ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナム人の嫁ぎ先

中国の一人っ子政策は皆さんもご存知だと思います。この政策の影響で現在中国では女性不足に陥っているとのこと。特に収入の低い農村部では深刻な嫁不足に悩まされているのだとか。

では、中国国内で結婚相手が見つからない人はどこへ向かうのか?その一つの候補がベトナムです。                  f:id:dtbh:20170811233715j:plain

最近中国に嫁いだベトナム人花嫁の事件をよく耳にします。嫁に出て大金を貰う、とにかく嫁が欲しい、双方の希望に基づいてしていることですから問題ないようにも思いますが、実際結婚したらその後の生活もあるわけですから一筋縄ではいきません。

嫁ぎ先でのDV被害などはよく報告されており、ひどいケースでは売春宿に売り飛ばされることもあるようです。

先日「ベトナム人花嫁が集団脱走」てな記事もありました。もうこうなってくると嫁ぎ先の村ぐるみで問題があったんでしょうねぇ。

 

日本でも同じようにアジア諸国の女性を紹介する結婚仲介業者はたくさんあります。あくまで私個人の意見ですが、結婚に金銭的なものを絡めるのはお互い合意のもとであれば何の問題もないと思います。結果それが悪い方に転ぼうとも自己責任で受け入れる覚悟があるのなら構わないでしょう。

一方でDVなどの倫理面にかかわってくるような部分は気をつけたいところです。日本人のイメージが問われる部分もありますし、やはりベトナム人妻をもつ私にもそういったニュースが流れると少なからず影響を受けます。

現に韓国ではそういった事件が多いことから、韓国人とベトナム人が結婚する場合には一定の規制がかけられるようになりました。真面目に仲良く生活している韓越夫婦にとっては全く迷惑な話です。

 

ところで現在ベトナムでも人口抑制の政策をしているのですが、将来的には男性が余る社会になる可能性があるとのこと。その時代が来たら一体彼らはどこの国へ嫁を探しに行くのでしょうか?(ん~てか、その時には生涯シングルを許容するような社会になってるのかも…)

 

 

 

 

ベトナム人夫を持つ日本人妻ってどんな感じ?

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国際結婚で国別の婚姻者出身国っていうのが政府機関から発表されていますが、男女とも1位2位は中国、韓国と続いております。いくらマスコミで悪い話を流そうがやはりお隣同士。接する機会も多いですし、文化的にもなんやかんやで共通点は多いです。実際私も個人の範囲で付き合う分に中国人だろうが韓国人だろうが特別腹立つことはありません。

 

しかし3位以降は事情が違ってきます。日本人男性は主に東南アジア(タイ、フィリピンなど)が続くのですが、日本人女性の場合アメリカなどの欧米諸国が入ってきます。

まあその背景には色々あるんでしょうが、今回のテーマはそこから外れますので少し保留しておきます。

 

で、本題に入ります。昔と比べて日本人とベトナム人の国際結婚数も徐々に増えてきました。やはり数としては日本人が男の場合が依然多いですが、私の周りには夫がベトナム人という方も何人かいらっしゃいます。ベトナム人夫を持つ日本人妻と何人か接する内に、共通点のようなものがあるような気がしたので、少し挙げてみます。

 

①見栄っ張りのタイプではない

 いろいろな見方ができますが、基本的に持ち物やステータス、あるいは社会的な立ち位置などを気にしない方が多いように思われます。

 

②サバサバしている

 これはベトナム人夫をもつ妻に限らないんでしょうが、性格的にはサバサバ系が圧倒的に多いです。むしろそうじゃないタイプは恋人止まり、結婚にいくまでに破綻しているケースが殆どです。

 

③結婚後も働きたい

 ベトナム人の妻もそんな感じですから、日本人妻もそうじゃなければベトナム人の夫は務まりません。いや、むしろ「私の方が給料が高いから私が養う」的なタフ女も結構います。

 

