ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムの家電量販店

ベトナムでは家具家電が標準装備のところに入居するのが普通なんで、一時的な赴任者が家電量販店で家電を買い求めることはあまりないかと思われます。しかし私のようにベトナムが生活の拠点となっていると、家電を買う必要になるケースも多く、それこそいくつかの店を梯子して値段などを吟味することも求められます。

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さて、ベトナムにもヤマダ電機やヨドバシカメラのように規模はそこまで大きくなくても専門の家電量販店があるわけですが、あくまでローカルなんで商品を英語で流ちょうに説明できるスタッフが常駐しているかといえばそんなことはありません。時々私が商品を見ているとスタッフが声をかけてきますが、付きまとわれる接客は嫌いなので最初に英語を話すとそれ以降は一定の距離を置いた状態で近寄ってこなくなります。(下手にベトナム語を話すとガンガン来るから面倒臭い)

 

ところで日本で生まれ育った私にとって家電品といえば世界のソニーや東芝といった日本製を買うのが普通でした。いやむしろ家電品を買う必要が出たときに日本製以外の選択すらなかったように思います。しかしベトナムでは日本製か韓国製のどちらかで選ぶことが私にとっての標準。こちらではSAMSUNGやLG電子がかなり幅をきかせてますので、少し安くて質もそこそこの韓国製も十分購入対象として考えられます。

 

今から15年前くらいでしょうか。当時まだ学生だった私がバンコクへ行ったときに、空港の液晶などが全て韓国製だったことに驚いたことがありました。ソニーやパナソニックといったブランドが世界で絶対的だと思っていたわけですが、東南アジアでは確実に韓国企業が根付いているんだなぁと感じたことをはっきり覚えています。

日本にはSAMSUNGなどの韓国系はなかなか根付きにくいでしょうから、あまり日常生活で上記のような韓国企業を認識することは少ないのかもしれません。しかしこちらで住んでいると寧ろ韓国系企業のほうが勢いを感じるものです。

 

何かのニュースで読みましたが、世界トップレベルの技術というのも現在では日本も韓国もかつてほど差がないのだとか。ただその技術を支える部品などの精巧さにおいては日本のほうが圧倒的に上だそうで、それを作る日本の中小企業が実は凄いらしいです。

韓国はトップレベルの技術を取り入れてきましたが、それを支える下の部分が追い付いていないそうで、そういった状況を「産業の下駄化」と呼ぶそうです。