ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

政治家の不祥事に対する日本とベトナムの違い

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ベトナムの政治家が隠し子をもっていたことが発覚して、党員法違反により罰金刑を課されたそうな。他にも色々な不祥事で罰金刑を食らっている党員関連のニュースをちょいちょい耳にします。ベトナムの政治家の場合、何か不祥事があったら罰金刑というのが一般的で辞任に追い込まれるということはあまりありません。それもそのはず一応一党独裁ですから野党は存在しませんし、国民も政治家批判を公には主張しませんから辞任の風を吹かせることはできません。

 

これが良いか悪いかはともかく、日本の政治家のニュースを見ていると辞任し過ぎな気もします。もちろん重篤な犯罪を犯した場合、公務から退くのは当然かと思いますが、情事にまつわるセクハラや不倫などで辞任する政治家が多いこと多いこと。。。というよりメディア始め、国民、野党がそういう方向にもっていくのが大半なんでしょうけど。

昔、アメリカのメディアが「日本の政治家は辞任することで職務を最後まで全うしようとしない」という批判をしていました。それを切腹となぞらえている日本の漫画もありましたね。

 

もともと日本語のヤジで「やめろ」とか「帰れ」というのは昔からあり、スポーツの世界でもそんなヤジが飛び交っていました。このフレーズのヤジは日本語独特のような気がします。少し論理が飛躍しますが、自分にとって気に入らない存在は消えてもらう精神なのかと。日本の帰れコールとアメリカのブーイングは性格が異なっていると思います。また、辞めたとたんにバッシングが止む日本文化と辞めて以降もバッシングが続く韓国文化とも異なります。

 

私個人的には議員のセクハラや不倫は当事者で解決してくださいというところで、そこに国会答弁での時間を使うならもう少しマシな話題で世間に還元してくださいと言いたい。もちろんその交際費が政務活動費に充てられてたとかなら大問題ですが、そうじゃなければ家庭の問題だろうと。

政治批判のできない体制というのもどうかと思いますが、どうも近年の日本は政治のアラを叩くところに集中しすぎている気がするのは気のせいですかね。