④化粧とか面倒くさい

 誤解を恐れずにいうと、大して化粧をしなくても人前に出られる人。これは当地で暮らしてからそのようになったという方も含まれます。ベトナムは環境上、日本のように厚化粧をすると色々と難儀な国ですので、これは仕方がないと思います。むしろ「常にばっちり化粧していないと人前に出れない!」なんて方は、たとえ単身であってもベトナムでの生活は大変でしょう。

 

 

と、上記以外でも個人の性格によって色々ありますが、こういった性格の方が多いように思います。てか私個人の見解では上の①~④の逆の性格だったらベトナム人の夫を持つのは大変じゃないのかなぁと。。。

まあ、上の性格を備えていても「ベトナム人と結婚なんかありえない!」と仰る方も相当数いらっしゃいますが。

 

 

 

女子のイジメはベトナムでも同じか?

イジメは世界どこでもあるものですが、女子のイジメは男目線で見てもかなり陰湿なものがありますよね。私も日本にいた頃に女子のイジメというものを何度か見たことがあります。学生時代から社会人になってからもありました。

ベトナムでもイジメは結構あるそうです。特に最近では学生の間でその数が増えているとのこと。日本のように見た目とか性格的なことが原因というより、色恋沙汰がきっかけというのも多いようです。

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数年前に学生のイジメを題材にした映画がありました。上の画像がそのワンシーンです。有名な女優が演じていたので注目を浴びていたんですが、内容も中々シビアなものだったようで当時は物議を醸したそうです。ざっと内容に触れますと、イジメられた主人公が自殺で死亡。その後霊的なものになって復讐をしていくというものです。まあ復讐のところよりも、その前置きのイジメのシーンが衝撃的だったようですが。

 

一方でOLのイジメはこちらではあまり聞かないような気がします。もちろん苦手な女上司や嫌いな同僚なんてのはざらにいますが、集団で無視とか嫌がらせをするようなイジメは聞いたことがありません。

 

日本で時折耳にする公園のママ友の悩みとかはこちらでは理解しがたい悩みなんじゃないでしょうか。

 

 

 

ベトナム語が分からなくてもいい十分な理由

ベトナム在住の日本人は年々増加していますが、日本人のベトナム語話者数は在住数の増加と比べるとかなり緩やかな勾配です。

そもそも日本でベトナム語を学習してベトナムに来る人はほんの一握りです。ほとんどの人はベトナムに来てから初めてベトナム語を学習するわけです。いや、むしろベトナムに来ても全くベトナム語を学ばない人も普通にいます。特にそれ自体は責められるべきものでもないと思います。

 

例えば駐在員の方やその帯同者、あるいはあらかじめ期限を定めてベトナムに在住している人にとってはどうしてもベトナム語を学ぶメリットを考えてしまいます。世界広しといえどベトナム語越僑などを除きベトナム国内でのみ通用する外国語。よほどベトナムまたは言語に興味のある方以外はベトナム語を学ぼうとは思わないでしょう。

 

一方長期でベトナムに在住している方でもベトナム語が分からない人は普通にいます。ほとんどの方は勉強してみたが難しいから挫折したという感じです。ベトナム語は世界で最も発音しにくい言語の一つに数えられていますから、初学習者(日本人にとっては)にとって挫折しやすい言語になるのだと思います。

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考えてもみてください。現地に住んでいて、その国の言葉をちょっと勉強したら、それをすぐ実践で使ってみたいと思うのが普通ですよね?で、使ってみたものの現地人に全く理解してもらえず「は?」と言われる始末。そりゃ気持ちが萎えるってもんです。

どんな外国語でも発音の壁があるもので複雑な音声というのはあるものですが、とりわけベトナム語では最初の挨拶レベルからその壁にぶち当たってしまうわけです。

 

