ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムの家賃値上げに怯える

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賃貸のマンションなどに住んでいるとそこの大家と賃貸契約を結んで定期的に家賃を支払うことになります。こちらでは仲介業者は入れど、一度契約を結んでしまえばあとはその大家とやり取りをして話を進めていいくことが普通でして、常に不動産会社が間に入って世話をするのは短期的に滞在する外国人や、一部の超高級マンションとなります。

 

なので大家と家賃交渉をしながら賃貸契約書を結ぶ訳ですが、こちらでは大体半年分の金を一括で払うことを求められることが多く(少なくとも3か月ぐらい)、契約は1年更新なんていうのが多いようです。なので契約を1年ずつ更新する形になるわけですが、その度に恐れるのは、今年はいくら値上げされるだろうかという不安。これは持ち家でなければ一生ついて回ることかと思います。

 

日本でも家賃の値上げはありますが、こと物価上昇の激しいベトナムではその上げ幅も激しく、場所によっては毎年1万円程度値上げをしてくる地域もあります。値上げをする大家も強気でして、

 

「別に嫌だったら出て行ってくれていいよ。他にも借りたい人はいくらでもいるんだから。」

 

のような態度に出る人もたくさんいます。本当に借り手がいるのかどうかは分かりませんが借り手と貸し手の駆け引きがこういうところに表れます。幸い私の大家は比較的良心的で、極端な値上げをしてくることもありません。(とは言っても年2500~5000円ペースの値上げはあります)

 

ひどい大家は今の借り手より大幅に高い家賃を払ってくれる借り手が見つかると、難癖つけて出ていかそうとするみたいですからタチが悪く、賃貸契約書があるといっても所詮は貸し手にとって都合のいいように出来ていることが多いです。こういった事情からベトナムで長期的(10年以上)に住むことが確定している場合は不動産を購入することを勧められます。