ベトナムってどうなん?

ベトナム人嫁と暮らしながらベトナムを考える

なぜベトナム人はテトの後に仕事を辞めるのか

何だかんだで今年もあと一か月あまりとなりましたが、ベトナムでは旧正月(テト)で1年を括るので、12月が来ようがそれほど年の瀬を感じさせるような雰囲気はありません。一方テト休みはベトナム人にとっても外国人にとっても貴重な長期休暇となるので、非常に楽しみな時期になります。

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一方、外資の経営者にとっては少し心配な時期でもあるこの旧正月期間。というのもベトナムではこの旧正月明けに退職者が出やすいためです。新年開けて今年もがんばろーてときに主要メンバーから退職を告げられる経営者はこの時期の風物詩。新年早々代替え人材を探すのに奔走する方も珍しくありません。

では、なぜこの時期に退職者が多くなるのか。主な理由は二つあります。

 

一つは旧正月前に支給されるボーナスを貰うため。ベトナムでは旧正月前にボーナスが支給されることが普通です。で、本当はもっと前から辞めたいと思っているんだけど今辞めたらボーナスがもらえないから、とりあえず転職先を探しつつボーナスが出るまでは今の会社にいようという魂胆。このケースは次の自分の転職先を内密に準備しているケースが殆どです。場合によっては同業他社から引き抜かれてというケースもよくあります。

 

二つ目は故郷が恋しくなったから。こちらはワーカーなどの作業者に多いです。仕事を求めて都会に出てきたものの、年に1回の帰省で親族皆と楽しくワイワイすることができて、「やっぱり田舎っていいなー」と郷愁の念に駆り立てられてしまうパターンです。特に独身とかなら周りの親族も「もう田舎に帰ってきたらいいよ」なんて優しい言葉をかける人も多いですから、旧正月明け後にそのまま連絡なしで戻ってこないスタッフなんていうのも時々います。

 

以上から日系企業もそろそろ退職者予備軍が準備をし始める頃かな…と色々事前策を打って出るのですが、こればっかりは本当にその時にならないと分かりません。おそらく来年の旧正月明けに「お前の会社のスタッフはどうだった?」と酒の席での退職ネタに華を咲かせることになるのでしょう。ある意味この時期の風物詩のようなものです。