なのでそこを粘り強く、ある意味ストイックに学習し続ければ、ある日トンネルから出るときが来るんですが、

「そもそも、英語とか日本語で十分生活できるわけだから別に無理に勉強しなくてもいっか。」となるわけです。

 

つまり日本人にとってベトナムベトナム語が分からなければどうにもならないというような国ではないということです。

 

 

 

 

 

ベトナムでもセクハラの法律はあるらしい

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あまり実感はありませんが、ベトナムでもセクハラの法律があるらしいです。なぜ実感がないかと言いますと、私目線で「それはセクハラじゃないの?」というようなやり取りがベトナム人同士で行われているのをよく目にするからです。

 

かつてベトナムのローカル企業で勤めていたときは、上司が部下の女性に下ネタを振ったり、肩に手を回したりといった場面をよく見たものです。しかしそれが問題にならないのは女性側が不快に感じないからでしょう。

ベトナムでは異性に限らずお互いの距離が近いので、スキンシップも必然的に多くなります。お互いに冗談を言い合って女性が男性を叩いてる場面なども日常茶飯事です。

 

一緒に仕事をする人達がみんな若いということも理由としてあるでしょうか。ベトナムでは平均年齢が29歳、特にオフィスワーカでは全員が40歳未満という会社も珍しくありません。ですので若い人同士のやり取りだから変な不快感も感じにくいのかもしれませんね。

 

なのでベトナムの年頃の女性からはキモいオヤジからのセクハラみたいな話は聞きません。むしろ日本人のオヤジが日本人の女性にセクハラまがいのメッセージを送っているなんて話を聞くぐらいです。

結局セクハラは受けた側の意識に依るところも大きいので、そういった意味ではベトナムはまだまだセクハラに対するハードルが低いのが実情のような気がします。

同じ行動をとっていても年を重ねるにつれてキモく見られてしまうのは悲しいものですが、自分も気をつけようと思います。

 

 

ベトナムの騒音役を担うクラクション

ベトナムに限らず新興国では車のクラクションがやかましいことはよくあります。クラクション数は交通量の数に比例するので交通量が多いとそれだけやかましくなるってわけでして。。。バイク天国のベトナムはそういう意味でクラクション天国です。

 

そもそもクラクションの意味合いが日本とは異なります。日本であれば危険を知らせるためのクラクションですよね。一方ベトナムでは自分の存在を知らせるためや自分が通ることを知らせるためのクラクション。他にも危険を知らせるためにも使いますし、相手をどかすためにも使います。もう何にでも使います。

 

ところで街中を歩いていて感じることですが、こういった鳴らし鳴らされしている国民は自動車やバイクの存在に疎いような気がします。

要は自分の近くに車やバイクが近づいてきていようがクラクションを鳴らされるまで気が付きにくいということです。日本ではめったにクラクションを鳴らされることがありませんので、少し注意のある歩行者ならエンジン音が聞こえると自然と車が近づいてきていることを認識しますよね。

それがベトナムでは少し疎いというわけです。

 

なのでドライバーが頻繁にクラクションを鳴らすのはある意味仕方がないことなのかなぁ~と。。。少しベトナム人の肩を持ちます。

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しかしむやみやたらなクラクションにキレたベトナム人が相手を殺すという事件が先日起きました。渋滞で動けない状態なのに煽られまくってケンカになったようです。まあそりゃケンカになりますわ。いくらベトナム人でも理不尽なクラクション連発には怒るようです。

 

こんな事件を受けて先日ネットニュースでは「なぜベトナム人はクラクションが好きなのか?」という自虐的な記事がでていました。

理由は上に書いたことも含めて色々ですが、若者を中心にこういったクラクションを鳴らしまくることに否定的な意見が多く寄せられています。私の嫁もクラクションが大嫌いだと言っておりました。

クラクションの利用頻度によってその人の交通モラルが窺えるのだとか…

なるほどベトナム人の中でもちゃんとそういった認識が広まりつつあるのだなぁと感じた瞬間でした。

 

こういった認識が早く広まって少しでも静かになってほしいものです。

(交通の騒音が解決したところで他にも解決しなければならない騒音問題がたくさんあることは言うまでもありません)

 

 

 

 

 

 

 

ハノイで血尿!?

