ベトナム幼児の食事マナー
ベトナム人の食事マナーが日本のそれと比べると悪いというのは周知の事実です。食べながら話すとか、ゴミはテーブル下に捨てるとかなどなど。まあ最近では都会を中心に少し改善してきている感はありますが、ローカル地域にいけば上記のようなことはザラにあります。ただこれは文化的な側面もあるので何とも難しいところ。日本でもヌーハラとか言うのがあるわけですから。
ということで今回のテーマは幼児の食事について。いや、幼児の食事に関するしつけ方についてと言ったほうが正確かもしれません。
私のベトナム親族含め、周りには大勢の幼児がいます。一般的にベトナムの幼児は日本の幼児と比べて自分でご飯を食べることができるようになる年齢が遅めで、幼稚園ぐらいの年頃でも親や家族からご飯を食べさせてもらっている光景が日常です。
基本的に自立の年齢が遅いとされているベトナムのなので、この点については最初違和感を覚えましたが、現在ではまあそんなものかと流しています。もちろん私が親になった場合はこれに倣う気はありませんが。。。
ただご飯を食べるときの要素としてもう一つ気になるのは、食事のメリハリがないことです。日本では(というか私の家庭?)かなり小さいときから食べるときと遊ぶときの区別がはっきりさせられています。例えばご飯を食べながら遊んだり、食べている途中で遊んで、また食べるといった行為は行儀が悪いということでよく親から怒られたものでした。
「食べ終わってから、遊びなさい!!」
というように。
ただどうもベトナムではこの意識が低いようで、子どもは食事中だろうが遊びまくります。親は注意するどころか走り回っている子どもを親が追いかけて、スプーンから口へご飯を入れてあげる。こんなやり取りが普通です。
日本のように幼稚園で皆が手を合わせて「いただきます」なんて統率はこちらではかなり難しいんじゃないでしょうか。
食事の席の傍ら、子どもが走り回っているのを全く注意しない親に怒りを感じるのは私が日本人だからでしょうか。それとも単なる私個人の性格の問題でしょうか。ベトナム人の食事マナーが悪いというのは幼少期から遡れるのかなぁと時々思います。