婚証明証をもって大使館か領事館へ行けばすぐできます。

日本で直接処理する場合は証明書をベトナム語から日本語に翻訳する作業が発生しますが素人翻訳でも構わないのでそれほど苦労はしません。私は日本で自力で翻訳したものを本籍地の役所へ持っていって済ませました。

 

ところで先ほど言ったように入籍するのは人民委員会の許可が下りるのを待たなければならないので、入籍日を自分たちでピンポイントで指定するのは困難なように思います。私たちは日にちにこだわりが無かったのでいいんですが、一応事前にそういったことは知っておいた方がいいかもしれません。

因みに地方によってやや手続きの流れに違いがあるらしいのですが、私たちはハノイ式という形でご了承下さい。

 

 

しかし入籍記念日、結婚記念日というのが私たちの場合ベトナムと日本でそれぞれあるので計4日あるということになります。そこで、

 

 

私「どれを記念日にしようか。」

 

妻「全部!」

 

私「面倒くさいから一日だけにしろ…」

 

と、一蹴。

 

よって私たちの記念日はベトナムで式を挙げた日になっています。

 

 

 

 

 

 

ベトナム人に人気のSNS「ザロ zalo」

日本人なら誰でも知ってるアプリ「LINE」。私は比較的スマホデビューが遅かったんですが、使い出すとこれ無しでは色々困るようになってしまう人になってしまいました。

 

ところでベトナムでは「LINE」はそれほどメジャーではありません。私が出会ったベトナム人の中で「LINE」を使いこなしている人は日本あるいは「LINE」が普及している国に何かしら関係のある人が大半です。

 

ではベトナムで普及してるSNSはというと…

 

まずは「Facebook」。これは日本でも相当数利用者がいますので解説は飛ばします。ベトナムでは結構な年齢の人までアカウントをもっています。

 

で、表題の「ザロ  zalo」ですがベトナム人の若者ならほぼ100%利用されています。ベトナム人にとっての「LINE」みたいなもんでしょうか。

このSNSの大きな特徴は自分の求めるような友達が近隣にいてるかどうかを知らせるシステムがあることです。これがきっかけで共通の趣味を持つ友人や恋人と出会ったというケースもよく聞きます。

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ただちょっと警戒心のある方なら「それって危険なのでは?」と思うんじゃないでしょうか?

SNS絡みの犯罪事件が多い日本の昨今、ベトナムも例外ではありません。上記のアプリで出会った女性が性犯罪に遭う被害もよく報告されています。

 

出会った女性が睡眠薬を飲まされて乱暴された事件が先日ニュースで流れていました。SNS絡みの事件はどこの世界も変わらないように思います。

 

 

 

鶏を絞めるベトナム人

 

日本に住んでいると食材としての生き物を絞める瞬間に立ち会うケースはあまりありませんよね。見ても魚ぐらいでしょうか。なのでいつもスーパーでパック詰めされた精肉を買っていると生き物の命を奪っているという感覚が薄れがちになります。

 

そういった意味でベトナムは日本より絞める瞬間に出くわす可能性は多いです。まあ田舎の地域ではない限り道端を歩いていて目撃するなんてことはほとんどありませんが。

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ところでこの鶏や他の動物を絞める作業ができる一般人って今の日本にどのくらいいるんでしょうか?

私がベトナムに来たての頃はアパートの大家の方は女性だったんですが、結構鶏とかを平気で捌いていたんで「さすがベトナム」とか思ったりしてました。それ以外の男友達もできる人が多かったんで、それが普通だと思い込んでいました。

 

でもどうやらこれは最近では田舎出身の人に限ったことのようです。私の嫁はハノイ出身なんですが、そんなことはとてもできないとのこと。同じような年ごろの子たちも皆そう答えていました。

 

結局は育った環境に依るということでしょう。私と同じようにベトナム人の妻を持つある日本人の方が、

 

「鶏をバリバリと処理しているのを見て、その野生っぷりに惚れた。」と仰ってました。

 

冗談半分だとは思いますが、そういった肝の座った女性が好みなら田舎出身の方をお勧めします。都会育ちのギャルは普通に怖がります。