物騒なタイトルですが、笑い話です。

 

少し前に2日間ほど下痢と嘔吐に苦しめられたことがありました。特に腹痛とかはなかったんですが、その間は脂っこいものを控え極力胃腸に負担をかけないようにしていました。

そんなときにあっさりとしたフルーツは食べやすいものです。特に私はあまり日本ではみかけないような南国特有のフルーツが好きなので、嫁にドラゴンフルーツを買ってくるように頼みました。

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このフルーツ、なかなか栄養価が高いようで、最近では腸内にある癌細胞のもとを掃除するような役割もあるのではないかと研究者の間で話題となっております。

上のドラゴンフルーツは白い果肉なんですが、下の写真のような赤い果肉のやつもあります。

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勘の鋭い方ならもう気づいたかもしれません。このドラゴンフルーツ、あまり量を食べすぎると尿が赤くなってしまいます。値段は白よりも倍ぐらいの値段がするのですが、その分栄養価も高くなっています。嫁はこの赤いドラゴンフルーツを買ってきたわけですね。

少しでも夫の体を気遣う妻の愛でしょうか?よく分かりません。多分たまたまでしょう。

 

赤色になる度合いは食べた量やほかの食べ物との混ざり具合、体内の水分量とかによって変わるようです。ちょうど私がこれを食べたときは下痢をしていたので水分がすぐに体外へ排出される、そして他の食べ物はほとんど摂っていない、そしてこのフルーツを一人で丸々食べた。つまり尿が赤くなる条件をパーフェクトに満たしていたわけです。

 

そんなことはつゆ知らず、体調も良くなってきたと実感した日の朝トイレで用を足すと…

正直めっちゃ焦りました。下痢が済んで血尿ってもう大腸癌とか悪いことしか頭によぎりませんでした。とにかく色々調べまくると例のドラゴンフルーツに行き着き、一件落着となったわけです。嫁にこのことを話すと笑いながら、

 

「あ~あなた知らんかったんや。私も子どものころ初めてそうなったときはビックリしたで(笑)まあそのうちすぐ戻るわ。」

 

とりあえず重い病気とかは関係がないということで安心しました。ところが、その次の日は健康診断があったのでまだ一抹の不安はあります。採尿の際には一応看護師に赤いドラゴンフルーツを食べた旨を説明しておきました。

 

看護師は慣れているように「問題ないですよ」と一言。

 

私は生まれて初めて真っ赤な尿を検尿で提出するハメになったのですが、検査結果は「異状なし」でした。

 

皆さんもお気をつけください。

 

 

 

 

 

 

 

同じ露出でもベトナムでは…

ベトナムの航空会社といえばベトナム航空とLCCのベトジェット。これらの航空会社がベトナムの空を席巻しているわけですが、最近ではベトジェットの国内利用客数がベトナム航空を上回るとなど近年かなり力をつけてきているLCC会社です。

 

私はこのベトジェットの存在はベトナムで暮らし始めてから知ったのですが、かつてシンガポール路線の就航記念として機内でモデルのビキニショーをするといった大胆なプロモーションをしておりました。

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客室乗務員にお色気は必要ないとの声が色々なところから上がって来そうなものです。しかし実際の売り上げは通常の2倍になるなど、これ目当ての客層がいるのは事実のようです。

 

私はこのニュースを見たとき3年ほど前にスカイマークが制服をめぐって物議を醸したことを思い出しました。ご存知の方も多いと思いますが、客室乗務員の制服を膝上15cmのミニスカートにするといった発表です。

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他国であればスルーされていたかもしれません。しかし日本国内でなかなかの反発を受けてしまい2016年に経営破綻に陥ってしまいました。民事再生法による再開後は黒い制服に変更されています。

