ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナム風味の日本料理って何だ?

今日嫁が本屋で「ベトナム風味の日本料理」という本を買ってきました。嫁も日本料理を勉強したいという気持ちがあるのでしょう、それについては嬉しいのですがベトナム風味というのが何とも興味をそそります。というか「タコ焼き」のことを「トコヤキ」と誤表記しているあたり既に怪しさ満載です。

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とりあえず本を開いて読んでみるもなんて事はない、ベトナム料理に無理やり日本料理っぽさを取り入れたような料理が並んでいます。これを何も知らずに日本人が見たらベトナム料理の紹介かな?と思うようなレベルです。そもそも照り焼きと書いてあるのに何で白いソースがかかっているんだ?とツッコミどころ満載の本なわけですが、嫁のように何も知らないベトナム人が買ったら、これが日本料理だと思い込んでしまう可能性があるのは怖いところです。

 

ところで各国料理に優劣をつけるのはナンセンスだと思うんですが、日本料理は何かと手間がかかる調理が多いように思います。その手間が奥行きのある味わいを生み出しているというのが、最近分かるようになってきました。そういう意味ではベトナム料理はおいしいのはおいしいんですが、深みのある味わいという部分はない印象です。この深みのある味わいというのはかなり抽象的な表現ですので、嫁に説明するのも難しいのですが、ハノイにある日本料理屋でもこの深みを出せる店が生き残れる一つの基準になっているような気がします。

日本料理と言われると正確には違うのですが、ベトナムでのカレーの不人気は私にとって悲しいところです。というか単純に食べ慣れない味なので、受け入れられる人が少ないというのが専らの現状です。私の嫁も例外ではありません。嫁もカレーが好きではないので、いつも嫁がいないタイミングを見計らって一人でカレーを食べている自分がいます。ハヤシライスは結構好きな嫁ですが、食卓にカレーが並ばない家庭というのはカレー党の私にとっては悲しいところ。将来子どもができて、ベトナムで生活をしていたらカレー嫌いになってしまう可能性が高いので、できるだけ子どもには小さいころからカレーを食べる習慣を身に着けさせようと密かに考えています。

 

まあカレー嫌いだったら社会的に困るということはないんでしょうけど。。。