ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

日本ってどうなん:ベトナムの銭湯の可能性

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日本へ帰って当たり前のように湯船に浸かることができる度に、この日本の風呂文化は素晴らしいと実感します。もともと風呂好きな私ですが、特に冬場に火照った身体を外気で冷やしているときは本当に最高の気分になります。

 

ベトナムでもちょっといいところに住めばバスタブ付きの部屋もあるんですが、いかんせんお湯の量が安定しませんので、日本のように気にせずお湯をどんどん使うということができません。

近年では日本人向けの宿で大浴場を設置しているホテルや銭湯というのもハノイにできましたが、あくまでターゲット層は日本人に限定されます。ベトナム人はそもそも湯船につかる習慣がありませんし、銭湯のように見ず知らずの人の前で裸になることができません。

 

なので大浴場とか銭湯というのも顧客の数に限りがあるので、ベトナムでこういった施設の数が爆発的に増えるというのは恐らくないんじゃないのかなと感じています。しかしハノイは冬場で結構冷え込む時期があるので、こういったときは本当にバスタブが恋しくなります。実際身体が冷えたせいで抵抗力が弱まって風邪をひいたりもするわけですが、もし日本と同じ環境で風呂が使えれば冬場に風邪はひかないのになぁと勝手に確信しております。

 

ところでベトナム人の風呂に対する考え方の一つとして、単に身体を洗う所であるというところがあります。手洗いで洗濯をするときも風呂場ですることが多いですから、風呂というより洗い場という感もあります。日本人であれば湯船に浸かることでリラックス効果を得ることができる場でもあるわけですが、彼らは風呂場でリラックスなんていう概念がそもそもないわけです。もちろん汚れた身体を綺麗にしてリフレッシュするという感覚はあるのでしょうが、疲れを取るための入浴という感覚ではないのかと。

 

もし風呂に対してこういうことを求めるようになれば、もっとバスタブが普及するんでしょうけどね。

 

 

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