スカイマークのミニスカの一件があったときにワイドショーに出演していたある有識者が、

「東南アジアなどのサービス業が未発達な国は肌の露出が多い制服が多い」

と言ってました。

少し侮蔑的な発言のようにもとれますが、まあ言わんとしていることは分かります。

 

そもそも気候の関係もあってか、こちらでは男女とも肌の露出に関してあまり抵抗がありません。

例えば生足にショートパンツというのは日本ならギャル系ファッションに分類されそうなものですが、こちらでは誰でもそういう格好をします。大人しい清楚系な子でも穿きますし、自分の脚に自信があるかないかなどはお構いなしです。

なので普通の店の制服がミニスカートであろうが誰も何も言いませんし、むしろロングスカートの方が違和感を覚えるような環境です。

こういったことからベトジェットの就航記念のプロモーションのようなこともスカイマークのときほど反発を食らわずに済んだのではないでしょうか。

因みに機内のビキニショーでは当局から罰金をくらったそうですが、航空会社側からは健全なサービスとして罰金覚悟で強行したのだとか。罰金をくらってもそれを超える収益があったんでしょうねぇ。。。

 

 

 

ところで世界には様々なLCCがありますが、LCCの客室乗務員の服装はFCCの乗務員と比べてカジュアルさを売りにしているところが多いように思います。

例えばエアアジアなどでは一部の路線ではジーンズを穿いて搭乗していますし、ベトジェットではハーフパンツが制服です。

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夏のキャンペーンだとかでまたしてもビキニのプロモーション画像が作られておりましたが、ロゴがなければもはや何の宣伝か分かりません。もしこれを日本でやったら即行炎上して消滅させられるのがオチでしょう。

 

女性の制服に関する露出問題は大方女性から反発をくらうものですが、もし男性乗務員で全員マッチョのタンクトップとかだったらどうなるんでしょう。一度そんな飛行機に乗ってサービスを受けてみたいものです。

名前も「マッチョエアー」みたいな。

ベトナムの社内罰金制度

日本に住んでいると罰金を受けるといったらチョットした交通違反ぐらいじゃないでしょうか?それ以外で罰金を受けるとなると結構重い内容のような気がします。(別に交通違反が軽いってわけじゃないんですが)

 

ベトナム資本のローカル会社と日系資本の会社の両方を経験している私にとって社内規則に関する意識の違いを感じてしまいます。

日系企業に関しては常識的な部分は日本にある会社とさほど変わりません。ベトナム人が日本の企業文化に合わせて働くといった感覚です。

一方ベトナムローカルの会社となると企業規模にもよりますが、やはり日本企業目線ではあり得ないようなこともあります。

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例えば自社の記念パーティなどがあった場合は昼から行います。その席で酒を飲みまくっているにもかかわらず、パーティ終了後はオフィスに戻って定時まで仕事再開。もちろんまともに仕事なんかできるわけもなく、自分のデスクで眠りこけていたり、賭け事をやっていたりなどの無法地帯と化します。

お酒を飲まない女性はというと、同僚と定時までおしゃべりにふけるかスマホのネットサーフィンに集中します。

なぜそのパーティを終業後にしないのか、昼にするならなぜ午前でその日の業務を切り上げないのか理解に苦しむところです。

 

規模が小さい会社では昼飯時に酒を飲むというのも普通にあります。

 

 

ところで、ベトナムのローカル企業では遅刻をしたら罰金という規則を設けているところが珍しくありません。その他、禁煙地帯でタバコを吸ったら罰金とか、とにかく規則を破ったら罰金というような罰金文化が蔓延っています。

なので罰金を取られたくないから規則を遵守するということになるんですが、私の目線で言えば罰金を取られなかったらちゃんとできないというのは何とも幼稚な印象を受けます。

そもそも日本では社内規定を違反するのはある意味クビ覚悟でやるようなものですが、そういった緊張感はあまりこちらではありません。

 

かつてベトナム企業で働いていたときによく違反されていた規則がありました。違反をなくすためにどういった仕組みを作ればいいか色々考えましたが、誰に相談しても「罰金」の一言で片づけられてしまいます。

罰金制度は管理者側にとって管理しやすいというだけであって、根本的な従業員の教育には繋がらないというのが私の見解です。

 

嫁にそれについて話したところ、学生のときからそういった罰金制度が普通にあったとのこと。学生の頃から罰金とは…この罰金文化は当分変わらなさそうです。

 

 

 

 

 

 

「ベトナム人の家族愛」と言えば聞こえはいいが…

ベトナム人は家族愛が強い」

これはベトナム人の特性を紹介するときによく出てくるフレーズです。実際にベトナムで働く日本人にとってこの部分を理解しないと色々悩まされるケースは多いです。私も職業上、日系企業の人事関連の方からよく相談を受けます。

 

旅行者とかその他の一見さんなら家族思いの強さを目の当たりにして感動させられる方も多々いらっしゃいます。日本では昔と比べて家族関係が希薄になっていると言われて久しいですから、そういった事情もあるんでしょう。

一方在住で現場を回さなければいけない人々にとっては感動している暇はありません。むしろ時々怒りの声すらあがるほどです。

 

で、この家族愛なんですが我々日本人目線で見たとき、具体的に彼らのどういった行動を見てそう感じさせられるのでしょうか?

一番わかりやすいのは「いつも家族のことを想っている」というところだと思います。想うだけなら日本人でもそういう人は数多くいらっしゃると思うのですが、彼らの場合は実際に行動を起こします。

 

例えば、私の嫁を例に挙げると毎晩義理の父から電話がかかってきます。私のうちは嫁の実家まで20分そこらの距離なんですが、そんなのは関係ありません。内容も「晩御飯を食べたか?」とか「今日は1日どうだった?」とか取り留めのないようなものばかり。私としては異様に感じましたが、ベトナムではまあ普通とのこと。

 

他には以前ベトナム人の男友達が

「日本へ働きに行ってたときは、毎晩お母さんのことを思い出して泣いていたよ。」みたいなことを言ってました。

その友人が日本へ行ってたときは確か25歳。

私は「いい年した大の男がお母さんを思い出して泣くなよ…てか毎日Skypeで話してるんやろ。」と思ったものです。これ系の話はよく耳にします。日本だと下手したらマザコンのレッテルを貼られそうなものです。 

 

そう言えば義理の母が急に娘を思い出したとのことで平日の夜に義理の父と義理の甥をつれて家に来たこともありました。そもそも嫁は毎週実家に里帰りしてるんですが…

 

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このように「家族愛」も、少し冷めた目で見れば「親離れ子離れがいつまでもできていない」というように感じてしまいます。

 

皆さんはどのようにお考えでしょうか?

 

 

ベトナムで傷だらけの脚を見たとき

今日私のオフィスの前で脚を引きずりながら歩いている女性を見ました。見ると両足にあざがあったり擦りむいた跡が多数あります。これは恐らく痕が残るんじゃなかろうかというぐらいのケガです。

 

「多分バイクで転んだんやろうな。。。」

 

この類のケガは男女問わずベトナムでは時々見かけます。日頃の通勤でもバイクが転倒しているシーンを見るのは珍しくありません。ひどいケガの痕を見た場合も同様にバイクが原因と勝手に思ってしまいます。

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男性の場合はジーンズなどのパンツをはいているケースも多いので幾分ダメージが和らぐのですが、一方女性の場合、多くの人が生足でバイクに跨ります。ですのでその状態で転倒してしまうとモロにケガをしてしまいます。

 

私の嫁も以前水没していた道路をバイクで走っているときに、タイヤをとられてひっくり返ってました。幸いそのときは爪先を少し切っただけで済んだのですが、大ケガをしていたらと思うとぞっとします。

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ベトナムでは交通に関する改善を予てから行っていますが、そもそも改善する部分が多すぎて中々進捗しないのが実情です。交通事故を減らすために何をしなければならないか?今私がちょっと考えただけでもたくさん浮かんできます。

 

とりあえず交通マナー、道路の整備を改善するだけでも事故数はかなり激減すると思うんですが。

 

 

 

 

ベトナムの女子会に待ったの声

居酒屋で女子会。日本ではごく普通の光景かと思います。学生同士かもしれませんし仕事帰りのOLさんかもしれません。あるいは家事に疲れた主婦さんでしょうか。

 

「飲まなきゃやってられるかー!!」

 

こんな感情は男女ともにあるでしょう。ストレスの発散方法は様々ですが、気の知れた仲間と杯を交わすのは楽しいものです。

 

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最近はホーチミン市のような都市部を中心にこういった女子会が増えつつあるようです。しかしこの話題を取り上げた新聞記事の焦点は別のところにありました。

 

「女子の飲み会はよろしくない」

 

最近増加している女子の飲み会に待ったの声をあげているようです。主に中高年の層からだそうで、女性は酒による健康面の影響を受けやすいことや性犯罪に巻き込まれる危険性が反対意見の理由。

そもそもベトナムでは昔から女性が公の場で酒を飲むのは好ましくないという考えがあります。中高年では依然としてこの考えが残っているため、今回のように新聞記事で取りあげらあれるようになったのでしょう。

一方で若年層ではこういった傾向に対して寛容的な意見も多く、世代による意識の違いを感じさせられます。

 

ベトナムでは女性の社会進出が進んでいるように見られがちですが、こういった個人の生活面ではまだまだ男性と平等に扱われていない部分も多くあります。これから若年層が多数派になるにつれ、どのように社会のありようが変化していくのでしょうか。

 

余談ですが酒造りが盛んな地域では女性の飲酒に対して寛容なようです。

 

 

 

 

こんなベトナム男子はイケメンか?

以前美人について書いたんで平等にイケメンについても書いてみます。私が男だからということもあるんでしょうが、在住の日本人の男同士で「誰がかわいい」とかいう話題は飲みの席でのテッパンですが、日本人の女子同士で「誰がかっこいい」とかいう話題はあまりないように思います。

 

「話題にならない=イケメンがいない」ということでしょうか。確かにベトナムは私好みのイケメンはめったに見かけません。(ゲイではないですよ、決して。)どうもベトナム男子は日本人の好みから外れているような気がします。

 

かわいい子は見かけるのにイケメンは見かけない…そんなことが同じ人種の親から生まれてきてるはずなのにありえるんでしょうか。

 

というわけで嫁とその友達にベトナムのイケメンについて聞いてみました。

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この絵ずらだと何か小島よしおっぽいですが、かなりベトナムで人気の歌手です。今風のベトナムギャルからキャーキャー言われる存在だそうで。。。でも個人的な感想はやっぱり小島よしおです。

ただ少しフォローになりますが歌は上手いと思います。旅行会社と提携して日本旅行のプロモーションをやっているんですが、内容は日本旅行を通じて日本女性と恋に落ちるというもの。3部構成でそれなりにドラマ性があります。

 

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こちらもよくあるベトナム人のイケメン。いかがでしょう?ベトナム人は濃い顔が多いというのもあるのかもしれませんが韓流スターのような顔立ちも人気があります。

 

じゃあ日本人はどうかというと…

 

世間一般ではあまり男前のイメージではないようです(泣)

 

 

今回聞いたのは妻と周りの友達だけなんでベトナム女子の100%の意見というわけではないんですが、韓流がベトナムのテレビを席巻していることを考えると確かにうなづけます。

 

そういえば少し前に日本でも話題になった「イケメンすぎて追放になったサウジアラビアのイケメン」が以前ベトナムにやって来ました。

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嫁曰く、「普通」だそうです。

 

 

 

 

 

 

ベトナムのコンドームって?

ベトナム在住ということから、

ベトナム産のコンドームってどうなの?」て話題が出たりします。

どうと言われても品質とかはよく分からないんで答えようがないんですが、ベトナム産のコンドームってそもそも何ぞや?って疑問に行き着いたんで記事にしました。

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まずコンドームの使用歴史はあまり古くないらしいです。てかあるにはあったみたいですが、かつては結構な粗悪品だったらしいです。最近の調べでも2割ぐらいは基準の品質を満たしていないとか…上の写真、「OK」とは中々シャレがきいています。(笑)

 

その後外資のものがベトナムにどんどん入ってきて現在のコンドーム文化?が築かれました。

有名どころとしては画像のdurex社のコンドームでしょうか。日本の「オカモト」もよく出回ってます。テレビでコンドームのCMが流れてたりしていますから安心の日本ブランドなんでしょうねぇ。(ちなみにmade in Japanっぽく見せた偽コンドームもあります)

 

そういえば「日本の0.01」技術は世界的にもかなり有名らしいですね。日本によく行き来のあるベトナム人の友人から「さすが日本!」と言われてしまいました。

確かにドン・キホーテでカートいっぱいに0.01を買い込んでいる中国人を見たことがあります。母国で売るんですかね。

 

ベトナムではポルノとかはご法度なんですが、コンドームは割と堂々と売られています。コンビニのレジ横はコンドーム売り場のテッパンスペースになっています。日本だと考えられませんね(笑)

子どもに「なあ、あれ何ー?」と聞かれて適当にはぐらかしてる親が目に浮かびます。

 

ところで避妊に関する意識はまだまだ田舎の方が低いような気がします。最近では性行為の低年齢化も進んでいるようで、それに関する新聞記事も時々見かけます。「所得水準と避妊に対する意識」や「経済の成熟度と性行為の若年化」の相関関係は興味深い所ではありますが、その辺りもまた追々書いていこうかと思います。

 

 

 

 

 

 

ベトナム料理しか作れないベトナム人嫁

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日本の場合年頃の女の子でも料理ができないというのは最近珍しいことではないですが、ベトナムの場合はほぼ全員が料理ができるといっても過言ではありません。それぐらい小さいときから家で料理を手伝わされます。てか男も結構できます。

 

うちの嫁も例外ではないんですが、基本ベトナム料理しかできません。たいがいの家庭はそんなもんです。もし他国の料理が作れるならよほどの料理好きか、なんかしら外国にゆかりのある方なんでしょう。

 

日本の場合親が日本人なら普段の食卓に和食のみならず洋食や中華料理などが並ぶことも多いと思うんですが、ベトナムの家庭では基本毎日ベトナム料理オンリーです。

私はベトナム料理は好きなんであまり困りませんが、時々他国の料理も恋しくなります。そうなると自動的に外食か自分でつくるということになるんですね。ただベトナムベトナム料理以外のレストランは安い店がないので、いつも通うのも考えものです。

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そこで自力でつくることになるんですが、嫁も他国の料理には興味があるようで作り方を教えてくれといつもせがんできます。

そんな背景もあって日本にいたころはほとんど料理をしなかった私もベトナムにきてからそれなりの料理男子になっていました。

 

 

ところでベトナムでもベトナム料理は口に合わないとの理由から日本食しか食べない日本人は結構います。逆もしかりで外国の料理は口に合わないからベトナム料理しか食べないというベトナム人もいます。

 

味覚に関しては慣れもあるんでしょうが、若いときに食べてきた料理の種類によって味覚のキャパシティーが限られてくるんでしょうか?

そういえば和食一辺倒で生きてきた老人にクリームシチューを食べさせたら否定的な感想がかえってくる気がします。

 

何でもおいしいと思える感性はれっきとした能力だと感じる今日この頃。